ゲジゲジの侵入経路8つと、対策・駆除7選!ムカデ・ヤスデとの違いは?益虫なの?噛むの?幼虫や毒性など生態も解説!【画像】
こんにちは。
山奥の実家で約20年、ゲジゲジやムカデ、ゴキブリと戦ってきたアキラです。
今回のテーマは、害虫の一つとしても有名な「ゲジゲジ」。
どこからともなく沸いてくるため、駆除に悩んでいる方も多いのではないのでしょうか?
この記事を読むことで、
- ゲジゲジとムカデ・ヤスデの違い
- 家に侵入されない方法
- 現れたゲジゲジの駆除方法
- 毒性や噛まれた場合の対処
などが分かります。
わかりやすくまとめましたので、ぜひ最後までご覧下さい。
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ゲジゲジの種類と、ヤスデ・ムカデとの違い!
ゲジゲジは本来は「蚰蜒(ゲジ)」という虫であり、ムカデの仲間の「多足類」を指します。
「ゲジゲジ」は愛称のようなものであり、「ゲジゲジ虫」と呼ばれることも。
このゲジゲジは大きく
- 「ゲジ」と呼ばれる普通のタイプ
- 「オオゲジ」と呼ばれる大型のタイプ
の2種類に分けられます。
ゲジは3p程度の大きさで、オオゲジは7pほどあることから、家庭に出るゲジゲジのほとんどは「ゲジ」だと考えられます。
いずれも全世界に分布していますが、オオゲジは「山や林のような人里から少し離れた環境」で暮らしているため、あまり目にすることはありません。
なお一応「夜行性」と言われるものの、日中帯でも目にする事は多々あります。
ムカデやヤスデとの違いは?
「ゲジゲジみたいな虫」として間違われることも多い、ムカデとヤスデの写真もそれぞれ紹介しておきましょう!
ゲジは「ムカデ網」に属しているため、「大きく見るとムカデの仲間」です。
そのため、脚の長さは違いますが、胴体の雰囲気的にムカデと間違われる事が多いです。
【ムカデの画像】
そんなムカデは、人間にも噛み付いてくる「凶暴な性格」なので要注意です。
また強烈な毒も持っているため痛みも強力です。
ムカデとゲジの大きな違いは「脚の長さ」なので、そこを見比べましょう。
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ヤスデはおとなしい性格ですが、独特な「強烈な臭い」を放つことでも有名です。
こちらもゲジと比べると脚が短いため、その点でカンタンに見分けることが出来ます。
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ゲジゲジが住み着く理由は?
「ゲジゲジの対策」を説明する前に、まずはゲジゲジがなぜ沸いてくるのか?説明しましょう。
ゲジゲジの住処(すみか)には条件があります。
その条件とは、
- 暗くて
- 湿っており
- 好きなエサとなる昆虫がいる場所
の3つです。
ゲジゲジは「巣を作る」ようなことはしませんが、実際には以下のような環境には必ずと言って良いほど生息しています。
- 土のある庭や畑
- 枯れ葉が置かれているような地面
- 廃材のような入り組んだ物が放置されている場所
- トンネルや地下水がしみ出してくるような湿った場所
そしてこれらの環境には、住み着くだけの理由があります。
これらの環境に住みつく理由は?
なぜこれらの環境を好むのか?と言うと、これらの環境にはゲジゲジの大好物である「ゴキブリ」や「カマドウマ」などが住み着いているからです。
ゲジゲジは肉食であり、これらを捕食するためにもこのような環境に適応して暮らしています。
このように考えると、ゴキブリがあらゆるところに住み着いている以上は、ゲジゲジの生息域も実に広範囲です。
一戸建てであれば
- 物置
- 食糧庫
- 地下室
- 風呂場
などが好みの環境であるため、住み着く可能性があります。
なお住みつくには土が必要であるため家の中で沸くことはほとんどありませんが、侵入される場合はその環境を改善することが必要なのです。
「侵入経路」はこの後説明しますが、ゴキブリが家にいるのであれば、ゴキブリ退治も視野に入れておきましょう。
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8つの侵入経路と防止策!どれくらいの隙間で入リ込む?
ゴキブリが入り込むのと同じ様に、ゲジゲジは家のあちらこちらにある隙間から家屋の中に侵入してきます。
どれくらいの隙間で侵入する?
