にんにくの効果・効能と、食べ過ぎで下痢・腹痛・胃もたれに?これってアレルギー?

にんにくの効果・効能と、食べ過ぎで下痢・腹痛・胃もたれに?これってアレルギー?

「元気の源」として人々が口にしているニンニク。

 

実際に色々な効果がありますが、

 

「どんな効果があるのか分からない」
「食べ過ぎたらどうなるの?」
「下痢や胃もたれをおこしちゃった・・・」

 

などなど、疑問や悩みを抱える方も。

 

そこでこのページでは、そんな「にんにくのアレコレ」をどこよりも分かりやすく説明していきましょう。

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〜目次〜

  • にんにくの成分が持つ効果・効能とは?!
  • にんにくの食べ過ぎ下痢・腹痛・胃もたれを起こすのはなぜ?
  • 下痢や腹痛、胃もたれを起こした場合の対処!
  • 少量でも下痢を起こすのは、にんにくアレルギーの可能性も!

 

 

にんにくの成分が持つ効果・効能とは?!

にんにくにの臭いの元になるのは「アイリン」という物質です。

 

しかし生のにんにくに含まれている「アイリン」は、本来無臭の物質です。

 

これがスライスしたり、つぶされたりした時の刺激によって「アリナーゼ」という物質と反応し、「アリシン」という辛味成分に変化します。

 

この「アリシン」が臭いを発する元となるのですが、一方でこれが「健康に良い」とも言われている成分なのです。

 

 

主役成分「アリシン」にスゴイ効果が!

まず、今回の主役「アリシン」についてです。

 

アリシンは体内に取り込まれると酵素などの働きで「イオウ化合物」に変異します。

 

この「イオウ化合物」における代表的なものとしては

 

  • アホエン
  • ジアリルスルフィド

 

などであり、その数は数十種類になるとも言われています。

 

この「イオウ化合物」の体内での働きとしては

 

  • 抗菌作用
  • 解毒作用
  • 血栓を作りにくくする作用(動脈硬化症や高血圧の予防)
  • 抗酸化作用(活性酸素と結びついて無害化する)

 

などが挙げられます。

 

本来「イオウ」には毒性がありますが、イオウ化合物になることで体に有益な成分となっています。

 

特に

 

  • 抗菌作用
  • 解毒作用

 

は強力で、「にんにくの精油1滴を12万倍に薄めても、チフス菌やコレラ菌を殺す」といわれているぐらいです。

 

この作用は「肝臓の働き」「免疫機能をサポートする」ので、意識して摂りたい食材です。

 

ただし、刺激が強いため食べ過ぎは「下痢や腹痛」などの消化器症状をきたしますので、注意が必要です。

 

※食べ過ぎによる影響は後ほど説明します!

 

そのため、だいたい一日に中ぐらいのにんにく1片(生の状態)程度で良いとされています。

 

加熱したにんにくの場合は、3片ほどが適量になります。

 

 

「ビタミン・ミネラルとの相乗効果」もスゴイ!

またニンニクには、豊富な「ビタミン類」「ミネラル」も含まれています。

 

それらが相互に作用することで、以下に挙げるような効果が期待出来るとされています。

 

  • 感染症予防効果
  • 疲労回復、集中力を高める効果(抗うつ効果)
  • コレステロール値を下げる効果
  • 血流改善効果
  • 生活習慣病予防効果(高血圧症、動脈硬化症、糖尿病など)
  • 抗がん作用
  • アンチエイジング効果
  • 肝機能改善効果
  • 二日酔いの予防効果(解毒作用によるものです)
  • 冷え性改善効果
  • 食欲改善効果
  • 消化不良、胃酸過多などの予防、改善
  • 胃(十二指腸)潰瘍予防効果
  • 便秘、下痢などの便通改善

 

などです。

 

このように、私たちの健康にとって非常に有益な効果があるということがわかります。

 

なお、にんにくの抗菌・殺菌効果が一番高いのは「アリシン」の状態です。

 

風邪をひきやすい時期には「生のすりおろしたにんにく」を少量取るだけでも、多くのアリシンが合成されます。

 

そのため、休みの前の日など人目が気にならない時は、生のにんにくを食べるようにすると良いでしょう。

 

 

 

では次は、
「食べ過ぎと下痢・腹痛・胃もたれの関係」について説明します。

 

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にんにくを食べ過ぎとなぜ「下痢・腹痛・胃もたれ」になるの?

