タイ通貨は11種類!お得な両替方法と、日本円へ一瞬で計算する方法
こんにちは。
タイ(バンコク・プーケット)に長期滞在しておりました、アキラと申します。
タイ旅行では絶対に必要となる、現地の通貨『タイバーツ』。
このページをご覧頂くことで、
- どんな通貨があるのか?
- どの通貨を持っておくと便利か?
- 日本円へと超カンタンに計算する方法
- オススメの両替所
が分かります。
ぜひ旅行前に一度目を通していただき、お得にタイ旅行を楽しんで頂ければと思います!
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タイの通貨は11種類ある!
タイ旅行で避けては通れないのが、タイのお金の話です。
タイ王国の法定通貨は「タイバーツ」。
『紙幣』が5種類、『貨幣』が6種類発行されています。
- 20B(バーツ)
- 50B
- 100B
- 500B
- 1000B
- 1B(バーツ)
- 2B
- 5B
- 10B
- 50S(サタン)
- 25S
1バーツ=100サタンにあたるため、1バーツの半分が50サタン、1バーツの1/4が25サタンです。
サタンに関しては、ちょうどアメリカの「1ドル」に対する「1セント」と同じ考え方です。
「新しい札」と「古い札」が流通している!
現在、新しく即位した「ワチラロンコン国王」の肖像を用いたお札が流通しています。
また前国王の「ラーマ9世」の肖像が用いられた古いお札も、今も流通しています。当然、どちらの肖像画のお札も使用可能。
偽札などではありませんので、事前に肖像画をチェックしておきましょう。
▼前国王「ラーマ9世」が描かれた旧札▼
▼新国王「ワチラロンコン国王」が描かれた新札▼
「米ドル」は使えない国なので注意!
フィリピンやミャンマー、カンボジアは「米ドル」での支払いも出来ますが、タイでは米ドルは使えませんので要注意!
ちなみに、東南アジアには「タイバーツを中心とした経済圏」ができており、ラオスやカンボジアなどのタイ近隣諸国でも、非公式ながらタイバーツは流通しています。
日本円に一瞬で換算できる超カンタンな計算法!
2020年2月現在、タイバーツ/日本円の為替レートは、1バーツ=約3.5円です。
つまり、タイで買い物をする時は値札の約3.5倍すれば、日本円換算の値段がわかります。
100バーツの品物でしたら、日本円で350円ほどだと理解すれば問題ありません。
なお、為替レートは常に変動していますが、おおよそ1バーツ=約3円を推移していますので、3円〜3.5円ほどで計算していれば良いでしょう。
知っておくと役に立つ「紙幣(お札)」の使い方!
説明のとおり、タイには5種類のお札があります。
- 20B(バーツ)
- 50B
- 100B
- 500B
- 1000B
現地で生活していると何となく分かってくるのですが、これらはお札ごとに使いやすい場面があります。
「小さな札」「大きな札」のそれぞれの役割について、一つずつ説明しましょう。
前提:細かいお札も用意すべき理由
大きすぎるお札ですと、お釣りを出せないというお店やタクシードライバーが多いため、細かいお札を用意しておくと便利。
一番大きな「1000バーツ札」だけしかもっていないと、小さな買い物の時に受け取りを拒否されることもあります。
そのため用途に応じて、複数の種類のお札を持って歩くのがオススメ。
また細かいお金が必要なところは「カード支払い」ができないところも多いので、なおさら現金が必要になります。
「20バーツ札」の使い道!
20バーツ札は主に公共の交通機関を利用する際に、持ち歩くと便利な単位のお札です。
例えば、
- バイクタクシー(10B〜50B)
- センテープ運河のボートを利用する時(20B前後)
- 路線バス利用をする時(7B前後〜)
- 地方でソンテウを利用する時(20B〜)
20バーツ札を何枚か持ち歩いていると、支払いがスムーズにできます。
また、たとえば
- 屋台・フードコート
- スーパー
- コンビニ
などの「安く飲食できる場所・買い物できる場所」でも、20バーツ札は支払いに便利です。
「50バーツ札」の使い道!
20バーツ札の次に大きな単位が50バーツ。
こちらも20バーツ札と同じような用途で使用できます。
ただし「バイクタクシー・路線バス」では少し大きな額として扱われるため、使いづらくなります。
20バーツと重なるところもありますが、
- 屋台・フードコート
- スーパー
- コンビニ
では、使いやすいお札です。
またバンコクのバスやバイクタクシーなどよりも価格が高めの
- MRT(地下鉄)
- BTS(スカイトレイン)
でも使いやすいお札です。
また、古式タイマッサージを受けた時に、マッサージ師にチップを渡すにしても50バーツ札は丁度良いお札と言えるでしょう。
「100バーツ札」の使い道!
