しめじの保存方法(冷凍はOK?)と賞味期限!栄養・カロリーと効能、白いのはカビ?洗うのOK?腐るとどうなる?切り方と石づき

しめじの保存方法(冷凍はOK?)と賞味期限!
栄養・カロリーと効能、白いのはカビ?洗うのOK?腐るとどうなる?切り方と石づきについて!

「香り松茸、味しめじ」という言葉があるぐらい、濃厚な味をもつ「しめじ」。

 

日常的にスーパーや八百屋で安く入手できるようになり、家庭の常備菜の一つとして扱われています。

 

ものによっては椎茸よりも安いですし、どんなお料理にも使え、カロリーも低いため重宝しているご家庭も多いことでしょう。

 

このページではそんな「しめじ」の保存法栄養などどこよりもわかりやすく説明しています。

 

  • 保存方法冷凍保存について!
  • 賞味期限はどれくらい?
  • 腐ってることを判別するには?
  • 栄養効能カロリーについて!?
  • 白っぽいフワフワはカビの付着か!?
  • 切り方石づきの処理
  • 洗っても良いの?調理前に洗うべき?

 

 

しめじの保存方法と冷凍保存について!

おすすめの保存方法はがありますが、基本的には「しめじは足の早い食べ物(期限が長くない物)」ということを大前提に知っておきましょう。

 

しめじは、安売りしていると「ついつい買いすぎてしまう野菜」の一つではないでしょうか?

 

しかし、さすがに毎日しめじを食卓に並べるわけにもいかず、余った分の保存方法に悩む主婦の方も多いと思います。

 

しめじはキノコの一種ですから本来なら高温多湿を好むのですが、できるだけ長期に保存させるならしめじが好む環境はNGです。

 

ご存知の通り、キノコは野菜と言っても種から芽吹くものではなく、胞子から成長する菌類の一種です。

 

したがって、増殖力が強いのですが日持ちはしません。

 

すぐに胞子を蒔いてその世代の役目を終えてしまいます。

 

そのため、しめじを保存する時のポイントとしては

 

  • 乾燥している冷蔵庫で保管する
  • 水気をよくふいて、小分けにしてラップに包む
  • 保存分は2〜3日で消費するようにする

 

などがあります。

 

しかし、このように出来るだけ長期保存する工夫をしても、やはり数日のうちには使い切ってしまいたいものです。

 

 

冷凍保存は出来るの?

近年、冷凍食品でもキノコ類が取り扱われるようになり、家庭でも工夫をすればしめじの冷凍保存は可能です。

 

ですので1ヶ月程度で使い切ることを前提に、冷凍保存するための方法をお教えしましょう。

 

まずしめじのパックを見るとわかる通り、一つの株からいくつものしめじが生えています。

 

この根っこのような部分を「石づき」と呼んでいます。

 

冷凍保存する時は

 

  • この「石づき」を切り落として、しめじを一本一本ばらす
  • それを3つか4つの小分けにし、フリーザーバックに入れる

 

このように冷凍保存しましょう。

 

この際、できるだけ急速冷凍をするのが鮮度を保つコツですので、金属製のバットなどを利用して、熱伝導率を上げるようにすればなお良いでしょう。

 

なお、キノコ類は洗うと風味が落ちますので、冷凍保存する際には洗わずに水気と汚れをキッチンペーパーなどで綺麗に取り除くようにして下さい。

 

その際、ゴシゴシとこするようにするのは傷みを早めるのでやめましょう。

 

 

 

続いては「賞味期限」について説明しましょう。

 

 

しめじの賞味期限はどれくらい?

上でも説明したとおり、しめじは日持ちのしない野菜なので、普通に冷蔵庫で保存する場合は2〜3日で消費するようにしましょう

 

日持ちのしない野菜は、出荷してちょうど店頭に並ぶ頃に食べ頃を迎えるようになっています。

 

つまり買ったその日が一番の食べ頃だと考えておきましょう。
(購入日が賞味期限と考えて差し支えありません)

 

もしくは袋に書かれている消費期限を必ず守るようにしましょう。

 

 

しめじは腐るとどうなるの?

しめじは腐ると、全体的に色が茶色っぽくなり、見た目にも水っぽくなってきます

 

またカサの部分が大きく開ききってしまったものは、鮮度が落ちている証拠ですので食用には向きません。

 

一方で、カサの表の色は栽培環境などによって異なるので、鮮度や味にはあまり関連性はないとされています。

 

保存しているラップや容器内に茶色い水分がついており、強い臭いを発しているようであれば腐っている証拠なので、食べないようにしてください。

 

 

しめじの栄養とカロリー、効能について!

しめじにも色々な種類がありますが、一般的に食用として栽培され、スーパーでパック売りされているのは「ブナシメジ」と呼ばれている種類です。

 

野生のしめじで味が飛び抜けて良いのは「本しめじ」ですが、こちらは栽培が難しく、値段も高いです。

 

そのため、ここでは一般的なブナシメジの栄養素やカロリー、健康にどのような良い作用があるのかなどを説明していきたいと思います。

 

 

しめじの栄養素!

