マイナンバーカードの有効期限を確認しよう!更新手続きと5つの注意点

マイナンバーカードの有効期限を確認しよう!更新手続きと5つの注意点

こんにちは。
元市民課職員のアキラです。

 

マイナンバーカードには「有効期限」が設けられているのをご存知でしょうか?

 

有効期限が切れると失効してしまうため、更新手続きが必要となります。

 

このページでは、

 

  • マイナンバーカードの有効期限はどれくらいあるのか?
  • どのように更新すれば良いのか?

 

について、どこよりも分かりやすく説明します。

 

 

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マイナンバーカードの有効期限は何年?

回りくどい説明を省き、さっそく有効期限について説明します。

 

まず「マイナンバーカードの有効期限」は、カードの表面に印字されています。

 

マイナンバーカードの有効期限

 

 

ではこの有効期限がどのように決まっているのかと言うと、「カードを発行した時の年齢」によって、以下のとおり決まります。

 

マイナンバーカード

発行時の年齢

有効期限

20歳以上

10回目の誕生日

19歳以下

5回目の誕生日

 

 

つまり、もしも25歳の時にマイナンバーカードを発行したのであれば、35歳の誕生日までが有効期限。

 

また、もしも19歳の時に発行したのであれば、24歳の誕生日までが有効期限です。

 

 

 

有効期限が切れたら?

「有効期限となっている誕生日」から1日でも過ぎれば、そのマイナンバーカードは失効してしまいます。

 

つまり、身分証明書として利用することが出来なくなります。

 

また、このあと説明しますが「コンビニでの住民票取得サービス」なども受けられなくなります。

 

そしてマイナンバーカードは「返納」しなければならず、変わりに「通知カード」を再発行してもらうことになります。

 

ただし「12桁のマイナンバー」そのものは、基本的には一生同じ数字を使い続けることになっているため、カードの有効期限が切れたとしても「あなたの番号」として存続します。

 

※番号が漏えいするなどして、悪用リスクがある場合のみ「番号変更」ができます
>>マイナンバーの変更方法と、手続きに必要な条件2つ【必要書類まとめ】

 

 

 

「電子証明証」の有効期限も把握しておく必要がある!

「マイナンバーカードの有効期限」として、実はもう一つ把握しておくべき期限があります。

 

それが「電子証明証」の期限であり、これもカードの表面に記載されています。

 

マイナンバーカードの電子証明証の有効期限

 

 

 

電子証明証ってなに?

マイナンバーカードにはICチップが内臓されており、その中には

 

  • 署名用電子証明書
  • 利用者証明用電子証明書

 

という2種類の証明書が搭載されています。

 

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>>マイナンバーカードの「電子証明書」を絶対使うべき理由4つとデメリット

 

 

この2つの「用途の違い」を簡単に説明すると、

 

  • 署名用電子証明書

    ⇒オンラインで確定申告する時などに使用

  • 利用者証明用電子証明書

    ⇒コンビニで「住民票・戸籍謄本」などを取得する際に使用

 

という違いがあります。

 

 

 

これらの証明書にも有効期限がある!

面倒なことに、マイナンバーカードそのものの有効期限以外に、これらの「電子証明書」に対しても有効期限が設けられているのです。

 

こちらは「発行時の年齢」によって有効期限の違いはありませんが、14歳以下は「署名用電子証明書」が発行できません。

 

カード

発行時の年齢

署名用

電子証明書

利用者証明用

電子証明書

20歳以上

5回目の誕生日

5回目の誕生日

15歳以上19歳以下

5回目の誕生日

5回目の誕生日

14歳以下

発行できない

5回目の誕生日

 

 

つまり、もしも25歳の時にマイナンバーカードを発行した場合、

 

  • 30歳の誕生日で「電子証明証」の有効期限が切れる
  • 35歳の誕生日で「マイナンバーカード自体」の有効期限が切れる

 

という、ややこしい状況になるのです。

 

 

 

「電子証明書」の有効期限が切れたらどうなる?

もしも「電子証明書」の有効期限だけが切れた場合は、「コンビニでの住民票取得サービス」などの「マイナンバーカードを持つことによるメリット」を受けられなくなります。

 

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つまりただの「マイナンバーを把握できる身分証明書」になってしまうのです。

 

そのため、「有効期限が切れる前に必ず更新すべきもの」だと考えておきましょう。

 

 

 

更新手続きはいつからいつまでにするの?

「マイナンバーカード」や「電子証明書」の更新方法を説明する前に、「更新するタイミング」について説明しましょう。

 

 

「マイナンバーカード」自体の更新タイミング

「マイナンバーカードそのもの」の更新手続きは、

 

「有効期間満了日の3か月前」から「有効期間満了日」まで

 

となっています。(参考:大阪府岸和田市HP

 

言い換えると、『期限3ヶ月前から更新できるけど、期限を切れると更新できないよ』という事です。

 

 

 

「電子証明書」の場合の更新タイミング

電子証明書についても、基本的には

 

「有効期間満了日の3か月前」から「有効期間満了日」まで

 

の間に更新手続きが必要となります。

 

ただし、もし期限が切れた場合は「更新」ではなく「新規発行手続き」となります。(参考:豊中市HP

 

後ほど説明しますが、その他の理由でも「失効」してしまうタイミングがあるのですが、その場合は「再発行」が必要です。

 

そしてマイナンバーカードそのものが有効であれば、いつでも「電子証明書」は再発行手続きが出来ます。

 

逆にもしもマイナンバーカードが失効してしまった場合は、カードの再交付を受けてから、電子証明書を再度申請することになります。

 

 

 

具体的な更新方法の流れは?