20バーツ札〜50バーツ札が主に使われているところでも、お釣りを受けとれる可能性が高く、支払いを拒否されないのが100バーツ札です。
100バーツ札は汎用性が高いため、100バーツ札を何枚か持っていれば、「大きすぎるお札しかなくて困る」ということはありません。
ショッピングモール内の飲食店において、何枚か持っていると便利なお札でもあります。
例えば
- ショッピングモール内のカフェやファストフード店
- ショッピングモール内の中級フードコート
- タイに展開している現地の日系レストラン
など、「庶民的なお店」よりも価格帯が高めのショッピング・モールで活躍するのが100バーツ札。
タイを街歩きするならば、100バーツ札を複数枚もち歩くのがオススメ。
「500バーツ札」の使い道!
500バーツ札は2番目に大きな額のお札です。
たとえば
- 少し高級なホテル
- ショッピングモールの中
- やや高価格帯のお店
でしたら500バーツ札が活躍します。
ホテルやショッピングモールの中には、「日本と同水準か、それ以上にお金のかかるお店・エリア」もあるのです。
500バーツ札は、そんな「少し高級なところ」や「欧米人がよく利用する値段が高めのバー・レストラン」でも、持っていると心強いお札。
ただし「500バーツ札を支払いに普通に使う価格帯のお店」であれば、
- クレジットカード
- デビットカード
での支払いも問題なく可能なところがほとんどですので、カードの支払いでも問題ありません。
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>>海外旅行にオススメのクレジットカード5種を徹底解説!【比較まとめ】
「1000バーツ札」の使い道!
1000バーツ札は、タイ王国でも最も高額なお札です。
タイ人にとって1000バーツ札は、決して小さくない金額のお札。
中には「1000バーツ札は大きすぎる」と、受け取りを拒否する店もあります。
しかしタイの高級なホテルやショッピングモールには、日本と同水準かそれ以上にお金が必要なところもあります。
そんなところでは1000バーツ札が活躍します。
ホテルや高級なディナー、バーなどで食べたり飲んだりすると、普通に2000バーツ、3000バーツを軽く越えるところもバンコクには多いです。
そのため高価格帯のお店に行くときは、500バーツや1000バーツといった高額紙幣は欠かせません。
ただし「1000バーツ札を支払いに普通に使う価格帯のお店」であれば、
- クレジットカード
- デビットカード
での支払いも問題なく可能なところがほとんどですので、カードの支払いでも問題ありません。
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知っておくと役に立つ「硬貨(小銭)」の使い方!
すでに説明のとおり、
タイには6種類の小銭があります。
- 1B(バーツ)
- 2B
- 5B
- 10B
- 50S(サタン)
- 25S
バンコクのBTS(スカイトレイン)の券売機は、1バーツ玉、5バーツ玉、10バーツ玉しか使えません。
BTSはプリペイドカードを購入すると、乗り降りで便利なのですが、現金で支払いたい場合は小銭がないと乗車券を買うことができません。
また支払いの時に細かい端数を支払う時にも小銭があると便利なのは、日本と変わりません。
ただし、1バーツより下の単位の
- 25サタン玉
- 50サタン玉
については、実際はほとんど使う機会がありません。
タイにある4つのオススメ両替所!
タイにも色々な両替所がありますが、やっぱり気になるのがレートや信頼性です。
そこでここでは、お得に両替でき、実績もあり安全な両替所を4種類ご紹介します。
どれも私自身が使っていた所であり、安心して使えることは確認済みです。
空港の両替所は微妙…
正直「空港での両替」はかなりレートが悪く、損します。
出来れば以下の両替所での両替をオススメします。
スーパーリッチ
バンコクで「最もレートが良い両替所」の一つであり、オレンジの看板。
似たような名前の「スーパーリッチ・タイランド」とは、もともと同じ経営でした。
伊勢丹デパートの近くの本店が一番レートが良いのですが、交通費を考えると「各地に最近出店されている出張所」でも問題ないでしょう。
スーパーリッチ・タイランド
バンコクで「最もレートが良い両替所」の一つであり、緑色の看板です。
似たような名前のスーパーリッチとはもともとは、同じ経営でした。
こちらも人気の両替所で昔から多くの観光客が両替をしています。
タニヤ・スピリット
タニヤ・スピリットは、シーロムエリアにある日本人向けの繁華街「タニヤ」の一画にある両替商。
タニヤ・スピリットも両替レートが良いため、シーロムエリアに立ち寄る機会があれば利用をオススメします。
タイの銀行
タイの大手銀行も、両替所を多く経営しています。
タイの大手銀行は
- バンコク銀行
- クルンタイ銀行
- サイアム・コマーシャルバンク
- カシコン銀行
- アユタヤ銀行
の5行が特に大きく有名です。
ちなみにアユタヤ銀行は三菱東京UFJ銀行の子会社のため、WEBサイトの一部に日本語もあります。
これらの銀行5つの両替所は、空港をはじめ街中でもよく見ることができます。
大手銀行は「為替レート」ではスーパーリッチよりも不利なことが多いですが、支店も多くすぐに見つかると思います。
また大手銀行は信頼感もあるため、無理にレートの良い両替所を探さなくても、時間の節約もできるため銀行での両替もオススメです。
タイのATMでタイバーツを手に入れる方法!