にんにくを食べ過ぎると、お腹を壊して腹痛下痢胃もたれなどが起こります。

 

じつはこれも「アリシン」が原因であるかもしれないのです。

 

アリシンとはにんにくが発する刺激成分で、辛味や臭いの元となる成分です。

 

この刺激によって消化器が刺激され、上記のような消化器症状を起こす可能性が高いのです。

 

特に小さいお子さんやお年寄りは「刺激に弱い」ため、注意が必要です。

 

またアリシンには強い抗菌作用があり、体内の悪玉菌や病原菌だけでなく善玉菌まで殺してしまう可能性があるので、過剰摂取には注意が必要です。

 

 

にんにくの食べ過ぎで腹痛や下痢・胃もたれが起きた場合

まず、すでにこれらの症状が起きてしまっている場合は「水」を飲みましょう。

 

アリシンは水に溶ける性質があるので、水分と一緒に早く胃腸から出て行くことが考えられます。

 

もし胃もたれがひどい場合は、キャベツを添えると良いでしょう。

 

キャベツには胃腸を守る「ビタミンU」という物質が含まれています。

 

また上で説明のとおり、キャベツの水分と一緒に早く胃腸から出て行きやすくなります。

 

では普段から「にんにくによる胃腸障害」が起こりやすい場合はどうしたら良いのでしょうか?

 

 

「摂取量を調整」して予防!

大前提として、大人一人のにんにくの摂取目安は

 

  • 生のにんにくで「1片」
  • 火を通したにんにくで「3片」

 

と言われていますので、これを超えないようにしましょう。

 

ただし、体質によっては大丈夫な人もいるし、食べ慣れてくると平気になるケースもあるので、適量はこの目安から加減してください。

 

予防の一つ目としては、「食べ過ぎないこと」に限ります。

 

 

「事前にタンパク質を摂る」ことで予防!

にんにくを食べる時は、前もって少量のものを胃に入れてから食べるようにしましょう。

 

空腹時は胃酸が多く出て、中枢神経を刺激して「空腹信号」を出しています。

 

にんにくの香りには「食欲増進効果(これもアリシンの作用です)」があるのですが、いきなり生のにんにくを空腹状態の胃に入れると、アリシンの刺激でさらに胃酸過多になり、腹痛や胃もたれを起こします

 

なお、牛乳などの乳製品に含まれている「タンパク質」には、アリシンを包みこんでしまう働きがあります。

 

そのため、食前に牛乳を飲んでからにんにくを食べると胃もたれが起こりにくいですし、臭いもある程度防ぐことができます。

 

ヨーグルトでも大丈夫ですが、アリシンの殺菌効果でヨーグルトの乳酸菌が死滅する可能性もあります。

 

そのため、にんにく料理と一緒にヨーグルトを摂るのは少し考えものです。

 

 

「日頃から胃腸を強くする」ことで予防!

日頃から胃腸が弱い人は、出来るだけにんにくの摂取量を控えるようにしましょう。

 

また乳酸菌や発酵食品を多く食べることで、腸内環境を整えると胃腸が丈夫になります。

 

 

「アリシンの刺激を減らす」ことで予防!

アリシンはにんにくを切ったり熱したり、またすりおろしたりといった具合に何らかの強い刺激を加えると生じる物質です。

 

しかしゆっくりと火を通したり、時間が経つと自然消失していきます

 

※およそ10時間ほどで自然消失すると言われています

 

そのため、お子さんやお年寄りがいる家庭では「生のおろしにんにく」を使うことは避け、ゆっくりと火を通した状態で摂取するようにしましょう

 

そうすると臭いも刺激も少なくなります。

 

ただし、アリシンは油で揚げると分解されにくくなってしまうため、

 

  • ガーリックオイル
  • 揚げにんにく

 

を食べるとお腹を壊す人が多いようです。

 

※ガーリックオイルの場合は、時間の経過によってかなりの数のアリシンが消失しています。

 

 

 

これらの予防で、「にんにくによる消化器症状を100%抑えることが可能」というわけではありませんが、とっさの場合の対処・予防になると思います。

 

もし、少量のにんにくでも下痢を起こす場合は、にんにくに対するアレルギーの可能性もあります。

 

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にんにくがアレルギーの原因となることも!

アリシンが消化器症状の原因ではなく、少量のにんにくでも下痢を起こす場合は、にんにくに対するアレルギーの可能性もあります。

 

にんにくアレルギーで現れる主な症状としては

 

  • 下痢
  • 吐き気、嘔吐
  • くしゃみ、鼻水
  • 蕁麻疹、湿疹
  • 全身発赤
  • 呼吸困難
  • チアノーゼ(顔色が悪くなる)
  • 喉の粘膜が腫れて呼吸が荒くなる

 

などがありますが、まれに重症化する例もあります。

 

万が一にんにく料理を食べてこうした症状が出た場合は、我慢せずにすぐに消化器内科もしくは救急車を呼んで、医療機関で適切な処置を受けるようにしてください。

 

そしてアレルギーが原因の場合は、以後にんにく料理を食べないようにすることが肝心です。

 

 

さいごに!

いかがでしたでしょうか?

 

にんにくは食べ過ぎない限りは、健康に良いってことが分かって頂けたかと思います。

 

食べたあとのニオイは気になりますが、少量ずつでも日々食べてみてはいかがでしょうか。

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