マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除、変更方法まとめ
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
マイナンバーカード作成時には「暗証番号(パスワード)」を登録しますが、これを忘れてしまう人も多いです。
滅多に使わないものなので、メモしていないと普通に忘れますよね…。
ということで、このページでは、
- 暗証番号を忘れた場合の確認方法は?
- ロックが掛かった場合にどうすれば良いのか?
- 暗証番号はどうやって変更するの?
このあたりのお話を分かりやすくまとめてみました。
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マイナンバーカードには「4種類の暗証番号」がある!
マイナンバーカードを作成する際には、
以下の4種類の暗証番号を登録しています。
種類 |
暗証番号 |
---|---|
住民基本台帳 ⇒転入手続き・カードの登録情報変更などに使用 |
数字4桁 ※3つは同じ暗証番号でも可能 |
券面事項入力補助用 ⇒番号や住所・氏名などを確認する際に使用 |
|
利用者証明用電子証明書 ⇒コンビニ交付などに使用 ※機能搭載者のみ |
|
署名用電子証明書 ⇒e-taxなどに使用 ※機能搭載者のみ |
英数字6文字以上16文字以下 |
2020.5.1 追記
特別定額給付金の申請では、「署名用電子証明書」の機能を使用します。
そのため、マイナンバーカード作成時にこの機能を搭載しなかった方は「オンライン申請」できません。
もしもカード作成時に「署名用電子証明書」を搭載しなかった方は、
- 住民基本台帳
- 券面事項入力補助用
の2種類のみパスワードを設定しています。
もしこれらの暗証番号を忘れてしまい、連続して3回(署名用電子証明書は5回)間違えると、ロックされてしまい「暗証番号の再設定」が必要になります。
マイナンバーカードの暗証番号を忘れた時の確認方法!
では本題ですが、もしも『マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった』という場合にどうすれば良いのか。
結論から述べますと、住民登録している市区町村役場へ行き、再設定手続きをするしか方法はありません。
ただし後ほど説明しますが、そもそも「カードが使えない状態」になっている可能性もありますので、その点も後ほど確認しておいて下さい。
暗証番号の再設定手続きに必要なもの
再設定手続き自体はとてもカンタンです。
以下の物を、「住民登録している市区役所or町村役場」に持参すれば再設定できます。
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 個人番号カード暗証番号再設定申請書
⇒窓口に設置されています
- マイナンバーカード以外の本人確認書類
⇒運転免許証・パスポート・身体障害者手帳など
忙しくて役場に手続きに行けない場合は、代理人にお願いすることも出来ます。
ただし代理人による手続きの場合は、後日、本人宛に「新暗証番号の照会(確認)」がありますので、申請当日には手続き完了しません。
委任状も必要となりますので、詳しくは自治体(市民課もしくは戸籍課)にご確認下さい。
マイナンバーカードのロックを解除する方法!
冒頭でも説明したとおり、「マイナンバーカードの暗証番号」は3回(※)連続で間違えるとロックされる仕様になっています。
※署名用電子証明書は5回
では『すでにロックが掛かってしまったよ!』という方はどうすれば良いのか。
この場合も、住民登録している役所での暗証番号の初期化(再設定)が必要。
解除に持参するものは、暗証番号の再設定に必要なもので説明しているものと同様です。
なお、ロックが掛かった後に暗証番号を思い出したとしても、一度ロックが掛かってしまった場合は初期化(再設定)が必要です。
また念のため、この後説明する「カードが使えない状態になる原因」も確認しておいて下さい。
暗証番号云々の前に、そもそもマイナンバーカードが使えなくなる要因もあります。
そもそも「マイナンバーカードが使えない状態(要因)」が3つある!
