ゴキブリの卵が孵化する9つの場所と時期!女子でも出来る駆除法5選!
こんにちは。
山奥の実家で20年近くゴキブリと戦ってきたアキラです。
「ゴキブリの卵」は非常に頑丈に作られており、薬やちょっとした環境の変化では「中の幼虫」にダメージを与えることは出来ません。
そのため、一度産み付けられてしまうと多くの赤ちゃんが孵化してしまう可能性が高いです。
そんなゴキブリの卵に関して、
「卵はどこに産みつけられているのか?」
「どうすれば徹底的に駆除できるか?」
「いつ頃孵化するのか?」
などをわかりやすく説明していきます。
- ゴキブリの卵が産み付けられる9つの場所!
- 頑丈なゴキブリの卵を駆除する方法5選!
- 卵を産み付けられないための予防対策!
- ゴキブリの産卵時期はいつ頃?
- 孵化の時期はいつ頃?
- 一度に何匹生まれるの?
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- ゴキブリの赤ちゃん(幼虫)はどこから出る?「1匹いたら…」の真実は?
- ブラックキャップの効果検証6ヶ月!置き場所や有効期限【逆効果or最強?】
- ゴキブリホイホイをおすすめしない5つの理由!効果検証で分かった事
ゴキブリの卵が産み付けられる9つの場所!
ゴキブリは、卵鞘(らんしょう)という「小豆より一回り大きい黒いカプセル状の卵」を産みます。
【ゴキブリの卵鞘】
この鞘の中に「小さな卵」がいくつか入っており、一つの卵鞘からたくさんのゴキブリが生まれるのです。
ゴキブリの卵が孵化する場所(=産み付けられる場所)の特徴としては、主に
- 「暖かい場所」
- 「保温された場所」
- 「湿気のある場所」
の3つだと言われています。
残念ながら、これらの条件に合致する場所が、家の中にはたくさん存在しています。
そこで、「ゴキブリの卵」を産み付けられる可能性の高い9ヶ所について説明しましょう。
※対処法は後に「産み付けられないために!」で説明しています
ゴキブリは冷蔵庫の中のような「寒い場所」は苦手ですが、裏側や下の隙間の「温かい場所」は大好きです。
特に冷蔵庫は電気が通年通っており、いつでも暖かく一定の温度を保っています。
「気温が安定した場所」は、ゴキブリが巣を作ったり産卵したりする場所にはとても向いています。
また冷蔵庫のある台所は、食べ物が確保できるため、ゴキブリにとっては「ごちそうの傍にある安定した住処(すみか)」となるのです。
冷蔵庫と同じ様に、使用することで温かくなる場所です。
オーブンなどを使えばさらに熱を発します。
そして常に食べ物のカスが付着していることも多く、卵が孵化してからも知らないうちにゴキブリの赤ちゃんにエサを提供している可能性があります。
ブラウン管テレビの時代は、「温かくあまり掃除をしない場所」でしたので、ゴキブリにとっては都合の良い場所でした。
現在は「薄型テレビ」が主流になっていますので、熱がこもったりゴミが溜まったりすることも少なくなってきてはいます。
時代の流れとともに、今後は「ゴキブリの産卵に向かない場所」となっていく可能性がありますが、「自宅にあるテレビ」の背面が暖かくなる場合は、気をつけたい場所です。
ブレーカーは「暖かさ・暗さ」が兼ね揃えられている上に、人間の目が届かない場所なので、ゴキブリの住処になりやすい場所の一つです。
【ブレーカーの中は空間がある】
もしも、
- ブレーカーと壁の間に隙間がある場合
- ブレーカーからケーブルが外に出てるタイプで、「ブレーカーのケーブル口」と「ケーブル」に隙間がある場合
は、要注意場所としてチェックしておきましょう。
