パスポートの発行期間・日数と、最短1日で取れる2つの秘策!【即日発行】
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
パスポートは、申請してから発行されるまでに数日掛かります。
そこでこのページでは、
発行に最短何日掛かるのか?
即日で発行できないのか?
必要書類を少しでも早く集めるには?
と言った、パスポート取得における「時短テク」を分かりやすく紹介しています。
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パスポートが出来るまでの時間はどれくらい?
パスポートを作成する時は、日本全国どこであっても
@申請
A後日、受け取り
という「二段階での取得」になっています。
そして、この「パスポート申請から受け取りまでの時間」が長いことがネックとなる場合があります。
たとえば、
- 急遽、出張を命じられた
- 出発日の数日前に、期限が切れていることに気づいた
- 新婚旅行なのに、発行することを忘れていた
などなど、理由は色々あれど「早く欲しい!」という時に、非常に不便を感じます。
パスポート発行までの期間は何日か?
では実際に、「申請〜発行」までの期間は何日くらいでしょうか?
「人口の多い都道府県」と「人口の少ない都道府県」の一部において、発行期間を挙げてみましょう。
※すべて土日・祝日・年末年始を除いた日数です
【人口の多い都道府県】
人口の多い 都道府県 |
受取までの期間 (申請日・受領日を含む) |
---|---|
東京 |
6日間 (参考:東京都生活文化局) |
大阪 |
府の窓口:6日間 (参考:大阪府/窓口のご案内) |
神奈川 |
横浜・川崎・厚木の窓口:6日間 (参考:神奈川県パスポートセンター) |
愛知 |
愛知県旅券センター:6日間 (参考:愛知県:パスポート窓口) |
埼玉 |
6日間 (参考:埼玉県パスポートセンター) |
【人口の少ない都市】
人口の少ない 都道府県 |
受取までの期間 (申請日・受領日を含む) |
---|---|
鳥取 |
倉吉市:7日間 (参考:鳥取県パスポート申請案内) |
島根 |
パスポートセンター:5日間 (参考:島根県パスポートの取得) |
※正確に記載してはおりますが、万が一「県のHP」と差異がある場合は、「県のHP」が正しい情報です
平均すると6〜8日かかる!
上の表をご覧頂ければ分かるとおり、平均して
6〜8日(土日を含めて考えると8〜10日)
かかります。
これを見ると、
「人口の多さ」と「発行スピード」はあまり関係ない
という事が分かりますね。
また「府や県が開いている大きな窓口」の方が、「市町村の窓口」よりも平均して受け取りが早い事も分かります。
ただし、住んでいる住所によって「申請できる窓口」が決まっている場合もありますので、申請前に必ず「どこで申請すべきか」を確認するようにして下さい。
と言うことで、土日を含めて考えると、申請後10日ほど掛かるのは免れないため、
「どうしても早く発行しなければならないんだ!」
という方は、これから紹介する2つの方法を参考にして下さい!
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秘策@:緊急発給してもらう!(最短1日)
早急に発行してもらう1つ目の秘策は、「緊急発給制度」を使うことです。
「緊急発給制度」と言うのは、海外で家族が大怪我をしたり、危篤となった時に、急遽看病などに行くために最短即日でパスポートを発行してもらえる制度です。
「緊急発給制度」を使うには?
この制度は、あくまでも「病気などで急遽駆けつけなければならない」という人に向けた制度です。
ところが、ビジネス誌「プレシデント」の2010年1月18日号では、
「ビジネスであってもこの制度を応用することで、最短20分で発行できる」
と紹介しています。
内容として、ビジネスに応用する時は
- 現地でのスケジュール表
- 会社からの出張命令書
- 現地主催者からの、自分に宛てた要請文
など、「遊びではなく、企業の損失に繋がるため、どうしても行かなければならない」という事を証明する物を、出来るだけ添付しなければならない、と言った趣旨のことが書かれています。
