チャドクガに刺されたら?症状&すぐ出来る対処法・薬・治療【まとめ】

チャドクガに刺されたらどうする?
症状と、すぐ出来る対処法・薬・治療【まとめ】

こんにちは。
山奥の実家で20年、多くの虫と暮らしてきたアキラです。

 

暖かくなってくる4〜5月や、真夏の8〜9月に多く目にする「チャドクガ」。

 

そんなチャドクガは「猛毒の針」を身体にまとっており、園芸作業中などに誤って刺されてしまう被害が続出しています。

 

今回は、そんなチャドクガについて、

 

刺されたらどんな症状が起きるのか?

すぐに出来る対処法はあるのか?

何科に行けば良いのか?どんな治療を受けるのか?

 

について、分かりやすくまとめてみました。

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目次
  • 刺されたらどんな症状が出るの?
  • 刺された時の対処法(応急処置7ステップ)
  • 病院での治療
  • 触れてないのに症状が?何が原因なのか

 

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どんな症状が出るの?

都心部や市街地などでは、毎年「チャドクガの幼虫」による被害が報告されています。

 

専門科でも毛虫の出る時期である「4〜5月、8〜9月」には、気を付けるように注意を呼び掛けています。

 

では、チャドクガに刺されるとどのような症状が見られるのでしょうか。

 

刺された時の症状は、大きく2パターンです。

 

 

チャドクガ皮膚炎

チャドクガによる皮膚の症状は、「チャドクガ皮膚炎」と呼ばれています。

 

代表的な症状として起こるのが、「突然の強いかゆみ」です。

 

刺されてから2〜3時間後に、蚊に刺されたような赤みが肌に現れます。

 

そして、じんましんのような「赤みの強い湿疹」が多数出てきます。

 

 

 

これらは眠れないほどの強いかゆみを伴い、また服の上からでも分かるほど、皮膚が湿疹のようにボコボコと腫れあがる「強烈な症状」です。

 

また、強い痒みがあるため思わず指で掻いてしまいますが、掻くとかゆみのある部分が広がり、同じ指で触った部分に飛び火してしまいます

 

これはチャドクガのとても小さい毒針毛が、指で触ることで移動してしまうためです。

 

このせいで触った手はもちろん、その後に触った顔や太もも、首、他の人にまでも飛び火してしまうため、とてもやっかいな症状です。

 

これらの症状は、多少の個人差はありますが、大人でも子供でも関係なく現れます。

 

 

 

アナフィラキシーショック

チャドクガ皮膚炎を起こした人の中で、「チャドクガの毒」で激しいアレルギー反応が起こる場合があります。

 

このような急性アレルギー症状は「アナフィラキシーショック」と呼ばれ、48時間以内に以下のような「急性症状」が現れます。

 

  • じんましん
  • まぶたの腫れ
  • 息切れ
  • 気管支の閉塞
  • 唇、口が腫れる
  • 血圧低下
  • 失禁
  • 倒れる

 

気管支症状では呼吸困難となるため、これらが見られた場合は「救急」と判断し、すぐに救急車を呼んでください。

 

もし「チャドクガ皮膚炎」の症状である

 

  • かゆみ
  • 赤い発疹

 

だけであれば、自分で皮膚科に向かっても良いでしょう。

 

自分で向かう場合は、自宅などでこの後お伝えする「応急処置」をしてから行くと、症状が広がらずに済みます。

 

 

「ショック症状」か判断できない!

もし「救急かどうか分からない」「チャドクガかどうか分からない」という場合は、まずは以下に連絡してみましょう。

 

#7119(救急安心センター)

 

ここに電話すれば、「救急車を呼んだ方が良いかどうか」を相談する事が出来ます。

 

なお、子供の場合は子供専門相談窓口の「#8000」となります。

 

また「総務省消防庁」が配信している、全国版救急受診アプリ「Q助」も利用できます。

 

>>【iphone】全国版救急受診アプリ「Q助」

>>【android】全国版救急受診アプリ「Q助」

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刺された時の対処法と市販薬(応急処置7ステップ)

「突然のかゆみ」と「虫刺されのような赤い発疹」が皮膚に確認できたら、チャドクガ皮膚炎を疑いましょう。

 

ここからは、「刺されてから行うべき対処の流れ」を説明していきます。

 

 

服をビニール袋へ

他の衣服に「毒針毛」が移らないように、服を慎重に脱いで、洗濯機では無くまずは「ビニール袋」に入れます。

 