引き出しの中はとても静かで、人間がのぞかない暗い個室となり、卵を産む環境としてはとても適しています。
きちんと管理していればゴキブリの好む「湿気」は少ない場所ですが、管理されていない引き出しには、湿気がこもりカビが生えている場合もあります。
そのため「一定の湿度が保たれる環境」となり、産み付けられる場所の一つとなります。
壁と大きな家具の隙間は、小さな虫の絶好の繁殖場所です。
特に「壁が温まり熱を確保できる」この場所は、ゴキブリの卵を保管するには適した場所となります。
掃除もしにくいため、気付くことなく繁殖できてしまうのです。
特に通気性が悪く、
- 壁や家具の裏が湿っている
- カビが生えている
といった場所は要注意となります。
「リサイクルの回収日」まで物置などに保管しておくことが多い雑誌や新聞ですが、こうした紙類が産卵場所となる場合もあります。
紙類は寒さをシャットアウトし、温度を適度に保つことができるため、産卵場所には適しているのです。
さらに水分も吸いやすく、湿気の多い場所に保管しておくと湿ってしまうため、湿度も与えてしまいます。
特にダンボールは暖かさを保ちやすいため、
- ダンボール工場
- ダンボール箱をたくさん取り扱う運送会社の倉庫
などでは、卵を産み付けられやすいと言われています。
自宅保管であっても特に気を付けなくてはなりません。
ゴキブリは植木鉢の中のように、「温度と湿度が保たれた場所」を好みます。
植木鉢は一度土を入れたらしばらく掘り返されない環境であるため、卵を安全に保管するのにとても向いているのです。
腐葉土を使っていたり、落ち葉が重なり合っている場合は注意が必要です。
土の中に生みつける訳ではありませんが、外から見えづらくなっている場所で産みます。
植物のために定期的に水をやっているつもりが、いつの間にか「ゴキブリの卵にも適度に潤いを与えてしまっている」ことになりますので注意しましょう。
ちなみに「植木鉢の下(裏側)」もゴキブリが好む場所なので、要チェックです。
キッチン台を置いている床が老朽化してくると、「壁・床」と「キッチン台」の間に隙間が出来てしまいます。
冷蔵庫裏などと違い「暖かい場所」ではありませんが、「近くに常に食料がある場所」ではあります。
なかなか手の届かない所であり、入り込んで巣を作られてしまうと、卵を産み付けられる可能性があります。
上の9ヶ所は、あくまでも「産み付けられやすい場所」であり、壁や天井に産みつけることもありますので要チェック。
実際、私の家では「ベランダの壁」に産み付けられたこともあります。
「隣人のベランダで繁殖したゴキブリ」が我が家のベランダに侵入した結果、このような被害に…。
隣人宅が汚い場合は、ベランダも確認しておきましょう。
続いては
「ゴキブリの卵の駆除方法!」について説明します。
ゴキブリの卵を駆除する5つの方法!
ゴキブリの卵は、上で紹介したような場所で産み付けられ、そして孵化します。
ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)という形で産み落とされます。
【ゴキブリの卵鞘】
この卵鞘の中に多くの卵が入っている※のですが、卵鞘にガッシリと守られているため、外側から殺虫剤を振りかけても効果がありません。
※卵の数については、後ほど説明します
そしてそのままゴミ箱に捨ててしまうと、最悪のケースとして「ゴミ袋の中で孵化してしまう」可能性があるのです。
では、もしゴキブリの卵を見つけた場合に、どのように駆除したら良いのか?
女性でも出来る5つの方法を紹介しましょう!