ではどのように更新手続きをするのか?確認していきましょう。

 

 

「マイナンバーカード」自体の更新方法!

2015年に制度が始まりましたので、2020年以降、更新が必要となってくる人が出てくるでしょう。

 

更新方法はシンプルで、有効期限の3か月以前に届く「有効期限通知書」を使います。

 

この通知書に記載の「ID」もしくは「QRコード」を使って、

 

  • スマートフォン申請
  • パソコン申請
  • 証明用写真機申請

 

にて更新できます。

 

市区町村の窓口で「交付申請書&封筒」をもらえば、郵送での申請も可能です。

 

※マイナンバーカードは自治体では発行できないので、基本的に窓口での更新手続きはできません

 

更新方法の詳細については、以下のページをご覧ください。

 

>>「有効期限通知書」と、更新手続きの詳細

 

 

 

 

電子証明証の更新方法!

電子証明書の更新は「お住まいの自治体窓口」で行います。

 

以下の3点を持参すれば更新できます。

 

  • 家に届く「有効期限通知書」
  • マイナンバーカード
  • 本人確認書類

 

ただし窓口で「暗証番号」の入力が必要となりますので、お忘れの場合はその場で「暗証番号の再設定」が必要となります。

 

暗証番号が分からない方へ
>>マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ

 

 

 

更新手続きに手数料は掛かるのか?

更新手続きに関する手数料は「無料」です。

 

有効期限が完全に切れてしまった場合は再発行ですが、それも無料です。

 

もしも紛失してしまった場合は、

 

  • マイナンバーカード:800円
  • 電子証明書:200円

 

の費用が掛かりますので要注意。

 

 

 

更新手続きに関する5つの注意点!

続いては、マイナンバーカードの更新に関する注意点を5つ説明します。

 

 

記載内容の変更があった場合は、署名用証明書が失効!

「有効期限」以外にも注意すべきことがあります。

 

非常に面倒な仕組みなのですが、

 

  • 住所
  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日

 

これらのいずれかに変更があった場合、電子証明書のうち「署名用電子証明書」は失効してしまいます

 

特に多いのが「引っ越しによる住所変更」ですが、引っ越し後は14日以内に住所変更が必要なので、そのタイミングで失効します。

 

ただし、住所変更する際にパパッと「署名用電子証明書の再発行」をすればOKなので、忘れずに併せて行いましょう。

 

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引っ越し時は「継続利用手続き」も必要!

引っ越し時にはもう一つ重要な点があります。

 

それが、引っ越し(転入)時に「継続利用手続き」をわざわざしなければならないという点です。

 

この手続きをしなければ、有効期限を迎えていなくとも、マイナンバーカードは失効してしまいます。

 

「継続利用」の手続き自体はとても簡単ですので、住民票を移動するタイミングで、忘れずにあわせて手続きしましょう。

 

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失効申請をしてしまった場合!

電子証明書に関しては、それぞれの証明書を失効させる「失効申請」という手続きがあります。

 

仮にこの手続きをしてしまっている場合は、有効期限に関係なく失効しますので要注意。

 

再度発行する場合は、窓口で「新規発行」の手続きが必要になります。

 

 

 

 

そもそも電子証明書を搭載していない場合も…

マイナンバーカードを発行する際に、「電子証明書の有無」にチェックを入れます。

 

もしも申請時に、下のGの部分で「不要」としてしまった場合、そもそも機能が搭載されていません。

 

 

 

また「署名用電子証明書」は、カード発行時に14歳以下の方は搭載できません。

 

これらの場合は、そもそも「電子証明書の有効期限」の概念がありませんので注意しましょう。

 

 

 

 

外国人住民の方は、個々の状況で変わる!

外国人住民の場合は、マイナンバーカードの有効期限が、個々の状況により変わります。

 

詳しくは以下のページをご確認下さい。

 

>>横浜市市民局「外国人の方のカード有効期限」

 

 

 

まとめ!

マイナンバーカードの「有効期限・更新方法」について説明しました。

 

最後に簡単にまとめますと…

 

  • マイナンバーカードには「カードの有効期限」「電子証明書の有効期限」の2つある
  • 「カードの有効期限」は、発行時の年齢によって10年もしくは5年である
  • 「電子証明書の有効期限」は、発行時の年齢関係なく5年である
  • 「カードの有効期限」が切れたら、身分証明としての機能や、搭載されている電子証明書も使えなくなる
  • 「電子証明書の有効期限」が切れると、ただの身分証明書になってしまう
  • それぞれ、有効期限の3ヶ月前から更新手続きできる
  • 更新手続き方法や手数料は、2018年時点では決まっていない
  • 署名用電子証明書は、記載内容の変更があれば自動失効してしまう
  • 引っ越し時には「継続利用手続き」をしなければ、カード自体が失効してしまう

 

 

すでに説明のとおり、引っ越しの際には必ず手続きが必要となりますので、以下の記事は必ず目を通しておきましょう。

 

>>マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意

 

 

ただし『私にはマイナンバーカードのメリットを感じられない…』と思った方は、失効・返納しても良いかもしれません。

 

>>マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性

 


 

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