この時に、くれぐれも他の衣服やじゅうたん、ソファーなどに付かないように気を付けてください。

 

 

 

肌の針をはがす

肌についた「チャドクガの毒針毛」をガムテープではがします。

 

この毒針毛は目には見えないのものですので、ガムテープをかゆみのある部分にそっと当て、はがして取り除きます。

 

この動作を、慎重に何度も行いましょう。

 

 

 

洗い流す(+お湯での消毒)

シャワーの強い流水で、時間をかけて洗い流しましょう。

 

さらに応急処置として、「お湯での消毒」を合わせて行っても良いでしょう。

 

これはチャドクガの毒が「タンパク毒」であるためで、タンパク質を凝固させ、無効化させるために行うものです。

 

「チャドクガの毒」は50℃で無毒化されますので、50度に沸かしたお湯をかけるとかゆみがピタリと納まります。

 

しかしお湯を皮膚に一気にかけるとヤケドする可能性がありますので、少しずつかけるようにしてください。

 

 

スプーンを使っての消毒も可能!

テレビでも放送されていた事があるため、ご存知の方も多いかもしれません。

 

  1. 沸騰させたお湯に水を入れ、50℃に調整します。
  2. お湯の中にスプーンを浸して温めます。
  3. スプーンの背の部分を、かゆみのある皮膚に押し当てて消毒をします。
  4. 範囲が広ければ大きめのスプーンを使って、かゆみが止まるまで何度も行いましょう。

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市販のステロイド剤を塗布する

皮膚の毒針毛が取り除けたら、市販のステロイド剤を塗ります。

 

「アンモニア」は効果がありませんので、持っている塗り薬の成分を確かめてから使用してください。

 

なおステロイド薬は、「塗る部位によって薬の強さを変えると良い」と言われています。

 

腕や足などは「皮膚の厚い部分」なので強めでも良く、それぐらい「強いかゆみ止め」がないと治まらない事も多々あります。

 

逆に、強い薬は「顔」や「皮膚の薄い腕の内側」などに使えない場合もありますし、小さな子どもにも不向きです。

 

なお、ステロイドの強さは5段階に分けられていますが、市販薬は下から3〜5番目の強さの物が売られています。

 

 

3番目に強い市販ステロイド薬

市販薬の中では、一番強いステロイド薬。

 

以下の2つは、ステロイド薬+抗生物質(化膿止め)の薬です。

 

【フルコートf】

 

 

【ベトネベートN軟膏AS】

 

 

 

4番目に強い市販ステロイド薬

強さは「ふつう」に該当します。

 

【ムヒアルファEXクリーム】※かゆみ止め成分配合

 

 

【プレバリンα軟膏】※かゆみ止め成分配合

 

 

【リビメックスコーワ軟膏】

 

 

 

5番目に強い市販ステロイド薬

ステロイド薬の中では、もっとも弱い薬です。

 

【オイラックスデキサS軟膏】※かゆみ止め成分配合

 

 

 

このように色々な薬がありますので、もし薬局へ買いに行く場合は、薬剤師に必ず相談してください。

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抗ヒスタミン薬があれば飲んでおく

チャドクガの持つ毒は「ヒスタミン」が含まれているため、抗ヒスタミン剤が効果的です。

 

花粉などのアレルギー対策でお馴染みの飲み薬も、「抗ヒスタミン剤」であれば効果があります。

 

【ムヒAZ錠】

 

 

【アレルギール錠】

 

 

 

衣服の処理

患部の処置が終わったら、最後は衣服の処理を行いましょう。

 

衣服についた「毒針毛」をガムテープではがします。

 

散らばってしまわないように慎重に行い、何度もペリペリとはがしてください。

 

最後はスチームアイロンをかけたり、大きな鍋に入れて煮るなどして、毒を無効化させます。

 

それを終えてから洗濯機で洗うようにしてください。

 

熱は有効ですが、毒針毛を抜く前に熱乾燥機などに入れてしまうと、他の衣類に移る可能性がありますので、注意しましょう。

 

 

 

処置後の注意は?

応急処置をしても、病院に行って処置を受けるまで油断しないようにしましょう。

 

症状が出た時から完治するまでは、以下のことを守りましょう。

 

  • アルコール類を飲まない。
  • お風呂はシャワーを短時間で行う。
  • あまり触らないようにする。

 

これらは「アレルギー症状を誘発させないための条件」でもあります。

 

特に皮膚は衣服で触れることが多いため、かゆみを再び引き起こし広がってしまうことがよくあります。

 

しっかり治るまで注意しましょう。

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病院ではどんな治療を受けるの?

