モモンガの値段とベッタリなつく飼い方!餌・お風呂・ケージ【画像】

モモンガの値段と、ベッタリなつく飼い方!
餌・お風呂・ケージ選び【画像あり】

こんにちは。
動物と昆虫をこよなく愛するアキラです。

 

最近ペットショップでよく見かける「モモンガ」という動物。

 

「森の妖精」と名高いモモンガですが、実はその「飼育方法」はわりと簡単です。

 

ただモモンガは種類によって「なつきやすさが違う」などの特徴もあるので、その辺りもしっかりと理解したうえで飼って頂ければと思います。

 

目次
  • 「飼育が許されているモモンガ」2種類の違いと値段
  • 正しい飼い方(温度管理ケージ選びなど)!
  • モモンガの餌(主食・おやつ)
  • お風呂の入れ方!
  • モモンガがなつく5つの方法

 

こちらも参考に!
>>モモンガの種類と、ムササビとの5つの違い【寿命・鳴き声・飼育の可否】

 

 

 

 

 

飼育できるモモンガは実は2種類!

ひとくちに「モモンガ」といっても、様々な種類があることをご存知ですか?

 

実は現在、日本でペットとして飼育できるのは、多数あるモモンガの中でもたった2種類です。

 

そしてその2つのモモンガは、動物学的にはまったく違う種類の動物なんです。

 

その2種類とは、同じ「モモンガ」という名前を持ちながら、異なる生態である

 

  1. フクロモモンガ
  2. アメリカモモンガ

 

です。

 

そこで当ページでは、この2種類の「モモンガの飼育」について説明していきますね!

 

 

 

まずは2種類の違いや値段を簡単に!

ではまずは、

 

  1. フクロモモンガ
  2. アメリカモモンガ

 

の生態の違いと、値段の違いなどを説明しましょう!

 

 

フクロモモンガ

フクロモモンガは、

 

フクロネズミ目 フクロモモンガ科 フクロモモンガ属

 

の動物です。

 

 

ネズミっぽくも見えますが、「げっ歯類」とはまったく異なる種類の動物です。

 

オーストラリアやインドネシアの東部など暖かい地帯に生息し、地域によって7つの亜種が存在します。

 

 

 

■フクロモモンガの「体の特徴」
フクロモモンガの平均的な大きさは

 

  • 体長16〜21p

    (しっぽの長さも体長とほぼ同じで16〜21p)

  • 体重95〜160g

 

です。

 

前足と後ろ足の間には、皮膚が進化したヒダ「飛膜」を持ち、最大100mほどの空中滑空が可能

 

【空飛ぶモモンガ】

 

メスは、カンガルーなどと同じく腹部に「育児嚢(いくじのう)を持つことから、分類的には「有袋類」とされています

 

少し見にくいですが、お腹にある袋の中で赤ちゃんを育てます。

 

 

 

 

■フクロモモンガの「行動」
主に日が暮れると活動を始める夜行性。

 

自然下では

 

  • 昆虫
  • 樹木の樹液
  • 果実

 

などを食べて生活しており、「1匹のオスに5匹程度のメスで群れ」を作っています。

 

また縄張り意識がとても強く、群れに違う個体が新たに入るのを許しません。

 

そのためオスは、自ら出した分泌物を定期的にメスに塗り付けて、「個体識別」を行うという習性があります。

 

 

 

■フクロモモンガの「寿命」
飼育下での寿命は約8〜12年程度

 

小動物の中では比較的長寿な動物だといえるでしょう。

 

 

 

■フクロモモンガの「値段」
フクロモモンガの値段は1万円〜2万円程度

 

繁殖数が安定しているため、ペットショップでは比較的安価で販売されています。

 

ですが、まれに流通する色変種「リューシスティック」の値段はなんと20万円以上

 

 

リューシスティックとは、「突然変異によって全身真っ白、またはクリーム色になった個体」のことを指します。

 

