【マレーシア観光】実は治安がヤバイ?旅行の際の9つの注意点まとめ
こんにちは。
年に5回は必ず「海外旅行」に行くアキラです。
マレーシアに限らず、海外旅行へ出かける前には、必ず
- 現地の治安
- 注意すべき点(日本人の常識と違う点・日本との違い)
をチェックしておきましょう。
このページでは、マレーシアに一時期滞在していた筆者が、治安や危険性を分かりやすくまとめてみました。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
- マレーシアの現在の治安と、過去の事件!
- マレーシア観光における9つの注意点!
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マレーシアの現在の治安と、過去の事件!
「マレーシア旅行」と言えば、基本は首都クアラルンプールだと思いますので、その点について説明します。
クアラルンプールは一般的に「治安が良い」と言われています。
しかし観光客が巻き込まれる事件としては、以下のようなものが報告されています。
- スリ
- 賭博
- タクシーで人気のないところに連れていかれそうになる
中でも最も起こりやすいのが窃盗やスリ。
一瞬の隙を狙ったり、「話しかけて注意をそらしたタイミングで巧みに盗る」など、手法は様々です。
もちろん、人気のリゾート地である「ペナン島」でも、スリは報告されていますので要注意。
対策は後ほど「注意すべき9つのこと」で説明しています。
過去にはテロがあった…
念のため頭に入れておきましょう。
2016年6月に、クアラルンプール市郊外の「プチョン地区」にて、ISIL関係のテロ事件が起き、8人が被害を受ける事件が起きています。
マレーシアは、タイ南部やインドネシア、フィリピンなどから侵入しやすく、「テロリストの中継ポイント」となりやすい場所として指摘されていました。
2015年にタイ(バンコク)で爆破テロがあった後に、さまざまな要因から「警戒情報」を出していましたが、このような事件が起きてしまったのです。
2016年以降は、テロ対策として警備体制を強化していますが、「絶対的に安心な場所」とは言えないことは頭の片隅に置いておきましょう。
ただ平常時における治安で言えば、上で説明のとおり「基本的には良い」と言われているため、そこまで神経質になる必要もないでしょう。
マレーシア観光で注意すべき9つのポイント!
続いては「治安」以外の点における「気をつけるべきポイント」を説明していきましょう。
1.人気観光地!モスク観光の際に気を付けること
モスクとは、イスラム教の礼拝堂のことを言います。
ピンクモスクやブルーモスクなど、色鮮やかなモスクが観光地として大人気。
訪れる予定の方も多いのではないでしょうか?
もちろんモスクにはイスラム教信者以であれ、それ以外であれ、誰でも入場することができます。
しかし、日本のお寺・神社に「参拝のルール」が存在るように、モスクにもいくつかルールがあります。
以下の点が主な注意点です。
ヒジャブやケープを纏う
ヒジャブとは、主に頭部を覆い髪の毛の露出を避けるものです。
長袖長ズボン着用ならヒジャブのみで問題ありませんが、そうでない場合は、頭から全身を覆うケープを羽織る必要があります。
街中で身に着ける必要はありませんが、神聖な場所であるモスクでは着用が義務付けられています。
しかし、わざわざ購入する必要はありません。
入り口にて無料で貸し出しているので、指示に従って身につけましょう。
ちょっとした民族衣装体験のようで楽しめますが、ただでさえ気温が暑いため、全身に布を被ると暑さで疲れます。
熱中症には要注意です。
「5歳以下、月経中の女性は入場できません」という注意書き
「月経中ですか?」と問われることはありませんし、チェックがあるわけでもありませんが、ルールとして定められています。
破ったからと言って罰則はありませんし、「バチが当たるようなことも無かった」と言ってる知人もいます。
「参拝前に手を清める」と同じようなもので、知らずに入ってしまうよりは、自分で考えた上で入場するかどうか判断しましょう。
2.肌の露出は問題ない!
イスラム圏の女性は肌の露出をしません。
そのため、「旅行者も長袖長ズボンで観光すべき?」といった疑問を持たれる方もいるでしょう。
しかし、そのような必要はありません。
実際、国民の多くがムスリム(イスラム教信者)であり、前述したヒジャブを身につけている人が多いです。
しかし様々な人種が暮らしており、旅行客も多いのがマレーシア。
半袖短パンや夏の服装で問題ありません。暑いので、気候に適した服装をしましょう。
ただし「バトゥ洞窟」などに行かれる人は、動きやすい服装がベスト。
ハードな階段を上らなければいけない道のりのため、サンダルだとしんどいかもしれません。
3.衛生環境に注意せよ!
