マイナンバーカード・通知カードの「氏名変更」手続きと、5つの注意点!
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
結婚・離婚などで「氏名」が変わることがあると思いますが、その時は
- 通知カード
- マイナンバーカード
の「氏名変更」手続きが必要です。
※デザインの違い
マイナンバー カード |
通知 カード |
---|---|
このページでは、この2枚のカードについて
- 「氏名変更」の手続き方法
- 氏名変更する際に気をつけるべきこと
を分かりやすく説明していきます。
人気の関連ページ!
- マイナンバーカードの5つの作り方!どの申請方法が簡単?申請期間は?
- マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性まとめ
- マイナンバーカードが届かない時の3つの確認!問い合わせ先はどこ?
- 【マイナンバー通知カード】紛失時の3つの手続きと、悪用リスクまとめ
- マイナンバーがわからない時の5つの調べ方【即日で番号確認する裏技】
マイナンバーカードの「氏名変更」方法!
▲マイナンバーカード▲
ここでは、マイナンバーカード(個人番号カード)の氏名変更について説明します。
「通知カード」をお持ちの方は、通知カードの「氏名変更」方法へジャンプして下さい。
手続きする場所は?
住民票を置いている市区役所で手続きします。
手続き出来る人は?
本人または同一世帯の方(同じ住民票に載っている方)
※代理申請については、後ほど5つの注意点の中で説明しています
手続きに必要な物は?
手続きに必要な物は、以下の4つです。
- マイナンバーカード
- 個人番号カード券面記載事項変更届
⇒窓口で貰えます
- 印鑑
⇒100均の物でもOKですが、シャチハタ・ゴム印はNGです。
- 2種類のパスワード
⇒この後説明します。
※マイナンバーカードに写真が載っているため、身分証は不要
2つのパスワードが必要!
手続きにおいては、
- 「住民基本台帳」のパスワード(数字4ケタ)
- 「署名用電子証明書」のパスワード(数字6ケタ)
という2つのパスワードも必要になります。
これらはマイナンバーカードを発行した際に、あなたが設定したものです。
まず「住民基本台帳」のパスワードですが、これは「氏名変更」の際に必要となります。
一方の「署名用電子証明書」のパスワードは、氏名変更によって失効してしまう「署名用電子証明書」を、再度発行するために使います。
(後ほど5つの注意点で説明しています)
「個人番号カード券面記載事項変更届」の書き方!
役所の窓口で貰える「個人番号カード券面記載事項変更届」の書き方について、加古川市のフォーマットを例にして紹介します。
※自治体によってフォーマットは異なりますが、記入する内容は同様です
記載する内容としては、
- 現在の身元情報
- 新しい名前
であり、難しい内容はありません。
氏名変更するとどうなるの?
手続きすれば、即日で「氏名変更」は完了します。
完了後は、マイナンバーカードの表面に名前が変わった旨が追記されます。
※赤枠内に追記されます
変更に関する注意点は?
変更に関する注意点もありますので、後ほど5つの注意点でまとめています。
通知カードの「氏名変更」方法について!
続いては、「通知カード」の氏名変更手続きについて説明します。
▼通知カード▼
通知カードの手続きも、マイナンバーカードの場合とほとんど同じです。
手続きする場所は?
住民票を置いている市区役所で手続きします。
手続き出来る人は?
本人または同一世帯の方(同じ住民票に載っている方)
※代理申請については、後ほど5つの注意点の中で説明しています
手続きに必要な物は?
手続きに必要な物は、以下の4つです。
- 通知カード
- 通知カード券面記載事項変更届
⇒窓口で貰えます
- 身分証明書
- 印鑑
⇒100均の物でもOKですが、シャチハタ・ゴム印はNGです。
「通知カード券面記載事項変更届」の書き方!
役所の窓口で貰える「通知カード券面記載事項変更届」の書き方について、加古川市のフォーマットを例にして紹介します。
※自治体によってフォーマットは異なりますが、記入する内容は同様です
記載する内容としては、
- 現在の身元情報
- 新しい名前
であり、難しい内容はありません。
氏名変更するとどうなるの?
手続きすれば、即日で「氏名変更」は完了します。
完了後は、通知カードの裏面に名前が変わった旨が追記されます。
※赤枠内に追記されます
変更に関する注意点は?
変更に関する注意点もありますので、後ほど5つの注意点でまとめています。
マイナンバーカード・通知カードの「氏名変更」に伴う5つの注意点!