先天性の色素欠損であるアルビノとは異なり、目は真っ黒です。

 

ノーマルと比べて特別「病弱」などの問題もなく、人気の高いカラーですが、日本ではめったに見ることができません。

 

そのため希少価値の高さから、破格の値段がついています。

 

 

アメリカモモンガ

アメリカモモンガは

 

ネズミ目 リス科 アメリカモモンガ属

 

の動物です。

 

 

カンガルーの仲間である「フクロモモンガ」とは違い、こちらはシマリスやジリスなど「リス科の動物」達と同じ分類。

 

主な生息地はアメリカやカナダ、メキシコなど。

 

 

 

■アメリカモモンガの「体の特徴」
平均的な大きさは

 

  • 体長14〜15p(しっぽの長さ8.5〜12p)
  • 体重50〜80g

 

と、フクロモモンガよりやや小柄です。

 

フクロモモンガと同じく「飛膜(ひまく)」を持っており、手足を広げることによって空気の抵抗を増やして空中を自由に滑空します。

 

ただしフクロモモンガのような「育児嚢(いくじのう)」は持っていません。

 

 

 

■アメリカモモンガの「行動」
野生では主に

 

  • 植物の芽
  • 種子
  • クルミ
  • キノコ

 

などを食べており、「植物食の傾向が強い雑食性」の動物といえるでしょう。

 

群れで生活するフクロモモンガとは違い、アメリカモモンガは単独行動をします。

 

ですが、寒い冬や子育て期間などは1つの巣穴に20匹以上が固まって過ごすことも。

 

 

 

■アメリカモモンガの「寿命」
飼育下での寿命は、フクロモモンガと同様に約8〜12年程度

 

神経質で臆病な性格をしていますが、体は丈夫な個体が多いとされています。

 

 

 

■アメリカモモンガの「値段」
アメリカモモンガの値段は約1万円〜3万円程度です。

 

一時期、「輸入規制」の対象となった影響により、日本ではいまだ流通量が少ないアメリカモモンガ。

 

「犬猫を取り扱っているペットショップ」ではまず見ることができないため、購入は小動物専門店ブリーダーを経由するのが一般的です。

 

 

 

ここまでが「2種類のモモンガの違い」でした!

 

こちらも参考に!
>>モモンガの種類と、ムササビとの5つの違い【寿命・鳴き声・飼育の可否】

 

 

では続いて
「モモンガの正しい飼い方」について説明しましょう!

 

 

モモンガの正しい飼い方(環境づくり)

ここでは、モモンガを飼うにあたっての

 

  • 温度管理
  • おうち作り(環境)

 

を説明します。

 

※餌については次の章で説明します!

 

 

 

温度管理!

モモンガの快適温度は、種類によって異なります。

 

エアコンやヒーターなどを利用し、「それぞれに合った温度」を保つようにしましょう。

 

 

【フクロモモンガ】
フクロモモンガの快適温度は23〜28℃です。

 

暑さには比較的強いフクロモモンガですが、実は寒さにはめっぽう弱いという弱点があります。

 

気温が20℃以下になると、「体調不良や食欲の低下・ストレスによる自咬症」がみられることも。

 

フクロモモンガが健康を維持できるよう、

 

  • 夏は「エアコン」
  • 冬は「ヒーター」「爬虫類用の保温シート」

 

などを使って、快適な温度を保つようにしましょう。

 

 

 

 

【アメリカモモンガ】
アメリカモモンガは、カナダなど「冬の気温が0℃を下回るほどの寒い地帯」にも生息しています。

 

そのため、他のリス科動物やフクロモモンガに比べると比較的寒さに強いといえるでしょう。

 

とはいえ、それはあくまでモモンガの中ではの話。

 

「15℃を切るほど寒い日」が続けば、当然食欲は低下し動きも鈍くなっていきます。

 