さて、ここまでは「暗証番号の確認方法・ロック解除方法」を説明してきましたが、そもそもマイナンバーカードは以下の3つの要因で使えなくなります。
手続きしているかどうか、今一度確認してみましょう。
一番多い手続き不備としては、
- 結婚・離婚等による「氏名変更」時の手続き不備
- 引越しによる「住所変更」時の手続き不備
が挙げられます。
氏名や住所が変更された場合は、搭載されている「署名用電子証明書」という機能が失効してしまいます。
「署名用電子証明書」の中に、氏名や住所の情報が登録されており、それを後に変更が出来ない仕組みだからです。
そのため、氏名や住所変更時には「署名用電子証明書※」の再発行手続きも必要となります。
※署名用電子証明書・・・e-taxなどで使うものであり、カード作成時に機能の有無を選べます
さらに住所変更の場合は、「継続利用手続き」も必要となる可能性が高いです。
決められた期限内に手続きしなかった場合は、マイナンバーカードが失効しますので要注意です。
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冒頭でも説明のとおり、マイナンバーカードは「4つの機能」に対して暗証番号を設定しています。
- 利用者証明用電子証明書
- 署名用電子証明書
- 住民基本台帳
- 券面事項入力補助用
ただしこのうち、
- e-taxなどに使われる「署名用電子証明書」
- コンビニ交付などに使われる「利用者証明用電子証明書」
の2つの機能については、カード発行時に「機能の有無」を選択できます。
※以下のGの部分で選択する
※申請書には他のフォーマットもありますが、同様の選択肢があります
また、カード発行時に15最未満の方や、成年被後見人の方にはこの機能は発行されません。
そのため、「そもそも機能が付いていない可能性もある」ということも認識しておきましょう。
マイナンバーカードには、
- マイナンバーカードそのものの有効期限
- 電子証明書の有効期限
という2つの有効期限があります。
そのため、カードそのものが使えなくなったり、電子証明書の機能が使えなくなる可能性があります。
「カードそのものの有効期限」「電子証明書の有効期限」は、それぞれカードの表面に印字されています。
※カードそのものの有効期限
※電子証明書の有効期限
マイナンバーカードの有効期限については、以下のページでまとめていますのでご確認下さい。
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>>マイナンバーカードの有効期限を確認しよう!更新手続きと5つの注意点
マイナンバーカードの暗証番号を変更する方法!
最後は、マイナンバーカードの「暗証番号の変更方法」についてです。
これはあくまでも、現在の暗証番号が把握している場合のみ出来る手続きであり、暗証番号を把握していない方は「暗証番号を忘れた時の確認方法」をご確認下さい。
暗証番号の変更手続きの流れ!
暗証番号の変更手続きはとてもカンタンです。
変更手続きとしては、
- パソコンからの手続き
- スマートフォン(Androidのみ)からの手続き
- 市区役所もしくは村町役場での手続き
の3通りありますが、オススメは役所・役場での手続きです。
なぜなら、
- パソコンやスマートフォンで手続きする場合は「クライアントソフト」のダウンロードが必要
- パソコンの場合、その他に「ICカードリーダライタ」が必要
であり、手続きが非常に面倒になるからです。
パソコン・スマートフォンから手続きする場合
パソコン・スマホからの手続きはあまりオススメしませんが、手続きする場合は以下ページへお進み下さい。
>>暗証番号変更の流れ
※横浜市のHPですが、書かれている内容は全国で使えるものです
役所・役場で手続きする場合
役所・役場で手続きする場合は、マイナンバーカードを持参するだけで問題ありません。
(マイナンバーカード自体が身分証明書を兼ねているため)
ただし暗証番号を変更する場合は、「変更前の暗証番号」が必要です。
当日暗証番号が分からない場合は「再設定」が必要となりますので、不安な方は、マイナンバーカード以外にもう一つ身分証明書(免許証やパスポートなど)を持参して下さい。
※変更のみの場合はマイナンバーカードだけで手続きできますが、再設定にはそれ以外にも身分証明書が必要となる
まとめ!
マイナンバーカードの「暗証番号を忘れた時の確認方法・ロック解除」について説明しました。
最後に簡単にまとめると…
- マイナンバーカードには4種類の機能があり、それぞれに暗証番号がある
- 2つの「電子証明書」については機能の有無を選べ、場合によっては暗証番号が2つや3つの人もいる
- 暗証番号を忘れた場合は、役所での「再設定手続き」が必要となる
- 3回連続で間違った場合はロックが掛かる(署名用電子証明書は5回連続)
- ロックが掛かった場合は、役所での「初期化(再設定)」が必要となる
- 氏名・住所変更時に手続きしなかった場合、「署名用電子証明書」の機能は失効している可能性がある
- 住所変更時に「継続利用手続き」しなかった場合は、マイナンバーカード自体が失効している可能性がある
- マイナンバーカードには「カードの有効期限」「機能の有効期限」が存在している
- 暗証番号の変更は、役所での手続きが最も簡単でオススメである
当サイトでは、マイナンバーカードについて分かりやすくまとめていますので、ぜひ他のページもご確認下さい。
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