旅行に行くなら、食事は楽しみたいところです。
しかし「異国の食事が口に合うか?お腹を壊さないか?」は不安なもの。
「東南アジアならでは」なのが屋台で食べるご飯ですが、衛生面には注意が必要です。
マレーシアの屋台ご飯といえば、クアラルンプールのブキッビンタン地区にある「ジャランアロー(アロー通り)」が有名。
ほかにも、週末ともなると至る所で「ナイトマーケット」が開催され、多くの地元客と観光客でにぎわいます。
そんな市場やナイトマーケットの屋台ご飯ですが、以下のことに気を付けていれば、問題なく楽しめます。
- 生のものは食べず、ジュースに入っている氷に注意する
- 除菌シートでお箸を拭く
- 観光客向けではないローカルな市場は避ける
有名なアロー通りなどは観光客向けに整備されており、衛生面も特に問題ありません。
また私自身お腹が弱い方なのですが、ローカルな市場でも、あまりのおいしさと価格の安さに好き勝手食べても平気でした。
基本的には、不用意に「生焼けのもの」や「氷が入ったジュース」を選ばなければ心配ありません。
なお食文化の違いとして、マレーシアでは基本的に「肉」といえば鶏肉です。
マレーシア語で鶏肉はアヤムといいますので、お肉が食べたいときは、「アヤム」とオーダーしましょう。
4.飲み物は甘すぎるからご注意を!
衛生面以外に気を付けることといえば、マレーシアの飲み物は基本的に砂糖がたっぷり入っているということです。
マレーシアでメジャーな飲み物は、甘さたっぷりのミロやミルクティーなど。
これらがどのくらい甘さたっぷりかと言うと、日本のコンビニで売っているミルクティーを甘さ2倍〜3倍程度したくらいたっぷりです。
甘いものが大好きな方以外は、「甘さ控えめで」=「グランマニス」と伝えましょう。
5.トイレの使い方にご注意を!
マレーシアに行って驚くことの一つにトイレがあります。
マレーシア人は比較的綺麗好きな人が多く、ショッピングモールのトイレなどは掃除も行き届いておりとても綺麗な場合がほとんどです。
しかし綺麗なのに、なぜかトイレが水浸し…ということがあるのです。
これは、
- 備え付けの水溜めから水をすくって流す様式である
- 紙を使わずホースの水を使う
という理由からです。
底の薄いサンダルで歩くと、ペチャペチャと足に「トイレの床の水」が掛かるため、非常に気持ち悪いです。
また、基本的にトイレットペーパーは流さず、ごみ箱に捨てなければならないところが多いので要注意。
誤って流すと詰まってしまうことがあります。
6.変換プラグや変圧器はある方が良い!
日本から持ってきた
- ドライヤー
- ヘアアイロン
- 携帯
などをいつも通り使うには、変圧器と変換プラグが必要です。
220Vで周波数は50Hz。
コンセントは3つ又のBF(「ビー・エフ式」ブリティッシュ・フラット)タイプが多いです。
このように日本とマレーシアでは、電圧やプラグの挿入口が異なっています。
変換しないまま使用してしまうと、破損や火事の原因になって大変危険。
ただし「変圧器」に関しては、無くても大丈夫な場合もあります。
最近のドライヤーやヘアアイロンは海外対応のものがあり、たとえば「100ボルトから240ボルト」といった表記が書かれていることも多く、そのような場合は変圧器無しでOK。
また、iPhoneなども世界各地の電圧に対応していますので、必要ありません。
しかし「変換プラグ」に関しては注意が必要。差込口が違うのでそもそもプラグがささりません。
旅行経験が浅い頃、現地にて変換プラグを調達し、形式が微妙に違って使用できなかったという経験があります。
そのため現地ではなく、日本にて購入するほうが無難です。
私が実際に使っているオススメ商品は、以下のものです。
この商品が優れている点は、
- 5個のプラグが付いており、世界240ヶ国で使える。
- 入力電圧は260Vまで耐えれるため、電圧の高いオーストラリア(240V)であっても耐えられる。
- USBポートも付いており、わざわざスマホの充電器が必要ない。
という3点であり、これを購入してから海外で困ったことはありません。最強です。
7.Wi-Fi環境にもご注意を!
旅行先でもSNSや調べものがしたいですよね。
観光都市「クアラルンプール」であれば、カフェやショッピングモールなど、無料のWi-Fiが使用できる場所がたくさんあります。
滞在するホテルのWi-Fi環境も事前に調べてみましょう。
注意するべきこととしては、ホテルにWi-Fiがある場合にも、
- 速度が遅い
- 部屋によっては繋がりづらい
- すぐに切断される
などの可能性があります。
実際、マレーシアではないですが、ホテルに到着していざWi-Fiに繋いでみたら「速度が遅すぎて使いものにならない」という現象にはよく遭遇しました。
また他者と同じネットワークに乗る事になりますので、セキュリティの観点で見ても本来はあまり好ましくはありません。
あらかじめ観光エリアをダウンロードしておこう
1つアドバイスですが、渡航前かホテルで「訪問予定の観光地エリア」のマップを、グーグルマップでダウンロードしておけば大変便利。
街中で、Wi-Fiがなくても自分の現在地とマップが表示されます。
ダウンロード方法は、Wi-Fiやネットがつながっている状態でグーグルマップ上の現在地をタップします。
続いて「オフラインマップをダウンロード」というメニューをタップすると、ダウンロード完了。
後述しますが、街中でガイドブックや地図を広げていると、観光客であることが丸分かりです。
恥ずかしいのはもちろん、スリなどの被害にもあいやすいため、スマホでオフラインマップを参考にすると良いです。
8.犯罪やぼったくりに遭わない様にご注意を!