特に春先や秋口は「気温の上がり下がり」が激しいため、空調管理は徹底する必要があるでしょう。

 

アメリカモモンガの快適温度は20〜26℃

 

寒さよりはむしろ暑さに弱いため、ケージ内を過度に暖めるのは禁物です。

 

アメリカモモンガが自ら体温調節できるよう、ヒーターは一部分のみに当てること。

 

あるいは、サーモスタット(設定温度を超えないよう、自動で調整する機能)がついているヒーターを使用するようにしましょう。

 

 

モモンガのおうち(環境づくり)

続いては、「モモンガのおうち」作りについて説明しましょう。

 

モモンガのおうちでは

 

  1. ケージ
  2. 巣箱
  3. 登り木
  4. ステップ

 

を用意してあげましょう!

 

 

 

ケージ

夜行性であるモモンガは、夜になるととても活発に動き出します。

 

どちらの種類のモモンガも地面に下りることはほとんどなく、活動は主に「立体的」

 

そのため、ケージは床面積よりも高さのあるものを選びましょう。

 

理想的な「モモンガの飼育ケージ」の広さは、幅と奥行きが50p以上のもの。

 

高さは高ければ高いほど良いですが、一般家庭で飼育する場合は70p程度あれば十分です。

 

 

シマリスやデグー用としてペットショップで売られているものや、あるいはインターネットで取り扱われている中型インコ用のケージもオススメです。

 

ちなみに、モモンガはとても手先が器用です。

 

脱走防止のため、ケージの扉には必ず「ナスカン」などをつけるようにしましょう。

 

 

ケージ内には「ペットシーツ」を!

モモンガはトイレを覚えない動物です。

 

もともと縄張り意識が強く、警戒心が強いとされるモモンガ。

 

自分のニオイをまき散らし、縄張りを主張する「マーキング」の習性を持つために、排泄場所を一ヶ所に固定することがないのです。

 

これは「フクロモモンガ」のオスには、特によく見られる行動です。

 

穀物など主に「植物性の食事」を好むアメリカモモンガと比べると、フクロモモンガの排泄物はキツイにおいを発します。

 

ケージ内の清潔と悪臭を防ぐためにも、定期的な掃除は必要不可欠。

 

ケージの床には「網状のすのこ」を敷き、その下に「脱臭作用のあるペットシーツ」などを敷き詰めておきましょう。

 

こうすることでケージ内の掃除がしやすくなり、かつ悪臭をある程度抑えることができます

 

 

 

 

巣箱

野生では主に「木の上」で活動するモモンガ。

 

日中は、高い樹の洞(樹の皮が剥がれたことで内部が腐り、洞窟状の穴が開いたもの)で体を休めています。

 

そのため、モモンガの巣箱の設置場所は高い位置がベスト

 

できるだけ自然に近い状態で飼育ができるよう、木でできた巣箱を利用するのがおすすめです。

 

小鳥用やシマリス用の巣箱ならある程度の広さがあるため、モモンガも快適に過ごすことが出来ますよ。

 

 

また冬など寒い時期であれば、ペットショップで売られている布製の巣箱を使っても良いでしょう。

 

 

 

ですがモモンガは巣箱でも関係なく排泄をするため、においが染み込みやすい布製のものはやや使い勝手が悪いかもしれません。

 

巣箱の素材は、「飼育環境と季節によって上手に使い分ける」ようにしましょう。

 

 

 

 

登り木

モモンガがケージ内を自由に動き回れるよう、「登り木」を用意してあげましょう。

 

登り木は「爪の伸びすぎ防止」にも役立ちます。

 

モモンガやシマリスなどの「小動物用」に売られているものはもちろん、爬虫類や観賞魚の水槽に入れる「インテリア用」の木材など、どんなものでも構いません。

 

 

モモンガの安全を考え、ある程度「硬さ・長さ」のある丈夫なものを選ぶようにして下さい。

 

 

 

 

ステップ(餌置き場)