では「本当にこの制度を今も応用出来るのか?」と言うと、正直ハードルが高いですが、「各都道府県の窓口」に打診してみるだけの価値はあります。
ちなみに、外務省のHPには以下のように書かれています。
【外務省のHPを一部引用】
Q. パスポートを緊急に発給してもらえる方法はありますか?
海外にいるご家族の入院など人道上の理由があり、緊急に渡航する必要がある方については、ご家族が入院していることを証明する書類等の提出により、パスポートを緊急に発行する場合があります。
引用:外務省
各都道府県のHPを見ても、やはり「人道上の理由」という一文があります。
人道とは「人として守り行うべき道」という意味があり、ビジネスや観光目的で結びつけるのは、やや難しいような気もします。
ただし最終的な判断は外務省が行うため、「どうしても当日発行しなければならない」と言う理由があるのであれば、それなりの理由を揃えて打診してみましょう。
なお、
- 業務における緊急の発給
- 「旅行前に期限切れに気づいた」など観光目的での緊急発給
については、一般的には次に紹介する「早期発給制度」を使うように指示されるでしょう。
「緊急発給」に必要なものは?
もし「緊急発給制度」を使う場合は、「その事実を確認が出来る物」が必要です。
たとえば「病院から発行される入院証明書」などを、FAXで送ってもらう必要があります。
そのほか、一般的な「パスポート申請」でも必要となる
- 戸籍謄本(抄本)
- 写真
- 身分証明書
- 住民票(不要な場合が多い)
は必要となります。
これらをなるべく早く集める方法は、のちほど『 「必要書類」を出来る限り早く集めるワザ! 』で紹介します。
「緊急発給」時の注意点!
緊急発給を行うには、事前に電話での連絡が必須となっております。
さらに通常とは違う場所で申請・発行される(※)事も多いため、必ずHPで確認しましょう。
※違う場所での発行とは?
たとえば、千葉県成田市に住んでいる場合は、通常は「成田市役所」で申請・受取が出来ます。
しかし緊急発給の場合は、「千葉県中央旅券事務所」で取り扱われます。
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秘策A:早期発給してもらう!(最短3日)
早期発給制度は、
- 急に海外出張が入った
- 旅行前に「有効期限切れ」に気づいた
- 紛失してしまい、全然見つからない!
などの場合に、追加手数料を納めることで「申請日含めて3日目にパスポートを受け取れる制度」です。
つまり「月曜日」に申請すれば「水曜日」には受け取る事が出来るのです。
ただし土日・祝日を除いて3日間ですので、「金曜日」に申請すると「火曜日」に受け取ることになります。
それでも通常は土日含めて10日ほど掛かるため、かなり短縮出来ます。
誰でも制度が使えるの?
都道府県によって微妙に異なるのですが、基本的にはビジネス目的・観光目的は問わず、「通常のパスポート申請では、海外への出発に間に合わない人」であれば使える制度です。
ただし、以下の方は使えません。
- 海外へ渡航する予定が無い人
- 住民登録している市町窓口よりも、「県庁での申請・受取」の方が近くて便利なため、制度を使おうとする人
- 海外から「一時帰国中」であり、旅券の切り替えをしなくとも、滞在国へ再入国できる人
- 一般旅券発給申請書(パスポートの申請書)における、「刑罰等関係欄」に該当のある人
また、長野県においては「出張命令証明書」の提出を求めているため、中には長野県のように「仕事でなければダメだ」という県もあります。
ちなみに、申請・受取は必ず本人が行く必要があります。代理申請や代理受領は出来ません。
どこの都道府県でもある制度なのか?