もっともオススメの方法です。
卵鞘(らんしょう)に熱湯をかけて、「ゆで卵」にしてしまう方法です。
生き物に熱湯が触れると、体のタンパク質が43℃になった時点で変性し始めます。
これがゆで卵ができる原理です。
体の大きい人間がヤケドをするにはもっと時間がかかりますが、小さなゴキブリにダメージを負わせるには、熱湯をかけるほんの一瞬だけで充分に効果があります。
「50℃以上の熱湯」があれば成虫ごと確実に殺せますので、卵鞘を抱えた成虫にも使える方法です。
なお、最も手っとり早く確実なのは、熱湯の中に浸すことです。
ゴキブリの卵鞘は「薬剤の耐性が強くなかなか死なない」と言われていますが、熱湯は確実な方法です。
また、ゴキブリの持つ「サルモネラ菌・チフス菌・ピロリ菌」なども一緒に熱湯消毒ができます。
さらに薬剤ではないので人体への害が少ない方法です。
卵鞘を持った成虫ごと殺せて、死骸を捨てたあとに卵が孵る(かえる)こともありません。
お湯を使うだけなのでお金がかからず、薬剤を用意しておく必要もありませんので、もっともオススメの方法です。
灰皿の上などで燃やしましょう。
熱湯と同じ様に、生き物は燃やされるとひとたまりもありません。
たとえ卵鞘であっても、単純でありながら確実に殺すことができます。
なお、子供がいる家庭ではやけど・火事に注意しましょう。
台所のガスコンロがあれば、ライターもいりません。
お金もかからないかなり簡単な方法です。
この方法は「人が住んでいる環境」では難しいですが、「空き屋」には適した方法です。
ゴキブリの卵は「5℃以下の環境」ではわずか20日間で死滅すると言われています。
もし「使っていない部屋」にゴキブリがいる可能性がある場合は、なるべく冬は窓を開け、暖房を入れないようにして低温を保ちましょう。
寒い状態を維持できれば卵は丸ごと死んでしまいます。
空き家の対策であれば、定期的に窓を開けるだけで簡単に行うことができます。
お金がかからず少しの手間で済みますし、ゴキブリの卵を見なくて済む対策法です。
(回収・掃除はすべきですが・・・)
各社から販売されている冷凍スプレーは、「ゴキブリの卵」にもかなり有効。
上で説明のとおり、ゴキブリの卵は「5℃以下の環境」では20日で死滅します。
このスプレーはその比ではない「-80℃」の環境を作りだすので、5秒も噴射するとカチカチに。
※ゴキブリの卵はしぶといので、凍ったあともしばらく吹きかけた方が良い(計10秒ほど)
またジェットの勢いが強いので、割り箸などでしっかりと挟み、固定した上で吹きかけましょう。
カンタンに「マイナス温度の環境」を作り出すことが出来ます。
購入費用は掛かりますが、火を使うより安全。
またこのスプレーは殺虫成分が入っていないため、今後も「キッチンに現れたゴキブリ」などに気軽に使えます。
「赤ちゃんやペットがいる環境」でも安心です。
残念ながら卵鞘(らんしょう)には効果がない可能性が高いものですが、一応やり方を紹介しておきます。
殺虫成分は「成虫を駆除する場合」は抜群の効果を発揮しますが、卵鞘には大きなダメージを与えることが出来ません。
しかしもし「殺虫剤で駆除したい!」という場合は、床の上で振りかけるだけでなく、袋の中で薬剤を十分にかけて密封しておくと安心です。
万が一孵化してしまっても、逃げられないようにしておきましょう。
なお、くん煙剤(バルサンなど)の煙を密封するのは難しいため、くん煙剤を使用するのは現実的ではありません。
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>>ゴキジェットプロの「効果検証」で判明!オススメできない5つの理由!
では、「そもそも産み付けられないため」にはどういった対策を取れば良いのでしょうか?
ゴキブリの卵を産み付けられないための「予防方法」とは?!
「ゴキブリの卵」をそもそも産み付けられないためには、どうすれば良いのか?説明していきます。
大前提として!
まずは大前提として
- 「冷蔵庫」の下や裏
- 「電子レンジ」の裏
- 「テレビ」の裏
- 「タンス」の中や裏
- 「ダンボールや雑誌」の中
については、定期的な掃除をして下さい。
ゴキブリはホコリや髪の毛を栄養としますので注意して下さい。
植木鉢には殺虫剤を!