モモンガは排泄場所を一カ所に固定しないため、ケージ内はすぐに汚れが目立つようになります

 

モモンガの「食事スペース」を少しでもキレイな状態に保てるよう、「食器置き場」としてステップを設置しましょう。

 

またステップは、モモンガが「毛づくろいをする休憩所」としても使えます。

 

巣箱で寝ている時間が長いだけに、モモンガのリラックス姿はとても貴重。

 

飼育する喜びを実感するためにも、ぜひステップを用意してモモンガの生態を覗いてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

では続いて
「モモンガの餌(主食とおやつ)」について説明しましょう!

 

 

モモンガの餌(主食とおやつ)

続いては餌について説明します。

 

日本で飼うことのできる

 

  • フクロモモンガ
  • アメリカモモンガ

 

の2種類は、微妙に違う食性を持っています。

 

同じ「モモンガ」という名前ではありますが、必要な栄養素はそれぞれ異なるもの。

 

必ず「動物種に合った食事」を与えるようにしましょう。

 

では、

 

  1. 主食の餌
  2. 副食(おやつ)

 

の3つにわけて説明しますね。

 

 

 

モモンガの餌(主食)

 

 

【フクロモモンガ】の主食
フクロモモンガを飼育している人も多く、「エキゾチックアニマル」の中では比較的メジャーな動物といえるでしょう。

 

そのため、フクロモモンガには「専用フード」が販売されています。

 

 

専用フードは、「フクロモモンガの健康維持に必要な栄養素」がすべて含まれているので、主食として最適。

 

また、腐敗や酸化がしづらいペレットタイプのため、密閉容器に入れておけば長期保存ができます。

 

なお、フクロモモンガは全体的に甘いものを好む傾向があります。

 

そのため中には「専用フード」の食いつきが悪く、副食ばかり選んで食べる個体も。

 

ですが、野菜や果物だけで栄養バランスを整えるのはとても難しく、かつ多くの手間がかかります。

 

フクロモモンガができるだけ長生きできるよう、偏食は見逃してはいけません。

 

主食である専用フードは、必ず副食の前に与えるようにしましょう。

 

それでも食べない場合は

 

  • ペレットに甘い果汁やはちみつをたらす
  • 果実性食の鳥のエサをふりかける(ローリーネクター)
  • 砕いて副食と混ぜる

 

などの工夫が必要です。

 

 

 

【アメリカモモンガ】の主食
フクロモモンガに比べると、まだペットとしての歴史が浅いアメリカモモンガには、専用フードがありません。

 

そのため、アメリカモモンガには「食性の似ているシマリス」用のフードを与える必要があります。

 

 

シマリス専用フードは、「低脂肪で消化吸収の良い穀物」がベース。

 

昆虫エキス配合で、アメリカモモンガに必要な「動物性タンパク質」もしっかりととることができます

 

もともと種子や植物の芽、昆虫などを好んで食べるアメリカモモンガにとって、シマリス用フードは「とても栄養バランスが整っている食事」といっても過言ではありません。

 

この「シマリス専用フード」は

 

  • ペットショップ
  • インターネット

 

などで入手することができます。

 

アメリカモモンガの健康を保つため、ストックは切らさないようにして下さいね。

 

ちなみに、アメリカモモンガに「フクロモモンガ専用」のフードをあげてはいけません

 

なぜならフクロモモンガのフードには、動物性タンパク質がとても多く含まれているから。

 

在庫切れなど緊急の場合は代用も可能ですが、毎日与えているとアメリカモモンガの「栄養バランス」が崩れる原因になります。

 

 

 

続いては「モモンガの副食(おやつ)」について説明しましょう!

 

 

モモンガの副食(おやつ)!

