住民票のコンビニでの取り方と5つの注意!交付時間やマイナンバーの有無などを解説!
こんにちは。
元市民課職員のアキラです。
今やコンビニでも取得が可能となった「住民票」。
ですが、「いつでも・どこでも・誰でも取得できる」というわけではありません。
このページでは、
コンビニでどのように取れば良いのか?
どの時間帯に発行できるのか?
何が出来て、何が出来ないのか?
などを、元市民課職員の筆者がどこよりも分かりやすく説明していきます。
人気の関連ページ!
- 実は超カンタン!マイナンバーカードの5つの作り方!申請期間はあるのか?
- マイナンバーカードの「受け取り」方法!期限・所要時間・土日受取まとめ
- マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性!
- マイナンバーカードが届かない時の3つの確認!問い合わせ先はどこ?
- 住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
- 住民票の3つの移し方と必要なもの!手続き期間は?土日もできるのか?
- 住民票を移さないのは罰金!『必要なとき』6パターンからデメリットを知ろう!
コンビニで取得する際の5つの注意!
まずはじめに、
- コンビニで取得するための準備
- 出来る事・出来ないこと
を含めて、5つの注意点として説明しますので、必ず目を通しましょう。
一つ目の注意点は「取得サービスへの対応可否」です。
住民票の「コンビニ取得サービス」は、「あなたが住民票を置いている市区町村」がサービスに対応しているのかどうかによって、利用の可否が決まります。
「住んでいる街のコンビニが対応しているか?」ではなく、あくまでも「自治体としてサービスに対応しているかどうか」が重要です。
「本籍地の自治体が対応しているか否か」は、利用できる市区町村で調べられます。
ちなみに、新潟市は平成30年3月1日より「コンビニ交付サービス」を始めましたが、これを聞いて「えっ!まだ始めてなかったんだ!」と思う方もいるでしょう。
案外、まだ対応していない市区町村もあるのです。
もし利用できないようであれば、ほかの方法で取得しましょう。
人気の関連ページ!
>>住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
二つ目の注意点は「取得に使えるカードは2種類しかない」という点です。
コンビニで住民票を取得するには、以下のどちらかのカードが必要です。
マイナンバーカード |
住民基本台帳カード |
---|---|
どちらも有効期限が切れていないものに限ります。
また、自治体によっては「住民基本台帳カード」には対応しておらず、「マイナンバーカード」のみの対応としている所もあるため、住基カードを使う予定の方は注意しましょう。
「マイナンバー制度」のはじまりによって、「住民基本台帳カード」の新規交付は平成27年12月末で終了しています。
なお、よく勘違いされているものが「通知カード」ですが、通知カードではコンビニ取得できません。
【通知カードでは取得できない】
通知カードは一人ひとりに対して自治体から送られてきていますが、マイナンバーカードは自ら申請しなければ作成されません。
なお「通知カード」を紛失していても、マイナンバーカードは発行できます。
人気の関連ページ!
マイナンバーカード無しでは取れないのか?