植木鉢には、植物専用の殺虫剤を水やりの時に薄めて与えるようにし、土の中にいる虫を殺しましょう。
キッチン台の隙間がある場合は・・・
「キッチン台」と「壁や床との隙間」は、ホームセンターで販売されているコーキング剤で埋めて、完全にふさいでしまうのがベストです。
ブレーカーと壁の隙間がある場合は・・・
ブレーカーとの隙間についても、コーキング剤で埋めるか、隙間テープ、ガムテープなどで侵入出来ないように工夫しましょう。
また、ブレーカー周りの対策・掃除をする場合は、パソコンなどの大切な家電は予め電源を落としておきましょう。
なお、ブレーカー内の水拭きは感電やショートの可能性がありますので、乾拭きでの掃除にしましょう。
これらを行った上で・・・!
これらを行ったうえで、
ブラックキャップ(毒餌)
を設置しておきましょう。
ゴキブリのメスはお腹に卵鞘を抱えていることがありますが、その卵鞘を産み落とされる前に、毒エサを食べさせましょう。
この毒エサには「フィプロニル」という成分が含まれていますが、この成分が含まれたエサを食べれば、卵にも効果が発揮されます。
さらに「毒エサを食べる前に産んだ卵」が孵化していたとしても、ゴキブリの赤ちゃんは「成虫のフンをエサとすることがある」ため、毒入りのフンを食べて丸ごと殺すことができるのです。
「目の前の卵」に行う対策ではありませんが、置いておくだけで確実にゴキブリの数を減らせる、効果ある毒エサトラップです。
なお効果を発揮させるために、他にエサとなるようなものは置かず、確実に毒エサだけを食べさせるようにしましょう。
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>>最強!卵も赤ちゃんもゴッソリ退治!ブラックキャップの置き場所・有効期限まとめ【検証6ヶ月】
ゴキブリがいる以上は、卵を産み付けられる可能性は十分あります。
そのため、「孵化した赤ちゃんが、また大量に卵を生む」という悪循環を阻止するしかありません。
上で紹介した「卵鞘を見つけた際の対策」と同時に、ブラックキャップ(毒餌)も並行して行うことをオススメします!
追記:「業務用駆除薬」を使ってみた
筆者の家では、「ブラックキャップの6ヶ月検証」の翌年、業務用駆除薬を設置してみました。
もともとは、「隣人の汚いベランダからゴキブリが侵入してくるため、ブラックキャップをたくさん設置して排除しよう」という試みでした。
※とにかく隣人との境目には大量に設置
設置した後の詳しい結果などは『 ブラックキャップの効果検証6ヶ月! 』で説明しておりますが、結論を言うと、「隣人のベランダのゴキブリ」までは駆除出来なかったのです。
そのため、夏を通して何度も侵入されました。
(認知症の父が、網戸を開けっ放しにするのも侵入される原因の一つですが…)
さらに、ベランダの壁には「卵鞘」を産み付けられる始末…。
その上「大き目のゴキブリ」の食いつきが悪く、設置後も定期的に姿を現しました。
そこで翌年は、プロ業者が実際に使っているゴキちゃんストップを使用。
以前は、真ん中の物ははほとんど食べられなかったため…
「触覚を壁に触れさせながら歩く習性」を逆手にとり、端に固めました。
その結果、ゴキブリの活動期である4月〜10月の間、一度もゴキブリを目にしませんでした。
しつこかった巨大ゴキブリさえもパッタリと消えました。
薬剤が露出していることから、全体的に齧られており、「食いつきの良さ」が窺えます。
少しでも食べてくれれば「こちらの勝ち」ですので、食いつきの良さは非常に大切です。さすがは「プロ仕様」。
「ゴキちゃんストップ」もブラックキャップと同様に“連鎖駆除タイプ”の駆除薬であり、卵も赤ちゃんも「根こそぎ絶滅させる」ことを目的としています。
しかし、ゴキちゃんストップは一般市販品では有り得ない「ホウ酸濃度40%」のプロ業者用なので、効果が圧倒的に高いです。
夏を通して「一度もゴキブリを目にしない」というのは過去に無いため、この効果には驚きです。
「卵らしき物が家にあった」ということは、「その卵を産んだ成虫」や「他の卵」がどこかにある可能性が高いです。
後ほど説明しますが、一つの卵からは30匹前後は産まれる可能性があるため、見えていない成虫・卵も根こそぎ駆除することが大切です。
もし家に卵があった場合、念のため早めに設置しておくと良いでしょう。
ちなみに、以前は楽天で購入可能だったようですが、今は以下の通り「楽天・アマゾン」のようなサイトでは買えません。
ご購入の際は、公式HPよりお買い求め下さい。
クリックすると公式サイトへ移動します
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ゴキブリホイホイはオススメしない!
