マイナンバーカードは、「通知カード」を紛失しても発行・受取できる!
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
マイナンバーカードは、国が普及させようと頑張っていますね。
しかしマイナンバーカードを作成する際には、「通知カード」が必要とされており、『すでに通知カードを紛失してしまったよ』とお困りの方も多いのではないでしょうか?
でも安心してください。
紛失していても、マイナンバーカードは問題なく作成できます。
しかも、手続き自体はとってもシンプルで簡単。
このページでは、カードを紛失した場合の作成の方法と、作成時の注意点についてまとめています。
- 「マイナンバー通知カード」を紛失した場合には、3つの対応がある!
- 紛失後にマイナンバーカードを取得する流れと、6つの注意点!
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「マイナンバー通知カード」を紛失した場合には、3つの対応がある!
▲マイナンバー通知カード▲
本題の前に、軽く「通知カード紛失時の対応方法」について説明させて下さい。
「マイナンバー通知カード」を紛失してしまった場合、大きく3つの対応が考えられます。
- 「マイナンバーカード」を発行する
- 「マイナンバー通知カード」を再発行する
⇒500円の手数料が発生する
- 何もしない
マイナンバー通知カードを紛失すれば、マイナンバーを他人に知られる恐れがあります。
しかし「それだけでは悪用されない」と言われていることから、「何もしない」という選択肢もあります。
※身分証とセットで紛失した場合は、「悪用のリスクがある」と見なされますので、マイナンバーの変更が可能
もし「通知カード」を再発行するのであれば、再発行手数料が掛かってしまいますので、マイナンバーカードを作った方がお得です。
※マイナンバーカード発行に費用は掛かりません
マイナンバーカードにはメリットがたくさんありますので、基本的には「マイナンバーカードを発行する」という選択肢を選びましょう。
もし他の選択肢を詳しく知りたい場合は、以下記事を参考にしてみて下さい。
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>>【マイナンバー通知カード】紛失時の3つの手続きと、悪用リスクまとめ
紛失後にマイナンバーカードを取得する流れと、6つの注意点!
ここからが本題です。
「マイナンバー通知カード」を紛失してしまった場合でも問題なく「マイナンバーカード」を発行できますが、いくつか注意点もありますので、順に説明しましょう。
実際にマイナンバーカードを作成するには、以下の4つの手順でアッと言う間に作れます。
今回は「通知カードを紛失した」というケースですが、2015年に「通知カード」が家に届いた際に、「交付申請書」が付属してます。
この交付申請書が手元に残っていれば、コチラを使います。
ただし、
- 交付申請書が届いた時とは違う住所へ引越している(その場合、申請書は無効になる)
- 交付申請書も紛失・破棄してしまった
という場合は、自治体の窓口で「新しい申請書」を発行して貰う必要があります。
新しく発行してもらう申請書には「申請書ID」が付与されており、この後の手順で使います。
なお「申請書IDの無い申請書」であれば、「手書き交付申請書様式」からダウンロードも可能。
ただしその場合「郵送による申請」しか出来ないうえに、さらに「マイナンバーの記入」が必要なので、そもそもマイナンバーを把握していな方は、どちらにしても窓口へ行く必要があります。
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>>マイナンバーがわからない時の5つの調べ方【即日で番号確認する裏技】
顔写真はパスポートと同じ規格のものを用意します。
写真の規格
- サイズ(縦4.5cm×横3.5cm)
- 最近6ヶ月以内に撮影したもの
- 正面を向いており、無帽、無背景のもの
- 裏面に氏名、生年月日を記入しておくこと
- 白黒の写真でも可能
ただしスマホで取った写真でもOKなので、このあと説明する申請方法のうち、
- スマホ申請
- パソコン申請
が圧倒的に楽です。
申請時にデータ送付することで、必要に応じてトリミングしてもらえます。
申請方法は、
- スマホ申請
- パソコン申請
- 郵送申請
- 証明写真機からの申請
- 窓口申請(一部の自治体のみ対応)
の5通りです。
@A:楽なのは「パソコン・スマホ申請」
上の流れで手続きすると、基本的に「申請書ID」が手元にあるハズなので、その場合は
- スマホ申請
- パソコン申請
が圧倒的に楽です。
スマホ・パソコン申請では「申請書ID」が必要ですが、顔写真とともに必要事項を記入してweb申請するだけです。
B:郵送申請はマイナンバーを把握しておこう!
もし「手書き交付申請書」を使う場合は申請書IDの記載がないため、「郵送申請」しかできません。
この場合も、あらかじめ用意した写真を「申請書」に貼って郵送するだけなのでシンプルですが、マイナンバーの記載が必要です。
C:「証明写真機による申請」もできる
街角にある「証明写真機」で写真を撮り、その機器で直接申請することもできます。
ただしこの方法では、申請書の「QRコード」が必要です。
※窓口で発行してもらえる申請書には、QRコードはありません
「通知カードと共に送られてきた交付申請書」が手元に残っていれば出来る方法ですが、写真代が掛かりますし、スマホやPCから申請した方が楽でしょう。
D:「窓口申請」は一部の自治体のみ
ほとんどの自治体では受け付けていませんが、一部では窓口申請を受け付けています。
自治体により異なるため、気になる方は電話で確認してみましょう。
申請後は1ヶ月ほどで、「通知交付書」というハガキが家に届きます。
【交付通知書】
出典:https://www.city.kariya.lg.jp/
届けば、そこに書かれた「受け取り場所」へマイナンバーカードを取りに行きましょう。
なお受け取りのタイミングで、本来であれば「通知カード」を回収されますが、今回は「すでに紛失している場合」の受取なので、代わりに以下のものを用意する必要があります。
- 自宅で紛失した場合
⇒必要な証明書は無いが、「通知カード再交付申請書」に紛失した経緯を記入する必要あり
- 紛失した場所が「自宅外」の場合
⇒警察署や交番で予め「遺失物届」の提出が必要(提出後に発行される「受理番号」が必要)
- 火災で焼失等した場合
⇒消防署や市が発行する「罹災証明書(罹災証明書)」が必要
上の流れで簡単に発行できますが、注意点だけまとめておきます。
- 手元に「交付申請書」が無い場合、役所での「申請書の発行」が必要。
- 手元に「交付申請書」があっても、すでに引越している場合は無効となるため、役所での「申請書の発行」が必要。
- 「手書き交付申請書」も使えるが、マイナンバーの記載が必要、かつ郵送申請しか出来ない。
- 申請方法は5通りあるが、PC/スマホ申請が楽である(スマホで撮った写真でOK)。
- 「証明写真機による申請」は、申請書のQRコードが必要(当初送られてきた申請書にはQRコードがある)。
- 自宅外で「通知カード」を紛失した場合、マイナンバーカード受取時には、「遺失物届の受付番号」や「罹災証明書(罹災証明書)」が必要。
まとめ!
「通知カード」を紛失した場合の、「マイナンバーカード発行・受取の流れ」を説明しました。
万が一通知カードと身分証を一緒になくした場合は、マイナンバーの悪用リスクがあるため、まずは市役所・区役所に連絡して、マイナンバー変更の手続きをしましょう。
>>マイナンバーの変更方法と、手続きに必要な条件2つ【必要書類まとめ】
通知カードだけ紛失した場合は、上記の流れで簡単にマイナンバーカードが手に入ります。
マイナンバーカードがあれば、戸籍謄本・住民票があっという間に手に入るほか、色々なメリットがありますので、なるべく早めに作成しておきましょう。
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