日本から持ってきた現金が足りなくなって、現地で困ったことはないでしょうか。
ATMで日本にある預金をタイバーツとしておろすことが出来れば、そんな心配はいりませんよね。
実はタイのATMは国際的な金融ネットワークに繋がっており、条件を満たしていれば、日本の現金をタイバーツとしておろすことができます。
ATMには
- 「PLUS」
- 「Cirrus」
- 「銀聯」
という「国際送金ネットワークに繋がっていることを証明するマーク」が貼られています。
もしも、あなたの持っているカードに「PLUS」「Cirrus」「銀聯」のどれかのマークがカードに入っていれば、特別な制限がかけられていない限り、大手の銀行のATMから、日本の銀行の貯金をタイバーツに両替しておろすことができます。
なお、上で挙げたタイの大手銀行5行
- バンコク銀行
- クルンタイ銀行
- サイアム・コマーシャルバンク
- カシコン銀行
- アユタヤ銀行
のATMは、「PLUS」「Cirrus」「銀聯」の全てに大体は対応しているので、旅行前にあなたのカードが対応しているかどうかを確認してみてください。
タイの「チップ文化」と、スマートな支払い方法について
タイは仏教国のため、「持たざる者のために何か施しをすること」は良い事だとされています。
「人への施しを繰り返すと何か幸運が巡ってくる(タンブンという考え)」を持っている人が多いのです。
その下地もあったため、欧米のチップ文化もタイでは根づきました。
例えばタクシー料金を払う時はキリの良い数字のお金を払って、端数のお金はチップとしてあげると喜ばれます。
また、タイマッサージを受けた時にも、マッサージの担当者に50バーツ〜100バーツ程度のチップをあげるのが普通です。
このように「チップを出す文化」が根付いているタイでは、チップを支払うために小さい額の紙幣を持っていると便利です。
まとめ!
タイの通貨の種類と、両替所、日本円へ一瞬で計算できる方法について説明しました。
最後に簡単にまとめてみます。
- タイの通貨は11種類あるが、サタン硬貨はほぼ使われない
- 用途に応じて通貨を使い分けるが、タイの街歩きをするのであれば、100バーツ札は便利
- 500バーツ札・1000バーツ札も使う機会はあるが、クレジットカードも使えることが多いため、必須ではない
- バーツを円に換える時は、3〜3.5倍すれば簡単に算出できる
- 両替所は「スーパーリッチ、スーパーリッチ・タイランド、タニヤ・スピリット」の3社がお得である
- 銀行系列の両替所もあるが、レートは多少悪くなる
- チップの文化はあるため、50バーツ〜100バーツ札はあると便利
なお、観光時には注意すべきエリアなどもありますので、観光前には以下の記事も参考にしてみて下さい。
>>タイ観光は治安に要注意!ヤバイ場所と、旅行時の13の注意点まとめ
※タイ全土の情報
また、行き先が「バンコク」の場合は、バンコクに絞った情報をまとめておりますので、こちらをどうぞ。
また、行き先が「プーケット」の場合は、プーケットに絞った情報をご確認下さい。
- 【プーケット観光】実は治安がヤバイ?旅行の際の9つの注意点まとめ
- プーケットのベストシーズン(乾季)をガッツリ満喫する9つの遊び方!
- プーケットの雨季を300%楽しめる!雨でも楽しい9つの遊び方まとめ
その他、タイの情報について!
余談ですが、もしも「ラオス・ミャンマー・カンボジア・マレーシア」といった近隣国にも渡る予定のある方は、それらの治安情報も把握しておきましょう!
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