では最後に、カードの氏名を変更するにあっての注意点を5つ説明しましょう。
- 14日以内に変更しなければならない
- 「署名用電子証明書」が無効になる
- 住所も変更になった場合は「継続利用」手続きも必要になる
- 代理申請する場合の注意点
- 交付申請書が使えなくなる
実は「通知カード・マイナンバーカード」は、氏名が変わったタイミングから14日以内に、記載内容を変更しなければならないと決まっています。
これは「マイナンバー法」にもしっかりと記載があります。
「マイナンバー法第7条5」の一部抜粋
前項の場合を除くほか、通知カードの交付を受けている者は、当該通知カードに係る記載事項に変更があったときは、その変更があった日から十四日以内に、その旨をその者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の長(以下「住所地市町村長」という。)に届け出るとともに、当該通知カードを提出しなければならない。
〜略〜
引用元:マイナンバー法
ただし厳密に決まっているかと言えば、正直「通知カード」についてはかなり曖昧な部分もあります。
なぜなら「通知カード」はあくまでも「マイナンバーを確認するだけのもの」であり、そもそもで身分証明書としての力も無く、提出する機会も限られているからです。
一方のマイナンバーカードに関しては、このあと説明する「他の機能」にも影響してくるため、早めに氏名変更することをオススメします。
これは「マイナンバーカード」をお持ちの方にだけ当てはまる内容です。
上でも軽く触れましたが、マイナンバーカードは氏名や住所などを変更すると、搭載されている「署名用電子証明書」という機能が失効してしまいます。
これは「署名用電子証明書」の中に、氏名や住所の情報が登録されており、それを後に変更が出来ない仕組みだからです。
そのため、氏名変更時には「署名用電子証明書」の再発行手続きも必要となります。
手続きは簡単で、
- マイナンバーカードを役場に持参する
- 署名用電子証明書の暗証番号(英数字混在の6桁〜16桁)を入力
- 発行完了
の3ステップです。
暗証番号が分からない方へ
>>マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
簡単なので、「氏名変更」の手続きと共にその場でササッと手続きしてしまいましょう。
なお手数料が200円かかりますが、2019年3月31までは無料です。
マイナンバーカードには、「利用者証明用電子証明書」という機能も搭載されています。
こちらは「コンビニでの交付サービス」などで使う証明書ですが、「署名用電子証明書」のような再発行は不要です。
※再発行無しで継続して使えます
こちらも、「マイナンバーカード」をお持ちの方にだけ当てはまる内容です。
今回の氏名変更が「結婚・離婚」によるものであれば、住所が変わっている可能性もあると思います。
もしも住所も変わっているのであれば、「個人番号カード券面記載事項変更届」に新しい住所を記載するだけでなく、「継続利用手続き」も必要となる可能性があります。
今回の住所変更が、以下に当てはまらない場合は「マイナンバーカードの継続利用手続き」が必要です。
- 23区における、同一区内での引越し
- 区のない市において、市内で引越すとき
手続きとしては、マイナンバーカードを窓口に持って行くだけでOKです。
「4桁の暗証番号※」入力を求められますが、暗証番号を忘れてしまった場合は、その場で「暗証番号の再設定」が必要となります。
その場合は、本人確認書類を持参しましょう。
※マイナンバー発行時にあなたが決めた「住民基本台帳事務用の暗証番号」です
>>マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
「住所変更」の手続きについては、以下の記事でまとめています。
人気の関連ページ!
>>マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
住民票の移動も14日以内!
「住民票の移動」も引っ越し後14日以内にしなければならないと定められています。
そのため、必ず住民票の対応もしておきましょう。
人気の関連ページ!
同一世帯の人(同じ住民票に載っている方)であれば、委任状も無く手続き可能です。
ただしマイナンバーカードの氏名変更には「暗証番号※」が必要ですので、予め本人から伝えておきましょう。
※マイナンバーカード発行時に決めた「住民基本台帳事務用の暗証番号」
同一世帯では無い方が代理人になる場合
もしも全くの他人が代理人になる場合は、「委任状」が必要になるほか、手続きに必要となる「券面記載事項変更届」の「代理人欄」にも記入が必要となります。
またマイナンバーカードの場合は、手続き後に文書が郵送され、氏名を変更する本人へ「手続きを行うことの確認(文書照会)」が行われます。
そのため、申請日当日には手続きが完了しませんのでご注意下さい。
これは今現在「通知カード」を所持しており、今後「マイナンバーカード」を発行予定の方に関わる内容です。
マイナンバーカードを発行する際には、通知カードに付属していた「交付申請書」を使用します。
※下の画像の緑枠の部分
しかし氏名が変わってしまうと、この交付申請書は使えなくなります。
そのため、もしもマイナンバーカードを発行したい場合は、役所に行って「新しい交付申請書」を発行してもらう必要があります。
郵送申請であれば「ダウンロード式の申請書」でも使えるのですが、話が長くなりますので、詳しくは以下のページを参考にして下さい。
人気の関連ページ!
