住民票の「原本・写し・コピー」の3つの違いを分かりやすく解説します

住民票の「原本・写し・コピー」の3つの違いを分かりやすく解説します!

こんにちは。
元市民課職員のアキラです。

 

提出先から「住民票の原本を提出して下さい」と言われた時に、「住民票の写しで良いのか?」と疑問になったことがあるでしょう。

 

また「コピー不可」と記載があったときに、それって「写しではダメってこと?」と疑問になることも。

 

このページをお読みいただくことで、

 

  • 住民票の「原本」とはなにか?
  • 「写し」と「コピー」は違うのか?
  • コピーを使いまわすことは出来るのか?

 

などが分かります。

 

分かりやすくまとめましたので、ぜひ最後までご覧頂けますと幸いです。

 

目次
  • 住民票の「原本」「写し」「コピー」の違い!
  • 住民票のコピーは使えるのか?
  • コンビニの『マルチコピー機』で取れる住民票は「原本・写し・コピー」のどれ?

 

 

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住民票の「原本・写し・コピー」の違い!

結論から言いますと、提出先から「住民票の原本を提出せよ」と言われた場合は、「住民票の写し」を提出すれば良いです。

 

本当の意味での「住民票の原本」は、市役所や区役所に保管されています。

 

あなたが「住民票を下さい」と役場へ申請した場合、役場から貰えるのは「住民票の写し」であり、「原本を写したもの」を貰っているわけです。

 

原本そのものを貰うことは出来ません。

 

以下は東京都北区の「住民票の請求書」ですが、はっきりと「写し」と書かれています。

 


引用:東京都北区

 

 

つまり、一般的に「原本」=「写し」

つまり提出先から「原本を提出して下さい」と言われた場合は、「住民票の写し」を提出すれば良いのです。

 

「本当の意味での原本」は役場に保管されており、それをあなたが取得することは出来ません。

 

 

では「コピー」とは?

では「コピー」とは何か?と言うと、この「住民票の写し」をさらに紙などにコピーしたものを指します。

 

「コピー不可」としている所が多いと思いますが、その場合は「住民票の写し」を提出しましょう。

 

では「コピー不可」と記載がなければ、コピーを使いまわしても良いのでしょうか?

 

この点については、このあと説明します。

 

 

 

「住民票の写し」のコピー、使いまわせるの?

「住民票の写し」をさらにコピーしたものは、果たして使えるのか?

 

結論から言うと、

 

通常は無効となるが、提出先が「コピーOK」としているのであれば有効である

 

という答えになります。

 

当たり前ですが、

 

  • 賃貸契約
  • 銀行口座の開設
  • 運転免許証の更新

 

など、厳密に「住民票の写しを使って、身分を証明しなければならないケース」では、コピーは使えません。

 

特に明記が無い場合でも通常は「コピーは不可」と認識しておいた方が良いですが、どうしてもコピーを使わなければならない事情があるのであれば、提出先へ確認しましょう。

 

 

 

コピーするのは「有効期限」がないから?

「コピーして使いたい!」と思う理由は何か?

 

それは「有効期限が記載されていないからコピーを使いまわしたい」というものではないでしょうか?

 

では「住民票に有効期限はないのか?」と言うと…

 

有効期限はありません

 

ただし有効期限が無くとも提出先が「発行してから●ヶ月以内のもの」決めていることが多いため、その点は注意。

 

有効期限については以下でまとめております。

 

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>>住民票に有効期限はあるのか?提出先に求められる期限をまとめてみた

 

 

 

コンビニの『マルチコピー機』で取れる住民票は「写し」?「コピー」?

近年、住民票や戸籍謄本をコンビニのマルチコピー機で取得出来るようになりました。

 

↓以下のようなもの

 

ではこの「マルチコピー機」から出力される住民票は「写し」なのか?「コピー」なのか?と言うと、「写し」です。

 

つまり「正式な証明書」が取得できます。

 

200〜300円ほどの発行手数料が掛かるわけですから、それは当たり前ですね。

 

コンビニでの取り方は以下にまとめています。

 

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ただしコンビニで取得する場合は「マイナンバーカード」が必要となります。

 

マイナンバーカードの取得はとっても簡単ですので、「面倒くさそうだなぁ」と思っている方も、ぜひ一度以下を参考にして頂ければと思います。

 

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住民票の「取り方」や「注意点」まとめ

住民票の取り方は上記の「コンビニ取得」を含めて4種類ありますが、発行手数料が若干変わります。

>>住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】

 

 

もしも「取りに行く時間がない!」という場合は、カンタンに「代理人に頼む」ことも出来ますよ。

>>住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状】

 

 

なお住所が変わった際の「住民票の移動」は住民基本台帳法によって定められているため、移動していない場合は最悪なケースとして罰金を課される可能性もありますので注意しましょう。

 

 

 

 

 

さいごに!

住民票の「原本・写し・コピー」の違いについて説明しました!

 

基本的には「役所から発行された証明書をそのまま提出する」のが普通であり、「コピー機でコピーしたもの」を使えるのは稀なケースと考えておきましょう。

 

当サイトでは、「住民票」や「マイナンバーカード」、「戸籍の証明書」について分かりやすくまとめております。

 

ぜひ他のページも参考にしてみて下さい。


 

 

住民票の「取り方」


住民票の「移動」


住民票の「内容」


住民票の「種類」


その他、住民票の情報!

 

 

 

マイナンバーカードの発行


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