フクロモモンガ・アメリカモモンガ、どちらのモモンガも雑食性であるため、比較的食べられるものは多いといえるでしょう。

 

「副食」として与えられるものは

 

  • りんご
  • バナナ
  • みかん
  • ぶどう
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • にんじん
  • チーズ
  • コオロギ
  • ミルワーム
  • 昆虫や小動物用ゼリー
  • ひまわりの種
  • 鳩の餌

 

などです。

 

また、モモンガは食べ物を手で持って食べる習性を持っています。

 

モモンガが持ちやすいよう、副食を与える際は「1p弱程度のサイコロ状」に切ってあげるのがオススメ。

 

なお、リスの仲間であるアメリカモモンガは「好物を貯蓄する癖」があるため、夏場に「傷みやすいもの」を与える際は注意が必要です。

 

 

 

 

お水

モモンガがいつでも好きな時に水が飲めるよう、水は常に新鮮なものを用意しましょう。

 

体が小さいためそれほど「多くの水」は必要としませんが、「給水器の中身」は毎日必ず取り替えること。

 

 

水は時間がたつと腐ります

 

夏場はもちろん、春や秋など「気温差が激しい時期」には注意しましょう。

 

またモモンガのなかには、給水器の使い方が分からずに水が飲めない個体もいます。

 

その場合は「浅い陶器製のお皿」などを用意し、その中に水をいれておくようにしましょう。

 

ただしモモンガはトイレを覚える習性がないため、水皿の中はすぐに排泄物で汚れてしまいます

 

ケージ内の「衛生環境」を維持するためにも、定期的に水換えを行って下さいね。

 

 

 

では続いて
「モモンガのお風呂」について説明しましょう!

 

 

モモンガのお風呂の入れ方!

ここでは「お風呂の入れ方」を説明しますが、まず大前提として。

 

お風呂には「ケージの掃除をしても排泄物のニオイが消えず、どうしても耐えられない!」という時だけ入れるようにしましょう。

 

「水浴びの習性」がないモモンガにとって、お風呂はとても体力を消耗するものです。

 

そのため、

 

「飼い主にとてもなついている」かつ「子どもの頃からお風呂に慣れている」個体

 

であれば別ですが、ほとんどのモモンガは体が濡れることで大きなストレスを感じます。

 

モモンガを長寿にするコツは、できるだけストレスを与えないこと。

 

ペットに無害な消臭剤もたくさん売られていますので、まずはお風呂にいれない方向で考えてみましょう。

 

 

安全性の高いスプレーを使おう!

ちなみに、消臭・除菌には「味の素」や「キッコーマン」など大企業でも使われてる技術を用いた「カンファペット」というスプレーがかなりオススメ。

 

人間や犬・猫だけでなく、モモンガにも全く問題なく使える安全性です。

 

アルコールなどと違い「ペットの被毛」に悪影響を与えることもないため、直接かけることも出来ますよ。

 

我が家ではモモンガだけでなく、特に「大型犬のニオイ」に困っていましたが、これを使ってから全くニオイがなくなりました。

 

使うと分かりますが、「今までの商品はなんだったのか?」とケチを付けたくなります…。笑

 

手頃な値段にも関わらず効果としてはズバ抜けていますので、ニオイや除菌にお困りの方にはぜひお試し頂きたいスプレーです。

 

ちなみに支払い時には「Amazonアカウントでお支払い」も選択できるため、アカウントをお持ちであればパパッと購入できますよ。

 

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お風呂の入れ方!

お風呂に入れるときは、以下のとおり行いましょう!

 

  1. 洗面台やたらいなどに、35℃程度のぬるま湯を張る
  2. モモンガを驚かせないよう、脚からそっと入れるor少量の水をすくってかける
  3. マッサージするように優しくもみ洗いをする
  4. 洗い終わったらしっかりとタオルドライ(ドライヤーの時間短縮のため)
  5. 温風が直接あたらないよう、モモンガとドライヤーの間に手を挟みつつ乾かす

 

体が生乾きだと、フクロモモンガの体臭は更にきつくなります。

 

病気を防ぐためにも、お風呂後はしっかりと乾かすようにしましょう

 

 

モモンガはなつくの?なつく方法は5つ!