まずはゲジゲジが侵入できる隙間についてです。
これは大きさによってもことなりますが、
- 体長3cmほどの「ゲジ」
⇒3mmほどの隙間で侵入可能
- 体長7cmほどの「オオゲジ」
⇒10mmほどの隙間で侵入可能
これくらいが目安となっています。
つまり大きいゲジが入ってきているのであれば、「それだけ大きな隙間がどこかにある」と言えるのです。
8つの侵入経路と対策!
続いては「ゲジゲジはどこから入ってきているのか?」という点と、その防止策についてです。
ここでは、
- 侵入経路となり得る場所
- 隙間を防止する策
について説明しますが、「薬剤を使っての防止策」は後ほど「駆除方法7選」で説明します。
- 網戸や窓
- 壁の換気口・排気口
- お風呂や洗濯機周りの排水口
- 洗面所やキッチン下の「配水管」と「床面」との隙間
- エアコンのダクト周り
- 床下収納周り
- 玄関ポスト
- 「埋め込み式のダウンライト」と「天井」の隙間
これが盲点となっていることが多いので、必ずチェックして下さい。
注意すべきは、
- 網戸と壁の隙間
- 窓を開けるときに内側の窓を開けること
の2点。
網戸と壁の隙間
網戸が老朽化してくると、写真のように網戸を閉めているつもりでも、微妙に隙間が開いてしまうため要注意。
この隙間が大きくなると、ゲジゲジも普通に入り込みます。
そのため、業者にゴムを変えてもらうか、市販の隙間テープを使って隙間が開かないよう対策しましょう。
窓を開けるときに内側の窓を開けること
これはめちゃくちゃ大切なので、必ず意識して下さい。
窓は、その構成上、内側の窓(鍵が付いている方)を開閉するようにして下さい。
網戸を閉めていたとしても、外側に位置する窓を開閉していると、構成上の問題として必ず「外との通路(隙間)」が生まれるのです。
これはゲジゲジに限らず、ゴキブリやその他コバエなどの対策としても有効です。
「言ってる意味が分からない」という方は、とりえず今「窓の構造」をチェックしてみて下さい。
外側の窓を開閉させると、「外と家の中が行き来できる微妙な隙間」が出来ることが確認出来ると思います。
換気口・排気口も、ゲジゲジのみならず、害虫の侵入経路となります。
ホコリの掃除だけでなく、換気口フィルターをつけて、換気口を丸ごと塞いでしまいましょう。
汚れもガードできて一石二鳥です。
コバエ対策にもなりますので、簡単に害虫全般を防ぐことができます。
ただし「目詰まり」を起こさないように、定期的に交換しましょう。
なお、「ゲジゲジを侵入させない」という目的だけであれば、もう少し目の粗いもので覆っても良いでしょう。
排水口の中からも、ゲジゲジは侵入する可能性があります。
これはゲジゲジのみならず、ゴキブリも同様のことが言えます。
↓このくらい粗いと、小さなゲジは侵入できてしまう
この場合は、フィルターネット(髪の毛や石鹸カス掃除グッズ)を使用するのが効果的です。
ゲジゲジは排水パイプの中だけでなく、排水パイプの外側を伝って入ってくる場合もあります。
ここに隙間がある場合は、市販の隙間パテを詰めておきましょう。
「エアコンのホース」と「壁」に隙間があると、入り込む可能性があります。
この場合もホームセンターなどで「防水パテ」を入手し、室内からも屋外からもパテを詰めておきましょう。
一軒屋であれば、床下に侵入したゲジが、劣化した床板の隙間などから侵入することもあります。
では「どこから床下に入り込むのか?」と言うと、「通風孔」と呼ばれる、家の外壁の地面に近い場所に空いている四角い穴が一般的です。
ここは小動物が入り込まないよう簡単に柵がしてありますが、ゲジゲジはちょとした隙間でも通ってしまうため、対策が必要となります。
外部から床下に侵入する時に通る「通風孔」を塞いでおきましょう。
通風孔は目の細かい金網で塞ぐだけで、風通しを損なわずに対策ができます。
害虫のほか、ネズミやノラ猫、他の昆虫も入らなくなりますので、このままつけっぱなしにしておきましょう。
玄関扉にポストが付いており、そのポスト扉がしっかり閉まらない状態(故障している場合)は、そこから侵入される可能性があります。
対策としては、
- ポストそのものを修理する
- 外付けポストを用意し、扉のポストは閉鎖する
の2つです。
ここに隙間があると「隙間風」にも悩まされることになるため、ゲジゲジ対策と一石二鳥で対策できます。
地震や経年劣化など、何らかの原因によって、ダウンライトと天井に隙間が出来てしまうと、天井裏からゲジゲジが侵入することもあります。
この場合も、
- 根本解決としてダウンライトを修理する
- 「隙間パテ」で埋める
という対策をしましょう。
発生しやすい時期・季節は?