>>マイナンバーカードの5つの作り方!どの申請方法が簡単?申請期間は?
まとめ!
マイナンバーカード・通知カードの「氏名変更」について説明しました。
マイナンバーカードには色々なメリットがありますので、まだ作ってない方は早めに作りましょう。
まだ持って無い方はコチラへ!
- 実は超カンタン!マイナンバーカードの5つの作り方!
- マイナンバーカードは、「通知カード」を紛失しても発行・受取できる!
- マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性!
- マイナンバーカードは写真なしで発行可能?「写真なし」を求められたら
- マイナンバーカードの交付申請書は4種類!失くして再発行した方は注意
- マイナンバーカードの「受け取り」方法!期限・所要時間・土日受取まとめ
- マイナンバーカードが届かない時の3つの確認!問い合わせ先はどこ?
- マイナンバーカード発行は即日可能か?発行日数を確認する2つの方法!
- 通知カードの「コピー」が違法となる場合と、7つの注意点
- 【マイナンバー通知カード】紛失時の3つの手続きと、悪用リスクまとめ
- マイナンバーカード・通知カードの5つの違いを「見本」画像で解説します
マイナンバーカードをお持ちの方へ!
- マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
- マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
- マイナンバーカードの有効期限を確認しよう!更新手続きと5つの注意点
- マイナンバーカードの「コピー」が違法となる場合と、7つの注意点
- マイナンバーの変更方法と、手続きに必要な条件2つ【必要書類まとめ】
戸籍謄本・抄本の「取り方」
- 戸籍謄本・戸籍抄本の5つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?
- 戸籍謄本・抄本を本籍地以外から取る3つの方法!【完全版】
- 戸籍謄本・抄本のコンビニ取得方法と7つの注意!費用・交付時間まとめ
- 戸籍謄本の取り寄せ方と必要なもの!【書き方・日数・速達方法も解説】
- 委任状の書き方と、家族(親・兄弟)が代理する場合の委任状の要否!
※代理人によって取得する方法
本籍・筆頭者の「調べ方」
本籍の「変え方」
戸籍謄本の「内容」
戸籍謄本の「種類」
- 戸籍謄本の種類は3つある!違いを画像付きで分かりやすく説明します
- 除籍謄本(抄本)とは?取り方や必要なもの!【相続での必要書類】
- 原戸籍(謄本・抄本)の取り方はカンタン!役割や読み方【完全版】
- 戸籍の附票とは?保存期間や写しの取り方・手数料【完全版】
その他、戸籍・本籍の情報!
住民票の「取り方」
- 住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
- 住民票のコンビニでの取り方と5つの注意!交付時間やマイナンバー有無など
- 住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状】
※代理人によって取得する方法
住民票の「移動」
- 住民票の3つの移し方と必要なもの!手続き期間は?土日もできる?
- 住民票を移さないのは罰金!『必要なとき』6パターンからデメリットを知ろう!
- 転出届に必要なものは?期限はいつからいつまで?【書き方も解説】
- 転居届に必要な物は5つ!期限はいつからいつまで?<書き方解説あり>
- 住民票移動(転入届)は引越し前でも可能?期限はいつからいつまで?
- 同棲は「住民票移動」が必須?世帯主の決め方と、手続き時の3つの注意点
住民票の「内容」
- 住民票の15の記載内容を「見本」で解説!記載事項から分かることは?
- 戸籍謄本と住民票の5つの違いを画像付きで分かりやすく解説!
- 住民票の「本籍地」の記載方法と、「省略」の意味!【記載時の注意点】
- 世帯主の意味とは?「一人暮らし」「同棲」では誰?世帯主は2人でもOK?
- 住民票コードとマイナンバーの3つの違い!【調べ方・使い道まとめ】
住民票の「種類」
- 住民票の種類は5つある!内容・用途の違いを画像付きで説明します!
- 住民票記載事項証明書とは?書き方・必要な物、コンビニで取る時の注意点
- 住民票の「原本・写し・コピー」の3つの違いを分かりやすく解説します
- 住民票の除票とは?保存期間や取得方法を見本で解説します【まとめ】
- 住民票の「謄本」と「抄本」の違いを、画像で分かりやすく解説します!
その他、住民票の情報!