余談ですが、マイナンバーカード無しでは「コンビニでの住民票取得」は出来ません。
マイナンバーカードに搭載された「電子証明書」という機能で本人確認するため、カードが無い場合は他の方法で取得しましょう。
>>住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
三つ目の注意点は「コンビニ取得するための設定と暗証番号が必要」という点です。
マイナンバーカード、住民基本台帳カード、それぞれで説明します。
マイナンバーカード
標準的に搭載されている機能なので、意図的に機能を外していない限り、基本は皆さんついているハズです。
コンビニ取得サービスでは、マイナンバーカードに付属している「利用者証明用電子証明書」という機能を使います。
カード申請時(作成時)に、「電子証明書を希望しない」にチェックを付けてしまっている方は、機能がついていないので、役場で「電子証明書の発行手続き」が必要となります。
※15歳未満の方、成年被後見人の方は、原則もともと機能は使えません
なお、コンビニで住民票を取得する際には、「利用者証明用電子証明書の暗証番号4桁」が必要です。
「電子証明書」をもう少し知りたい方へ
>>マイナンバーカードの「電子証明書」を絶対使うべき理由4つとデメリット
暗証番号が分からない方へ
>>マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
住民基本台帳カード
住民基本台帳カードを「コンビニ取得サービス」で使う場合は、事前に役場での利用登録が必要です。
利用登録自体は無料であり、登録時には「コンビニ取得で使う暗証番号」を設定します。
四つ目の注意点は「取得は24時間365日できるわけではない」という点です。
毎日 06:30〜23:00
ただし、年末年始(12月29日〜翌1月3日)およびシステムメンテナンス日を除く
なお、「システムメンテナンス日」というのは滅多にありませんが、「システムメンテナンス日」は自治体により異なりますので、たまに自治体のHPを確認しておくのが良いです。
最後の注意点は「細かい記載事項は、市区町村で記載の可否が決まっている」という点です。
具体的には
- 世帯主の氏名
- 世帯主との続柄
- 本籍地と筆頭者
- マイナンバー(個人番号)
の記載についてです。
基本的には、どこの市区町村でも「マイナンバー・住民票コード」以外は記載の有無を選べます。
「マイナンバー」は記載出来ないところもあるため、提出先に「マイナンバーの要否」を予め確認しておきましょう。
ちなみに言葉の補足をしておくと…
- 本籍地
⇒戸籍を置いている土地の住所
- 筆頭者
⇒戸籍の主のようなもの
- 住民票コード
⇒「住基ネット」と呼ばれるネットワーク内で使われる番号であり、マイナンバーとは別もの(基本的に、国民側で必要になることはない)
人気の関連ページ!
住民票のコンビニでの取り方!
「コンビニサービスに対応していること」と「必要なカード」が揃えば、実際にコンビニで取得する手順に移りましょう。
使うのは、コンビニに設置されている「マルチコピー機」。
以下は例として「セブンイレブン」に設置されているものですが、どこのコンビニでも似たようなものが設置されています。
@行政サービスをタッチ
マルチコピー機のタッチパネルに「行政サービス」があるので、そちらをタッチしましょう。
以下は、代表的なコンビニ3社を例に挙げていますが、コンビニによって一部表示は異なります。
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
A証明書交付サービスをタッチ
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
今回は「住民票の写し」の取得なので、証明書交付サービスを選択。
Bカードの読み取り
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
読み取り画面になったら、端末の「カード設置場所」にカードを置きます。
C交付市区町村の選択
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
今回は「住民票の写し」の取得なので、「お住まいの市区町村の証明書」をタッチ。
なお当たり前ですが、取れる住民票は「住民登録してある所の住民票」です。
たとえば「住民票の移動」をせずに引越ししている場合であっても、もちろん「現在住んでいる住所」ではなく「住民登録してある以前の住所」が記載された住民票が出力されることになります。
「最新の住所」が記載された住民票が欲しい場合は、事前に「住民票の移動」をしましょう。
また、新しい住所でもマイナンバーカードを利用する場合は、「継続利用」の手続きもあわせて必要です。
なお「住民票の移動」は法律で決められているため、移していない方は最悪なケースとして罰金も有り得ます。注意しましょう。
人気の関連ページ!
- 住民票の3つの移し方と必要なもの!手続き期間は?土日もできるのか?
- 住民票を移さないのは罰金!『必要なとき』6パターンからデメリットを知ろう!
- マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
D暗証番号を入力する
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
マイナンバーカードおよび住民基本台帳カードに設定している「暗号番号」を入力しましょう。
マイナンバーカードは、暗証番号を3回数間違えるとロックされるようになっていますので、気をつけましょう。
暗証番号が分からない方へ
>>マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
Eカードを取り外す
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
暗証番号に問題ない事が確認されカード情報が認識されれば、取り外しましょう。
F証明書の種類を選ぶ
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
取得する証明書の種類が表示されるため、「住民票の写し」をタッチ。
G交付種別を選ぶ
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
同じ住民票に載っている人物のうち、
- 本人のみ
- 世帯全員
- 世帯の一部(数人分)
を選べます。
ここでは省略していますが、「世帯一部」を選ぶと名前が表示されるため、必要な方の名前を選択します。
H記載事項を選ぶ
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
記載事項を選びますが、上でも説明したとおり記載事項は自治体によって「載せられるもの」と「載せられないもの」があります。
I必要枚数を選ぶ
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
必要な枚数を選びます。
J記載内容を確認する
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
最終ページでは、
- 住民票に載る人物全員の名前
- 「世帯主・続柄」の記載有無
- 「本籍・筆頭者」の記載有無
- 「マイナンバー」の記載有無
を確認できます。
K手数料を入れれば印刷開始
引用:https://www.lg-waps.go.jp/01-01.html
最後に表示された手数料を入れると、印刷が開始されます。
ちなみにですが、多くの自治体では「コンビニでの住民票の取得」の手数料を、「窓口での取得」よりも安く設定していることが多いので、おトクになることも。
すべての印刷が終わると領収書が発行されますので、「住民票の写し」とともに忘れずに持ち帰りましょう。
「住民票の取り方」は他にも3通りある!
住民票の取り方は、コンビニ取得以外にも
- 「市役所・区役所の窓口」での発行
- 「郵送」での発行
- 「郵便局」での発行
の3通りの方法があります。
「コンビニ取得できない!」「コンビニではマイナンバーが記載されている住民票が取れない!」という方は、他の方法を選択しましょう。
ちなみに「郵便局での発行」は対応している所があまり無いので、案外知られていない方法です。
人気の関連ページ!
>>住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
子どもの住民票をコンビニで取得できるか?
「子どもの住民票」を取得する場合、あなたと一緒の世帯に住んでいるのであれば、問題なく取得できます。
「住民票のコンビニでの取り方!」内の手順Gで選択できます。
ただし子どもが「ひとり暮らし」をしているなどで、あなたと違う世帯であれば、コンビニでは取得出来ません。
その場合は、役所などで代理取得しましょう。
>>住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状】
さいごに!
住民票のコンビニでの取得方法を説明しました。
「どうしても取る時間が無い!」という場合は、代理でも取れますよ。
>>住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状】
なお、途中でも触れましたが「住民票の移動」「マイナンバーカード・通知カードの住所変更」は法律で定められているため、まだ移動していない方がいらっしゃれば早めに移動しておきましょう。
- 住民票の3つの移し方と必要なもの!手続き期間は?土日もできるのか?
- 住民票を移さないのは罰金!『必要なとき』6パターンからデメリットを知ろう!
- マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
また、マイナンバーカードをまだ作っていない方は、とりあえずマイナンバーカードを作りましょう。
- 実は超カンタン!マイナンバーカードの5つの作り方!申請期間はあるのか?
- マイナンバーカードの「受け取り」方法!期限・所要時間・土日受取まとめ
- マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性!
- マイナンバーカードが届かない時の3つの確認!問い合わせ先はどこ?
- マイナンバーカードは、「通知カード」を紛失しても発行・受取できる!
住民票の「取り方」
- 住民票の4つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?【土日も可能】
- 住民票のコンビニでの取り方と5つの注意!交付時間やマイナンバー有無など
- 住民票は本人以外でも取れる!【家族・知人による代理取得と委任状】
※代理人によって取得する方法
住民票の「移動」
- 住民票の3つの移し方と必要なもの!手続き期間は?土日もできる?
- 住民票を移さないのは罰金!『必要なとき』6パターンからデメリットを知ろう!