もし「とりあえずゴキブリホイホイを設置していれば何とかなるだろう」と思っている方がいらっしゃれば、以下記事をお読みになることをオススメします。
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「ふん」はしっかり掃除しておこう!
「連鎖駆除薬」を食べたあとのフンであれば、ほかのゴキブリに食べさすために放置しておくのが良いです。
しかし今現在、「ふん」が落ちているのであれば、「幼虫が大きくなるための餌」となってしまうため、早めに掃除しておきましょう。
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そもそも「家への侵入」を許すな!
「ゴキブリの卵が家にある」ということは、“ゴキブリがどこからか侵入してきてる” ということです。
ブラックキャップ・業務用駆除剤での「連鎖駆除」も大切ですが、そもそも家に入らせないための予防も行っておくことが大切です。
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ゴキブリの「産卵時期」はいつ頃?
日本で多くみかけるゴキブリの多くは、
- クロゴキブリ
- チャバネゴキブリ
のどちらかです。
これらの産卵時期は、どちらも5月〜10月がピークです。
夏の時期にピークを迎えるのは、ゴキブリの活動期である「暖かい季節」だからですが、11月の終わりであっても産卵を行うこともあります。
暖かい環境であれば産卵するため、「冬だから産まない」ということにはなりません。
暖かい場所でひっそりと活動していますので、そもそも「ゴキブリは冬眠しない」ということを覚えておきましょう。
何度も産卵することもある!
夏が大繁殖期と言われる理由は、繁殖しやすい気温というだけではありません。
ゴキブリの体にも秘密があります。
ゴキブリのメスは、実はオスがいなくても産卵が可能なのです。
これは体内に「オスの精子」を大量に保存しておけるためで、「一度交尾をすれば何度も体内で受精させ、産卵させることができる仕組み」を持っているからです。
一度産卵を行い、次の産卵を行うまでに要する日数は以下の通りです。
- ヤマトゴキブリ:4〜6日
- クロゴキブリ:7日〜10日
- チャバネゴキブリ:10日
- ワモンゴキブリ:10日
早いもので4日に1回、長くても10日に1回は産卵を行っていることが分かります。
気温が高い半年間に、たくさんの成虫が何度も産卵を行うため、この時期は種類を超えて大繁殖期となるのです。
「命の危険」があっても産卵する!
チャバネゴキブリのような繁殖力の強い種類は、駆除のための
- スプレー剤
- くん煙剤
などの薬剤に反応して、産卵をする場合があります。
ゴキブリは薬剤を察知すると「命の危険がある」と判断します。
そして、この時抱えていた卵鞘を守るために、できるだけ早く自分の体よりもさらに遠くに放出しようとします。
さらに卵鞘を抱えていない場合でも、「撒かれた薬剤で死ななかった個体」が危険を察知し、自身で産卵を促進させる場合があるのです。
「命の危機」を感じると繁殖を開始するというのは、子孫を残そうとする生き物の正常な本能です。
したがって、中途半端に行った駆除や予防が「かえってゴキブリの産卵を促進させてしまう危険をはらんでいる」ことを、あらかじめ知っておく必要があります。
ゴキブリを目の前にし、自分で駆除しようと市販のスプレーなどをまき散らすと、その時は目の前からいなくなっても、薬剤を覚えたゴキブリは「目に見えない場所」で産卵行動を行っていることがあるのです。
そのため、目の前に出てきたゴキブリは必ず仕留めるようにしましょう。
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孵化の時期はいつ頃?