ゲジゲジは特に夏場の6〜9月に多く発生します。
これは梅雨による「ジメジメした環境」を好むため、一目にも付きやすくなっているためですが、実際は真冬(1、2月)以外は活動しています。
後ほど説明しますが、5月以降は産卵も増えますので、暖かくなる前に対策しておくのが良いでしょう。
ではゲジゲジ虫をどのように駆除・対策していけば良いのか?説明しましょう。
ゲジゲジ虫の駆除・予防対策7選!
ゲジゲジの駆除対策には、以下の7種類の方法があります!
これらの方法を組み合わせることで、「今いるゲジゲジを駆除する」だけでなく、「新しく湧いてくることを防止する」ことも出来ますよ!
冷却スプレーとは、ゲジゲジに吹き付けることで体温を急激に下げ「仮死状態に陥らせる」「低体温で動けなくさせる」事を目的としたスプレーです。
メーカーによって効果に差があるものの、スプレーの効果でそのまま殺すこともできます。
このスプレーがあれば、たとえ急にゲジゲジが出てきたとしても動きを鈍らせることで逃げられなくなり、そのまま殺して捕獲することで直接の駆除ができます。
しかし直接噴射するということは、姿が見える状態でないと駆除することができません。
さらに殺してしまった場合は自分で処分しなくてはならないため、「触れないほどの虫嫌いの人」であれば辛い作業になるでしょう。
なお忌避効果(寄せつけない効果)は期待できません。
そのため、直接駆除したいのならこちらでも良いですが、忌避効果を期待するのなら「殺虫スプレー」を使用するのが良いでしょう。
一般的に市販されている殺虫スプレーの表示に「ムカデ・ゲジゲジに」と書かかれていれば、ゲジゲジも殺すことができます。
また忌避効果(侵入予防)のあるスプレーも多く、姿を表す前に
- 窓枠
- 玄関
- ドアの隙間
などに撒いておけば、ゲジゲジが嫌がって近付くことはなくなります。
なお、侵入経路に撒いておけばゲジゲジは入って来なくなりますが、侵入対策としてはスプレーの効果頼みなので、効果が消える前に毎回撒かなければなりません。
さらに雨が吹き込むようなところでは、水に流れてしまいます。
そのため、スプレーを「侵入予防目的」で使う場合は、こまめに撒き直すことを前提で使用しましょう。
ちなみに侵入対策をするのであれば、「ゲジゲジの経路」を調べてあらかじめ塞いでおき、そのうえでスプレーをしておくのが効果的です。
侵入経路が分からずに広い範囲に撒いてしまうと、人体に影響が無いとも言えません。
ゴキブリ駆除に有名な「バルサン(くん煙剤)」もゲジゲジ駆除に効果があります。
「効果のある虫」の種類にゲジゲジが含まれているかどうかは、必ずチェックして購入してください。
「不快害虫用」となっているものでも可能です。
くん煙剤は薬剤を家中に充満させるため、「置きっぱなしの食品」に気を付けなくてはなりません。
丸ごと食べるようなフルーツやフタの空いた香辛料などは、必ず箱などに入れて燻煙剤に当たらないようにしましょう。
また「ゲジゲジが現れそうなところ」を塞いでしまうと、隅々まで薬剤が行き渡りませんので、ある程度は狙った場所に充満させるようにします。
このように、効果を発揮させるためのポイントを押さえて使用します。
なお「くん煙剤」は、焚いたタイミングで家にいる害虫しか駆除できません。
予防効果はありませんので、侵入経路を見つけ出して塞いだり、原因を取り除いたりすることで、表面上の対策だけでなく根本解決ができます。
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粉末の駆除剤は、忌避剤(侵入防止)として使用するのがほとんどです。
適用害虫が幅広いため、撒いておけばほとんどの害虫対策に使用できます。
こちらもスプレー剤と同様に、侵入経路へ撒くことで忌避効果を発揮します。
スプレー剤との違いは持続効果が長めである事です。
雨に強く効き目が簡単には落ちません。
ただし粉末の薬剤は、撒いておくと「ペット」や「赤ちゃん」が触れたり口に入れる可能性があるため、使用は充分に検討してから行ってください。
また粉末薬剤の中には即効で害虫を殺せるものもあります。