2種類のモモンガのうち、「どちらがなつきやすいか?」というと、フクロモモンガです。

 

上でも説明しましたが、アメリカモモンガは「とても神経質な性格で、臆病な個体が多い」です。

 

そのため、「なつかせたい」と思うのであれば、第一の選択肢として「フクロモモンガ」を選びましょう

 

そしてフクロモモンガを飼うにしても、

 

  • 赤ちゃんの個体
  • 男の子

 

を飼う方がなついてくれます。

 

もちろん個体差がある生き物なので、絶対になついてくれるとは言えないですが、「大人のフクロモモンガ」よりは十分なつきやすいです。

 

ちなみにオスの個体は大人になるについれて、

 

  • 頭頂部
  • 胸部

 

などの「臭腺」がある部分がハゲてきます。

 

さらにはマーキングもしますので、メスと比べると臭いがキツくなる可能性はあります

 

 

 

モモンガがなつく5つの方法!

なつかせる方法を5つ紹介しましょう!

 

 

飼い主のニオイを覚えさせましょう。

はじめは「飼い主のニオイ」を覚えさせることに専念しましょう。

 

モモンガを家に迎えたら、まずは「飼い主のニオイの付いた布」を寝床に入れてあげます。

 

こうすることで「安心あるニオイ」ということを覚えさせます。

 

しばらくはケージ内を覗き込んだり、触ったりする行為の回数を減らしましょう。

 

 

 

モモンガポーチに入れてみる

飼い主がそばにいても、ケージ内で歩き回るようになれば「少しずつ馴れてきた証拠」です。

 

次は飼い主との距離が縮まる「モモンガポーチ」を用意してあげましょう。

 

 

これによって「飼い主のニオイ」が常にしますので、モモンガポーチでも寝れるほどの安心感を覚えてくれます。

 

ただし中にはストレスを感じる個体もいますので、「15分ほど入れてみる」ことからはじめ、徐々に時間を延ばしていきましょう。

 

もし嫌がって入らない場合は、上で説明した「おやつ」を使ってみましょう。

 

これで「入れば良いことがあるよ」ということを教えてあげると良いです。

 

 

 

積極的に話しかけよう!

モモンガは「飼い主の声」を聞き分けられると言われています。

 

そのため、たくさん名前を呼んで話掛けてみましょう。

 

ちなみに名前を覚えさせることで、部屋内で迷子になった時に、呼ぶと自分から寄って来てくれますよ。

 

 

 

モモンガに触るときは前から!

モモンガに「触られることに対する嫌悪感」を抱かしてしまうと、なかなかなついてくれなくなってしまいます。

 

特に

 

  • 体を上から触る
  • 尻尾を引っ張る

 

という行為は絶対にやめましょう。

 

触るときは、「モモンガの視界」に入るように、前から手を差し伸べましょう

 

 

 

噛む場合は少しだけこらしめる!

モモンガは噛みクセのある個体が多いです。

 

場合によっては流血することも。だからこそしっかり矯正しましょう。

 

やり方は簡単。「噛むと悪いことが起こるよ!」という事を覚えさせるのです。

 

噛んだら、モモンガの体を程よく「ギュッギュッ」と握ります。

 

これで「噛んではいけないもの」という事を覚えてくれます。

 

 

 

 

さいごに!

ハムスターなどに比べると、「モモンガの飼育」には注意すべきことが多くあります

 

「ペットとして飼える小動物」の中では、手間と時間もかかるほうでしょう。

 

ですが、それを差し引いてもなお余りある魅力がモモンガにはあります!

 

ぜひ一度ペットショップなどで、モモンガに会ってみて下さいね!

 

こちらも参考に!
>>モモンガの種類と、ムササビとの5つの違い【寿命・鳴き声・飼育の可否】