ゴキブリの産卵時期は、どちらの種類も「5月〜10月の夏場がピーク」と説明しました。
そこから孵化までの時間は
- クロゴキブリ
⇒通常は約50日ほど
- チャバネゴキブリ
⇒通常は約20日ほど
と言われます。
これは「暖かい時期での孵化日数」ではありますが、これよりも時間をかけて冬の間に繁殖してしまう場合もあります。
逆に15日程度で孵化した例もありますので、期間は一概には言えません。
そのため、ゴキブリの卵が孵化する時期としては5月下旬〜11月と幅広いと言えます。
なお、秋(11月頃)に産まれた卵は、気温が下がるためすぐには孵化せず、頑丈な卵鞘のまま越冬します。
そして適温となる春頃に孵化するのです。
一度に何匹産まれるの?
ゴキブリは卵鞘(らんしょう)という「小豆大の黒いカプセル状の卵」を産みます。
【ゴキブリの卵鞘】
この鞘の中に「小さな卵」がいくつか入っており、一つの卵鞘からたくさんのゴキブリが生まれるのです。
この卵鞘の中に入っている卵の数は、ゴキブリの種類によって違います。
- クロゴキブリ:20〜30個
- チャバネゴキブリ:20〜50個
- ヤマトゴキブリ:15個
- ワモンゴキブリ:24個〜25個
種類によって「卵鞘の大きさ」も驚くほど違い、2倍の差があるものもあります。
これだけの数の卵が中に入っているため、卵鞘を1つ駆除し忘れただけで、20匹以上のゴキブリを見逃したことになります。
ちなみにですが、日本の住居でよく見られる「クロゴキブリ」は、一生で15〜20回も産卵するため、最大500匹を産みます。
ゴキブリの繁殖力の高さは、まさにここにあるのです。
「1匹見たら100匹いると思え」と昔から言われていますが、同じ卵鞘の兄弟がたくさんいますので、少なくとも20〜30匹、多ければ100匹は居ると言えるのではないでしょうか。
さいごに!
「ゴキブリの卵の孵化」についてまとめてみました。
上でチラッと説明しましたが、殺虫剤を振りかけられたゴキブリは、「命の危機」を感じて産卵を早める可能性があります。
大切なことは、「ゴキブリを見つけたら確実にしとめること」です。
ゴキブリを瞬殺するオススメの方法もまとめていますので、ぜひ合わせてご確認下さい!
>>ゴキブリ退治<7つの瞬殺方法>!洗剤・熱湯・アルコールでの駆除方法は本当に有効なのか?
なお、連鎖駆除薬である「ブラックキャップ」は卵・赤ちゃん・成虫のすべてを駆除できる強力な薬なので、オススメですよ!
>>卵も赤ちゃんもゴッソリ退治!ブラックキャップの置き場所・有効期限まとめ【検証6ヶ月】
ただし長年ゴキブリに悩まれている方はには、さらに強力な「ゴキちゃんストップ」をオススメします。
特に、ゴキブリが活発に活動しはじめる3月中に対策を施しておけば、「一度もゴキブリを目にしない夏」を過ごせますよ。
大繁殖を予防するためにも、早めに設置しておきましょう。
クリックすると公式サイトへ移動します
>>真・最強駆除薬!ゴキちゃんストップの効果7ヶ月検証の結果がヤバかった!
逆に「ゴキブリホイホイ」は個人的にはオススメしません。
>>ゴキブリホイホイをおすすめしない5つの理由!効果検証で分かった事
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