まず、ブナシメジには次のような栄養素が含まれています。

 

※ここでは一旦、各栄養素における一般的な効果を一緒に記載しています

 

ビタミンC

強い抗酸化力があり、余剰な活性酸素を除去してくれます。
また、美肌にも良いビタミンとして知られています。

 

ビタミンD

カルシウムのバランスを整え、免疫力をアップする効果が確認されています。

 

ビタミンB1

皮膚や粘膜を強くする作用があり、近年認知症にも良いことが確認されています。

 

ビタミンB2

細胞を活性化させ、余分な脂質を代謝する効果があります。
また新陳代謝を助け、肌を綺麗にする作用も確認されています。

 

ビタミンB6

代謝を上げる、細胞の生成を促すなど重要な働きのあるビタミンです。

 

ナイアシン

エネルギーを作り出す重要な物質です。
脂質、糖質、たんぱく質の分解にも関与しています。

 

カリウム

ナトリウム(食塩の主成分)の排泄を促す作用がある必須ミネラルの一種です。
さらに血流を調整する作用もあります。

 

血液中の酸素を運搬する役割のある重要な成分です。
日本人女性の貧血のおよそ9割が、鉄分が不足している「鉄欠乏性貧血」だとされています。

 

食物繊維

腸に作用し、便秘を解消して腸内環境を整える作用があります。

 

各種アミノ酸

しめじの旨み成分の元になる物質で、体内では代謝にとって必要不可欠な物質です。
※しめじに含まれているアミノ酸の例:イノシン酸、グルタミン酸など

 

 

 

ブナシメジの全ての栄養素が確認されているわけではありません。

 

しかし今のところは代表的な栄養素として、これだけの重要な成分が含まれていることが判明しています。

 

では次に、これらの成分から期待できる「効能」について紹介します。

 

 

しめじの効果・効能とは?

ブナシメジが持つ健康効果については、今のところ以下のような効能が確認されています。

 

ストレス対策

カルシウムの吸収を助けるビタミンDの作用によって、ストレスを緩和します。

 

免疫力の強化

これは

 

  • 細胞の代謝増進に役立つ「ビタミンB群」
  • 抗酸化力の強い「ビタミンC」
  • 各種アミノ酸
  • 血液中の酸素や栄養素の運搬能力を上げる「ミネラル(鉄やカリウム)」

 

を多く含んでいることによるものです。

 

疲労回復

若返りのビタミンといわれている「ビタミンB群」の作用と、免疫力を強化する作用とで疲労回復に効果があります。

 

ダイエット

食物繊維が多く、低カロリーなのでダイエットに最適な食材です。

 

エイジングケア

これは

 

  • カルシウムの吸収を助ける「ビタミンD(骨粗鬆症予防)」
  • 基礎代謝を上げる「ビタミンB群」
  • 血液を強化する「必須ミネラル(鉄やカリウム)」
  • エネルギーを作り出す「ナイアシン」

 

など、老化防止に有効な成分が多く含まれているからと言われています。

 

美肌、美白効果

「ビタミンC」が抗酸化力を発揮し、「ナイアシン」がエネルギを生み出すことによって、新陳代謝を活性化させ肌荒れを防いでくれます。

 

便秘解消

食物繊維が便秘解消に効果的です。

 

 

しめじのカロリーはどれくらい?

実は、しめじはダイエットにも最適と言われてる食材です。

 

ブナシメジのカロリーは100gで18kcalと非常に定カロリーです。

 

さらにGI値(血糖値の上昇を示す指数)も「27」という非常に低いスコアですので、ダイエットや糖尿病食などに最適な素材です。

 

スーパーで売られている一般的なブナシメジは、だいたい1パックあたり50〜100g程度です。

 

そのため、カロリーを気にせず献立のカサ増しと、栄養価アップに積極的に利用したい食材と言えるでしょう。

 

 

白っぽいフワフワした物体はカビなのか!?

カサの上に「白いふわふわとした綿」のような物体が付着していることがあると思います。

 

しかしあれは「カビ」ではなく、菌糸が成長したもので「気中菌糸(きちゅうきんし)」と呼ばれています。

 

食べても大丈夫な物です。

 

調理しているとほとんど見えなくなりますが、気になる方は湿ったペーパータオルでサッとふき取ってしまいましょう。

 

 

しめじの切り方と、石づきの処理について!

しめじの下の方にある「土台」のようなものは「石づき」と言って、菌類であるキノコの根っこのようなものです。

 

基本的に毒ではないのですが、食感も悪く、傷みも早いので食用には向きません。

 

通常は石づきを取って調理するものだと理解しましょう。

 

切る場合は、以下のようにおおよそ根本が切れていれば大丈夫です。

 

 

また上で説明したとおり、保存する時も「石づき」は切り取って小房わけにするのが基本です。

 

なぜなら、石づきから養分が回って胞子を早く放出してしまうからです。

 

しめじにとってはとても大事な部分ですが、食用には向かないので普通は食べません。

 

 

しめじは洗っていいの?

結論から言うと、洗わない方が良いです。

 

なぜなら上でも少し説明しましたが、しめじを洗うと風味(美味しさ)が損なわれるからです。

 

また、しめじを濡れた状態にしておくと劣化が早くなりますし、原則「加熱処理」して食べる前提となっているため、洗う必要が無いです。

 

白いフワフワ(気中菌糸)がついており気になる場合も、洗わずにその部位だけ濡れたキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。

 

 

さいごに!

いかがでしたでしょうか?

 

しめじは「低カロリー」でありながらも栄養もちゃんと備わってるため、使いやすい食材です。

 

安いしカサ増しにもかなり有効ですのですので、どんどん取り入れていきましょう。

 

キノコ類の記事!

>>しいたけの保存方法(冷凍OK?)と切り方!栄養・カロリー・効能・賞味期限について!

>>えのきの保存(冷凍保存OK?)と栄養・効能!賞味期限や消費期限、洗うと腐るのか?

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