- 転出届に必要なものは?期限はいつからいつまで?【書き方も解説】
- 転居届に必要な物は5つ!期限はいつからいつまで?<書き方解説あり>
- 住民票移動(転入届)は引越し前でも可能?期限はいつからいつまで?
- 同棲は「住民票移動」が必須?世帯主の決め方と、手続き時の3つの注意点
住民票の「内容」
- 住民票の15の記載内容を「見本」で解説!記載事項から分かることは?
- 戸籍謄本と住民票の5つの違いを画像付きで分かりやすく解説!
- 住民票の「本籍地」の記載方法と、「省略」の意味!【記載時の注意点】
- 世帯主の意味とは?「一人暮らし」「同棲」では誰?世帯主は2人でもOK?
- 住民票コードとマイナンバーの3つの違い!【調べ方・使い道まとめ】
住民票の「種類」
- 住民票の種類は5つある!内容・用途の違いを画像付きで説明します!
- 住民票記載事項証明書とは?書き方・必要な物、コンビニで取る時の注意点
- 住民票の「原本・写し・コピー」の3つの違いを分かりやすく解説します
- 住民票の除票とは?保存期間や取得方法を見本で解説します【まとめ】
- 住民票の「謄本」と「抄本」の違いを、画像で分かりやすく解説します!
その他、住民票の情報!
戸籍謄本・抄本の「取り方」
- 戸籍謄本・戸籍抄本の5つの取り方と必要なもの!どこで取ると得か?
- 戸籍謄本・抄本を本籍地以外から取る3つの方法!【完全版】
- 戸籍謄本・抄本のコンビニ取得方法と7つの注意!費用・交付時間まとめ
- 戸籍謄本の取り寄せ方と必要なもの!【書き方・日数・速達方法も解説】
- 委任状の書き方と、家族(親・兄弟)が代理する場合の委任状の要否!
※代理人によって取得する方法
本籍・筆頭者の「調べ方」
本籍の「変え方」
戸籍謄本の「内容」
戸籍謄本の「種類」
- 戸籍謄本の種類は3つある!違いを画像付きで分かりやすく説明します
- 除籍謄本(抄本)とは?取り方や必要なもの!【相続での必要書類】
- 原戸籍(謄本・抄本)の取り方はカンタン!役割や読み方【完全版】
- 戸籍の附票とは?保存期間や写しの取り方・手数料【完全版】
その他、戸籍・本籍の情報!
マイナンバーカードの発行
- マイナンバーカードの5つの作り方!どの申請方法が簡単?申請期間は?
- マイナンバーカードの「受け取り」方法!期限・所要時間・土日受取まとめ
- マイナンバーカードが届かない時の3つの確認!問い合わせ先はどこ?
- マイナンバーカードのメリット7つとデメリット4つ!できる事と必要性!
- マイナンバーカード発行は即日可能か?発行日数を確認する2つの方法!
- マイナンバーカードは写真なしで発行可能?「写真なし」を求められたら
- マイナンバーカードの交付申請書は4種類!失くして再発行した方は注意
- マイナンバーカードの「電子証明書」を絶対使うべき理由4つとデメリット
- マイナンバーカードは、「通知カード」を紛失しても発行・受取できる!
マイナンバーカード発行後の手続き
- マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
- マイナンバーカード・通知カードの「氏名変更」手続きと、5つの注意点!
- マイナンバーカードの暗証番号を忘れた!確認方法&ロック解除まとめ
- マイナンバー(通知)カードの「コピー」が違法となる場合と、7つの注意点
- マイナンバーカードの有効期限を確認しよう!更新手続きと5つの注意点
通知カードの手続き
- <マイナンバー通知カード>紛失時の3つの手続きと、再発行手順まとめ
- マイナンバー(通知)カードの「住所変更」手続き!引越し後の7つの注意
- マイナンバー(通知)カードの「コピー」が違法となる場合と、7つの注意点
その他、マイナンバーに関わること