害虫を見つけて直接撒くことで効果を発揮しますので、
- 駆除効果
- 忌避効果
を両方一度に行いたい場合はこちらも向いています。
毒餌におよび寄せて殺虫する方法です。
トラップは害虫対策の定番中の定番ですが、幅広い害虫に効果があるため確実に効果を上げてくれます。
しかし侵入経路や庭先などに仕掛ける場合、「侵入する予定のなかった害虫」まで引き寄せてしまうことにもなります。
その結果害虫を集めてしまうことになりますので、それを前提に使用してください。
そのため、効果的な使い方としては
- 侵入経路を断つことで「ゲジゲジを侵入する原因」を取り除きつつ
- 今、家の中にいるであろうゲジゲジを引き寄せて一気に駆除したい
場合に効果を発揮します。
これは上で説明した内容です。
物理的に「侵入できなくする」確実な対策法。
隙間テープなどを用いて窓や扉などをしっかりと塞ぎ、家に侵入できないように整えましょう。
ゲジゲジはムカデ同様、羽根がないため飛んで入ってくることはありません。
壁などは登りますが、それでも地続きでなければ入りませんので、
- 物理的な対策を行いつつ
- 薬剤の散布も行う
のが有効です。
ゲジゲジの侵入は「地続きでの侵入」であるため、床下は特に「侵入経路として疑わしい部分」となります。
また「自動換気システム」を備えた家屋では、目につかないところに換気口がある場合があります。
これは集合住宅でも同じであり、また2階以上であっても外に通じる穴があれば、侵入の可能性があることを忘れないでおきましょう。
こちらは根本解決に近い方法です。
ゲジゲジの習性を考え、ゲジゲジにとって住みにくい環境を作ることで自然と侵入しないようにしていけます。
上でも説明しましたが、ゲジゲジが好む環境は以下のとおりです。
- 暗く湿った倉庫や物置
- 風が通らず、枯れ葉で「温度」と「湿度」が一定に保たれている場所
- エサとなる「ゴキブリ」や「カマドウマ」が発生している場所
- 廃材が置きっぱなしになっているようなところ
ゲジゲジは「ゴキブリやカマドウマといった害虫」を主食としています。
つまりエサのないところには来ませんので、エサとなるこれらの害虫を排除してしまうのが一番です。
そしてこれらの害虫も、ゲジゲジと同様に上記のような環境を好みますので、環境対策をしておけば
- エサとなるゴキブリ
- ゲジゲジ
どちらも集まることは無くなります。
逆にゲジゲジが住みにくい環境を考えると、「風通しが良く、湿気が溜まらず陽の差す明るい場所」が、ゲジゲジの嫌う環境です。
物置などは難しい場合もありますが、
- 風を通すために頻繁に扉を開る
- 光をなるべく入れるようにする
と、嫌がって出ていく可能性は高いのです。
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ゲジゲジ虫の「卵」と「幼虫」!
ゲジゲジの駆除や対策の説明をしましたが、「卵」や「幼虫」のこともあわせて頭に入れておきましょう!
ゲジゲジの産卵!
ゲジゲジが産卵を行うのは3月〜11月の間ですが、その中でも気温が高くなってくる5月からが繁殖の本格シーズンとなります。
5月〜9月の間に、メスは断続的に産卵を行います。産卵のために「巣を作る」ということはありません。
ちなみにゲジゲジは土の上で産卵を行います。
母虫が卵に一つ一つ泥を塗って乾燥しないように処理します。
さらに乾燥対策をするために地表の割れ目に産み付けられるのです。
そのため、庭先などでゲジゲジを目撃した場合は、「土に産み付けられていないか」も確認しておきましょう。
ゲジゲジは付きっきりで「卵の世話」をすることはありませんが、産卵後の行動の特徴としては、このような他の虫にはない「細かな作業」を行います。
なお、1匹のメスが平均寿命までに産む卵の数は、500個以上とも言われています。
ちなみにゲジゲジのメスは、卵を産めるようになるまで2年ほどの期間が必要。
ライフサイクルが5〜6年程度であるのに対し、成虫の寿命はやや短く感じますが、それでも産卵回数が多いためこの数を生むことができるというわけです。
では続いて
「ゲジゲジの幼虫」についてです。
ゲジゲジの幼虫!
