住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状の書き方!】
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
住民票を取得する場合には、本人以外でも、代理人にお願いすることで取得出来ます。
ただし代理人にお願いする場合は「委任状」が必要。
このページをお読み頂くことで、
- どのように代理人に頼めば良いのか?
- 誰に頼んでも良いのか?
- 委任状の書き方や入手先は?
- 家族の住民票を代理で取る時にも、委任状が必要なのか?
などがわかります。
分かりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです。
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「代理人取得」の流れはカンタン!
代理人による「住民票の取得」の流れは、いたってシンプルです。
- 代理人へ渡す「委任状」を書く
- 「請求書」を書く
- 代理人へ「委任状・請求書」を持たせて窓口へ申請してもらう
- 取得する
流れとしてはたったこれだけですので、とてもカンタンです。
「住民票の取得」を申請出来る人は3パターン!
「そもそも住民票を取れる人間は誰か?」という点をカンタンに説明しておきます。
例えば「この記事を読んでいるあなた」が、勝手に私の住民票を取ることは出来ません。これは当たり前のお話ですよね。
住民票を申請(請求)できる人は、
- 本人
- 本人と同一世帯の人
- 上記のいずれかの人から委任された人
の3パターンです。
このページでは「委任された人(代理人)による取得方法」を説明するわけですが、そもそもで@Aに当てはまっていない方から委任されるようなことがあれば、それは取得できませんので注意して下さい。
「同一世帯の人」とは誰か?
上記のAについて補足です。
住民票を取得する場合は、
- 住民票(世帯全員)
- 住民票(世帯一部)
のどちらかを選択します。
そして「世帯全員」に載っている人が「同一世帯の人」にあたります。
たとえ同じ住所に住んでいたとしても、二世帯住宅のように「住民票(世帯)が分かれているケース」もあります。
そのため、必ずしも
同じ住所=同じ世帯
にはならない、ということは認識しておきましょう。
家族の場合でも、代理時には委任状が必要なの?
よくある質問が「家族の住民票を取るのにも委任状がいるのですか?」というもの。
答えは、
世帯が違う(住民票が分かれている)のであれば、たとえ家族であっても委任状が必要
です。
これは上で説明した「2世帯住宅」と同じことで、たとえ家族が同じ住所に住んでいたとしても、世帯が違えば委任状が必要となるのです。
また、もし「未成年かつ住民票が分かれている子ども」の住民票を親が代理で取得する場合は、「未成年者には委任する力が無い」と見なし、委任状ではなく、子との繋がりが分かる「戸籍謄本」が必要とされます。
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>>戸籍謄本・戸籍抄本の5つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?
余談ですが「戸籍謄本・抄本」に関しては、結婚などにより親と子が違う戸籍に入っていたとしても、子どもが「親の戸籍謄本」を取得できますし、親が「子の戸籍謄本」を取ることも可能です。
代理人は誰でも良いの?
代理人は誰でもなれるのか?についてです。
委任状に書かれている方であれば、代理人は誰でもかまいません。
万が一「未成年」が代理人となる場合、パスポートをお持ちでなければ
- 学生証
- 預金通帳
- 健康保険証
などを2種類以上持参することで受付けてもらえます。
ただし自治体によって「証明として必要な物」は若干異なりますので、予め確認してから取りに行きましょう。
※「代理取得で必要なもの」はこのあと説明します
住民票の「代理取得」で必要となるものは5つ!
では続いて「代理取得時に必要となるもの」について説明しましょう。
代理人が提出するものは以下の5つです。
- 交付請求書
⇒「役所で貰う」もしくは「役所のホームページからダウンロードで取得」できます。
- 代理人の身分証明書
⇒運転免許証・パスポートなどの「写真つきの物」が原則。無い場合は予め役所に電話して確認しましょう。
- 発行手数料
⇒自治体にもよりますが、ほとんどの場合が300〜350円です。
- 代理人の印鑑
⇒多くの役所で「自署」となっているため不要なケースが多いです。必要な役所であれば、認印か実印を持参しましょう。100均の物で良いですが、シャチハタは避けた方が良いです。
- 委任状
⇒委任状は「役所で貰う」もしくは「役所のホームページからダウンロードで取得」できます。後に紹介する「委任状の書き方」も参考にして下さい
※交付請求書の書き方については、別ページの「住民票の請求書」の書き方を参考にして下さい。
委任状の書き方の例!パッと見て分かる!
では続いて、代理人が持参する「委任状」の書き方について説明しましょう。
委任状は
- 役所
- 役所のホームページからのダウンロード
のどちらかの方法で取得します。
書き方は?
各自治体によって「委任状のフォーマット」は異なりますが、記載する内容はほとんど差異ありません。
以下のとおり、委任状への「直筆での記載」と「押印」が必要です。
【例:大阪市のフォーマット】
【例:横浜市のフォーマット】
このようにフォーマット自体は違っていても、基本的には「権限を委任する」という事を書き示します。
ただし自治体によっては、以下のように記載事項を指定している場合があるため、「権限を委任します」という文言の他にも、具体的に書いておくと良いです。
- 何通必要なのか?
- 「世帯全員」なのか「世帯一部」なのか?
- 「世帯主との続柄」の記載有無
- 「本籍」の記載有無
- 「マイナンバー(個人番号)」の記載有無
※これらの項目は「交付請求書」に記入する箇所がありますが、それとは別に「委任状にも書くように指示している自治体がある」という意味です
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交付請求書の書き方は?
「交付請求書」に関しても、委任状と同様に「各自治体によるフォーマットが異なる」のですが、記載する内容に差異はありません。
書き方は別ページにて画像付きで説明しておりますので、そちらをご覧下さい。
代理取得による注意点は?!
代理取得にあたっては、以下のとおり注意点があります。
- 「マイナンバー」「住民票コード」の記載された住民票を代理取得する場合は、即日発行できず、後日本人宛に郵送される
- 郵便局の場合は「代理取得」出来ない
⇒一部郵便局で住民票取得することが出来ますが、代理取得は出来ません
「代理取得」以外にも取得方法はありますので、こちらをご確認ください。
>>住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
さいごに!
住民票の「代理人による取得方法」と「委任状の書き方」について説明しました。
委任すること自体はとてもカンタンですが、マイナンバーカードがあればコンビニでも簡単に取得できます。
>>住民票のコンビニでの取り方と5つの注意!交付時間やマイナンバー有無など
マイナンバーカードをまだ作っていない方は、とりあえずマイナンバーカードを作っておくと便利ですよ。
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