「虫に刺された」と言っても、

 

  • クモ
  • ムカデ
  • ハチ
  • チャドクガ

 

のような虫に刺された場合は、念のために医者へ相談することが進められます。

 

 

治療内容は?

治療はアレルギー科皮膚科が専門となります。

 

万が一「アナフィラキシーショックの症状」が出ている場合は、緊急扱いとなります。

 

さて、では症状を病院で見せるとどういう反応があるかと言うと、「症状が出ている部分を掻くのを我慢するように」と忠告されるくらいでしょう。

 

なぜなら、「掻かないのが一番治りが早い」からです。

 

しかし「眠れないくらいのかゆみ」が出てるため、これさえも難しい場合もあります。

 

処方される「強めのかゆみ止め」を使い、気をそらしてなるべく掻かないように意識しましょう。

 

治療の効果が早く出る人は1週間ほどで治まりますが、長くなると半年ほどかかる場合もあります。

 

中には以下のように「跡」に残ってしまう方もいます。

 

 

 

 

なお、治るまでの時間は「アレルギーがあるか否か」でも変わってきますので、「自分がどんなものにアレルギー反応が出るのか」を知っておくと良いでしょう。

 

 

 

処方薬は?

病院では「ステロイド軟膏」「かゆみ止め」が処方されます。

 

「あれ?それなら受診する必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、上で説明のとおり、市販薬は効果が弱いものです。

 

病院では「効果が早めに現れるよう」にと、強めのステロイド剤が処方されます。

 

ただし「短期間で治る皮膚炎」ではありませんので、処方薬でどうにかするというよりも、時間をかけて治療を行うことが重要となります。

 

 

 

治療後の注意点は?

チャドクガ皮膚炎は、二度目に起こした場合は一度目よりも悪化する傾向にあります

 

これはスズメバチに刺された場合と同じように、体内に「抗体」ができ、身体が反応するようになるためです。

 

一度目の時は軽い症状であったとしても、二度目はショック症状を起こす可能性がありますので、チャドクガ皮膚炎に一度なってしまった場合は、二度目が起こらないよう注意して過ごしましょう。

 

なお、駆除する場合は「安全な服装」「安全な方法」で行いましょう。

 

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チャドクガに触れなくとも症状が出る?!

さいごに、

 

「いつの間にか刺されていた」

「触れた覚えは無い」

 

という方もいると思うため、炎症が起きる原因について紹介しておきましょう。

 

 

毒は毛にある!

ご存知だとは思いますが、炎症は「チャドクガの幼虫」が持つ “毒針毛(どくしんもう)” が原因で起こります。

 

チャドクガの幼虫はいわゆる毛虫で、500万本もの「細かい毒針」で覆われています。

 

「ツバキ科の植物」の葉の裏にくっついていることが多く、幼虫は1枚の葉の裏に何十匹も集まって過ごしています。

 

 

ツバキ科の植物は日本では「庭の仕切り」にすることも多く、花もキレイで楽しめることから、子供が知らずに触れてしまうことも多い植物です。

 

 

 

触ってないのになぜ炎症が起きる?

チャドクガは、幼虫に直接触った場合だけでなく、

 

  • 脱皮の抜け殻
  • 抜け落ちた毒針毛

 

であっても症状を起こしてしまいますので、チャドクガが死んでも「毒の力」だけは残ります。

 

さらに「“目に見えない毒針毛” が風にのって飛んでくる」だけで、人間にかゆみを発症させてしまいます。

 

チャドクガに刺激を与えると毛を撒き散らすため、近くで作業を行っていると、不本意にも針が飛んできている可能性があります。

 

また上でも説明しましたが、かゆみの症状が出ると、気付かないうちに掻いてしまい、毒針を広げてしまうことが多々あります。

 

さらに衣服につくと、次は他の人にくっついてしまうことも多いです。

 

チャドクガがそこにいなくても「毒針毛」があるだけで発症しますので、原因の分かりにくいとても厄介な虫です。

 

 

 

さいごに!

チャドクガに刺された時の「症状」と、「すぐ出来る対処法・薬」について紹介しました。

 

チャドクガが庭の樹木に発生している場合は、しっかりと駆除・予防を行いましょう。

 

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