この制度は「すべての都道府県にあるのか?」と言うと、そうでもありません。
むしろ当サイトが確認した限りでは、制度を導入しているところの方が少ないです。
たとえば、岡山県がこの制度を始めたのが「平成26年」なので、まだまだ新しい制度とも言えます。
【岡山の制度開始案内】
ちなみに、もっとも需要があるであろう「東京」には、この制度はありません。(電話で確認済み)
実際に当サイトで調べた結果、まだまだ多くの都道府県でこの制度が確認出来ませんでした。
以下は、各HPにおける「早期発給という文言」の有無についてです。
- 北海道
- 長野
- 栃木
- 千葉
- 神奈川
- 大阪
- 岡山
- 広島
- 山口
- 長崎
- 大分
- 鹿児島
- 青森
- 秋田
- 岩手
- 山形
- 宮城
- 福島
- 茨城
- 群馬
- 埼玉
- 東京
- 新潟
- 山梨
- 富山
- 静岡
- 石川
- 岐阜
- 愛知
- 福井
- 滋賀
- 三重
- 京都
- 奈良
- 兵庫
- 和歌山
- 鳥取
- 島根
- 香川
- 愛媛
- 高知
- 徳島
- 福岡
- 佐賀
- 熊本
- 宮崎
- 沖縄
上記は、あくまでも「各都道府県のHP」を確認しただけの結果(東京は電話確認済み)であり、「HP上に載せていないが、制度自体はある」という可能性もあります。
ただし、そういう都市では「早期発給のハードル(条件)が高い」可能性も考えられます。
「どうしても間に合わない!」という場合は、とりあえず都道府県の窓口へ確認してみましょう。
「早期発給制度」に必要な物は?
「早期発給制度」を使用する場合、必要となるものが大きく3つあります。
早期発給では、
「早期発給願」の提出が必要となります。
広島県ではHPよりダウンロード出来ますが、申請当日に渡される所が多いです。
早期発給であっても、通常のパスポート申請と同様に、
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本もしくは戸籍抄本
- 写真
- 身分証明書
- 住民票(不要な場合が多い)
が必要です。
これらをなるべく早く集める方法は、のちほど『 「必要書類」を出来る限り早く集めるワザ! 』で紹介します。
ただし、緊急発給は通常とは違う場所へ申請・発行される(※)事が多いため、まずはその都道府県のHPを確認し、電話で確認して下さい。
上乗せされる手数料は、都道府県によって異なります。
■例1)岡山県の場合
⇒通常発行手数料+6000円
■例2)広島県の場合
⇒通常発行手数料+4000円
通常の手数料については、『 パスポートの作り方3ステップ!最速の取り方を伝授!【必要な物&書類】 』内のstepBで説明しています。
「早期発給」時の注意点
早期発給を行う場合、申請書類の不備を防ぎ,確実に早期発給を行うために、まずは電話での連絡が必須となっております。
さらに通常とは違う場所で申請・発行される事も多いため、必ず確認して下さい。
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秘策B:代理人にお願いする!
これは「秘策」と言えるほどでもありませんが、パスポートの「申請」に関しては、代理人にお願いすることが可能です。
代理人は家族でも知人でも問題ないため、「平日に申請に行けない方」はぜひ有効活用してみて下さい!
>>パスポートの「代理申請」は簡単!代理人に必要な物&注意点まとめ
「必要書類」を出来る限り早く集めるワザ!
「緊急発給」や「早期発給」の使用有無に関わらず、パスポートを申請するにあたっては
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本もしくは戸籍抄本
- 写真
- 身分証明書
- 住民票(基本は不要)
が必要となります。
そこでここからは、これらの必要書類を少しでも早く集める方法を説明していきます。
「発行までの時間」はなかなか短縮できませんが、「書類を集める時間」を短縮することは出来ます!
パスポートの申請書は「一般旅券発給申請書」と呼ばれており、
- 各都道府県のパスポートセンター
- 区役所
- 市役所
- 町役場
などに設置されています。申請書を郵送してもらうことは出来ません。
この申請書は
- 5年有効なパスポート
- 10年有効なパスポート
の2種類に分かれていますが、20歳未満の方は「5年有効なパスポート」しか発行できません。
予め記入しておくとスムーズ!