5月〜9月にかけて成虫が産卵した卵は、3週間程度で孵化します。
ゲジゲジの幼体は、足の数は少ないですが既にゲジゲジの姿をしています。
しかし色も白いため、この時点では「ゲジゲジだと分からない」場合もあるようです。
この幼体は、生まれたばかりの頃は足が4対(計8本)しかありません。
その後2年ほどの時間をかけて何度も「脱皮」を繰り返します。
この「脱皮」のたびに体節と足の数が増えていき、最終的には足は15対30本となるのです。
身体の大きさも3p前後となり、足が長い特徴的な体型となります。
そして完全に体が成熟し、成虫となってから産卵を行います。
卵が孵化し無事に生まれてきても、成熟してから寿命までに2年程度の期間があります。
そしてこの2年間に、500個もの卵を産むのです。
ゲジゲジは噛むの?毒はある?
ゲジゲジは見た目においても分類としても「ムカデの仲間」として知られていますので、
- 噛む
- 強い毒を持っている
と思われることが多いです。
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ではゲジゲジは噛むのか?
結論から言うと、噛みつくような狂暴な性質はなく、人間を襲うようなことはありません。
まれに追い詰められると「生存本能」として咬む場合があります。
しかしこれも手を出さなければ問題ないため、例外ではあります。
また毒に関しては、持ってはいますが「大変弱い毒」です。
強い痛みや腫れを伴うようなものではありませんので、もし噛まれてしまった場合は、流水でしっかり洗い流せばほとんど影響はないでしょう。
ムカデのように「痛み」や「広範囲の腫れ」を伴うような毒ではありません。
大きなアゴはゴキブリなどを食べるため
ゲジゲジの顔をアップしてみると、アリのようなしっかりしたアゴをしているのが分かりますね。
ただこれは人間を噛むためなどではなく、ゴキブリなどの害虫をムシャムシャと食べるために発達しています。
ゲジゲジは益虫か?害虫か?
ゲジゲジは益虫か?という話はたくさんありますが、これは「どの視点で見るか」によって変わってきます。
ゲジゲジが益虫だと言われる点は?
ゲジゲジには
- カマドウマ
- ゴキブリ
- 白アリ
- ガ
などの害虫をエサとする習性があります。
「アブラムシを食べるため、テントウムシは益虫」と言われるように、これらの害虫を食べるゲジゲジは「益虫」と言っても過言ではないでしょう。
特にゴキブリを食べる時などは、背中から羽交い絞めにして足1本残すことなくきれいに食べてしまうのです。
このような習性は人間にとってとても有難く、やはり益虫と思える点です。
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害虫と言われる理由とは?
ではなぜ「害虫」と扱われるのか?
当たり前のことですが、人間がどう思っていようと、ゲジゲジは「自分のエサ」が人間の住む家の中にあれば、追いかけて侵入してしまいます。
もし侵入された場合は、その家にとって困ってしまうため「害虫」という扱いになってしまうのです。
また見た目の気持ち悪さから「不快害虫」とされています。
どちらにしても「害虫」とされてしまうのです。
ゲジゲジは「ウイルス・菌」は運ばない!
ゲジゲジは「衛生害虫」ではありません。
衛生害虫とは、「細菌やウイルス」を運んで来るため、存在するだけで衛生的に問題となる虫類のことです。
こちらの点では、ゲジゲジはまったく害虫には当たりません。
なぜなら、ゲジゲジは細菌類を運ぶような機能が体にないのです。
人間にとって問題となる寄生虫もいないため、この点では害虫ではないのです。
見た目が悪いので「不快害虫」ではありますが、ゲジゲジが姿を表したら「もしかしてゴキブリやカマドウマが、家のどこかで発生しているのかもしれない」という目安にはなります。
これらを排除してしまえばゲジゲジはいなくなるため、害虫と言うほど大した影響もないと言えます。
それよりも、エサとなっているゴキブリなどが
- 「不快害虫」であると同時に「衛生害虫」でもあること
- 貯蔵中の食品に害をなす「貯穀害虫」であること
を認識し、これらの駆除を行うことが先であると認識することが大切です。
さいごに!
ゲジゲジの駆除対策や、毒性、わき出る原因について説明しました。
もしゲジゲジが家の周りに出た場合は、ゲジゲジへの対策を行うだけでなく、根本原因となる「ゴキブリなどの駆除」も行いましょう!
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