大型連休前(GWや夏休み)は、パスポートセンターが非常に混みます。
「記入台がなかなか空かない」などの可能性もあるため、出来ることなら予め申請書を持ち帰り、記入しておきましょう。
戸籍謄本もしくは戸籍抄本が1本必要です。
(発行後6ヶ月以内のもの)
- 家族分のパスポート申請
⇒「戸籍謄本」を取得しましょう。
- 一人分のパスポート申請
⇒「戸籍謄本・戸籍抄本」どちらでもかまいません
コンビニで取得すると早い!
戸籍謄本(抄本)は、コンビニのマルチコピー機で取得できます。
ただし、「マイナンバーカード」がなければコンビニサービスは受けられないため、そのような方は「本籍の役所」へ申請が必要です。
>>最速10秒!現在の「本籍」を超カンタンに調べられる5つの方法!
本籍の役所が近いのであれば、直接窓口に申請しに行きましょう。
>>戸籍謄本・戸籍抄本の4つの取り方!どこで取ると得か?有効期限・値段
もし本籍が遠い場合は、郵送での申請が現実的です。
郵送の場合、戸籍謄本が返送されてくるのに早くとも5日ほどかかるため、なるべく早めに行動しておきましょう。
なお、まだまだ時間に余裕がある方は、マイナンバーカードを作っても良いでしょう。
>>実は超カンタン!マイナンバーカードの5つの作り方!申請期間はあるのか?
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>>戸籍謄本・抄本のコンビニ取得方法と7つの注意!費用・交付時間まとめ
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顔写真は、
- パスポートセンターに併設されている写真屋
- 街角の証明写真機
- スマホのアプリ
など、撮り方は自由です。
混雑する時期は、「パスポートセンター付近の写真屋・証明写真機」も混雑が予想されるため、予め撮っておくと当日はスムーズです。
ただし顔写真には「規格」や「撮り方の注意点」があり、その点をクリアしていなければ撮り直しになるため注意が必要です。
規格や注意点については、『 パスポートの作り方3ステップ!最速の取り方を伝授!【必要な物&書類】 』内のstep@で説明しています。
身分証明書は
- 運転免許証
- マイナンバーカード
などですが、健康保険証や学生証の組み合わせなどでも良いです。
身分証明書については、特段「時短のワザ」はございません。
身分証明書の具体例については、『 パスポートの作り方3ステップ!最速の取り方を伝授!【必要な物&書類】 』内のstep@で説明しています。
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パスポート申請は、原則「住民票を置いている都道府県」で行います。
しかし、理由があって「住民票を置いていない都道府県」でパスポートを発行する場合は、住民票が必要となります。
また「引越したばかりで “住民基本台帳ネットワークシステム” にまだ情報が反映されていない」も必要となります。
ちなみに、「住民票の移動」は法律で定められており、最悪罰金が課せられる事があるため、移していない方は要注意です。
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住民票はコンビニで取得できる!
「マイナンバーカード」があれば、戸籍謄本と同様に「コンビニ取得」が出来ます。
カードを持っていない場合は、
- 「住民票を置いている役場」に申請に行く
- 「住民票を置いている役場」から送ってもらう
のどちらかになります。
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あとは申請するだけ!
書類が揃えば、あとは
- パスポートセンター
- 市区町村役場の申請窓口
のどちらかに申請に行くだけです。
なお「住んでいる住所(住民登録している住所)」によって、申請窓口が決められている場合があるため、事前に自治体のホームページなどを確認しておきましょう。
申請方法や受取方法、手数料については『 パスポートの作り方3ステップ!最速の取り方を伝授!【必要な物&書類】 』のstepA以降を参考にして下さい。
海外旅行に行く前にはプランを比較しておけ!
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さいごに!
パスポートの発行期間・日数と、時短で取れる方法、書類の集め方について紹介しました。
状況によっては、このように「発行までの日数」を縮める事ができますので、「どうしても間に合わない」という場合は、まずは窓口に連絡してみましょう!
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