海外に行くと実感することの一つに、「日本はとても治安が良い」ということがあります。
日本の治安の良さに慣れた状態で海外に行くと、無防備すぎるという場合がしばしばあるのです。
観光地では開放的な気持ちになったり、親切そうな現地の人に話しかけられるとつい応じてしまうなど、普段なら気づくようなことにも気づけないことが多々。
中には当たり前のこともありますが、以下のことに気をつけましょう。
- 人前でお金の計算をしない
- 現金は最低でも2つの財布に分散させる
- 街中や外で、ガイドブックや地図を広げない
- ブランド品を身に着けない
- カメラをぶら下げたままで歩かない
- 手で携帯や財布を持たず、首から下げて服の中にしまう
- リュックは前で持ち、チャックが閉まっているか頻繁に確認する
- 車道の近くを通る際にはカバンは車道と反対の手で持つ
- 混雑している場所は避けて通る
- 話しかけられたらまずは疑う
- 夜や人が少ない場所でタクシーに乗らない
- 酔ったままでタクシーに乗らない
- タクシーに乗る際は「オフラインのgoogleマップ」を見て、道があっているか?遠回りしていないか?チェックする
大事なことは、「“観光客感・お金がある” というイメージを与えないような工夫をする」ということ。
両替や友人との割り勘など、日本であれば当たり前に外で行いますよね。
しかし海外では、「お金を持っている」と解釈されて窃盗のターゲットになりかねません。
なお、主要な観光地であるツインタワー周辺やブキッビンタンは夜遅くまで人が多くいて、賑やかなため、犯罪も起こしにくいでしょう。
しかしひったくりやスリは起きていますので、注意しましょう。
タクシーは「Grab Car」を使え!
一人旅の人は早めに宿に帰るか、夜の外出時はできるだけ信頼できるタクシーを使用するようにしましょう。
しかし「安心なタクシー」を見分けるのは至難の業。
そこで気を付けたいのは、できる限り流しのタクシーではなく「Grab Car(グラブカー)」というタクシーを使用するということです。
「Uber」というサービスと似ていますが、「自分がいる場所」「行きたい場所」を入力するだけで、近くで待機しているドライバーが迎えに来てくれるサービス。
マレーシアでは、当たり前のように使ってる人が多いです。
ドライバーを呼ぶ時点で金額が表示されますので、煩わしい「価格交渉」も必要ありません。
アプリにて操作できるので大変便利です。
一つ注意として、向こうからの電話が繋がらない場合に「キャンセル」されてしまう可能性があります。
現地SIMを使っておらず電話が使えない場合は、「Notes to Driver」という欄に、電話が使えない旨を記入しておきましょう。
また、万が一警察から検問を受けたときのために、パスポートは携行しておくようにしましょう。
9.紛失・盗難の手続きは面倒なので気をつけよう!
海外での紛失は非常に厄介。
もしも盗難被害にあった場合は、現地警察署に行く必要があります。
そこで「紛失・盗難届出証明書」を発行してもらいましょう。
次に説明しますが、パスポートの紛失時にはこの「紛失・盗難届出証明書」が必須です。
また、もし荷物が見つかった場合は、もちろん有料ですが、交渉次第で日本に送ってもらうこともできます。
ただし、もし荷物にスマートフォンがあった場合は少し面倒です。
なぜなら、最近のスマートフォンなどには「リチウム電池」が内蔵されているため、空輸してもらうのは非常に困難となるからです。
リチウム電池は発火の可能性があり、空輸の際に「人が所有していない場合」に制限がかかることがあるため、単純に荷物を送ってもらうのとは違うということは覚えておきましょう。
パスポートを紛失してしまったら?
パスポートが無ければ、日本に帰国することが出来なくなってしまいます。
紛失した場合は、
- 現地警察署に行き「紛失・盗難届出証明書」を貰う
- 日本大使館に行く
- 再発行手続きをする
という3ステップです。
パスポートの再取得は非常に面倒で、戸籍謄本など多くの書類を日本から取り寄せなければならず、発行まで足止めされてしまいます。
本人確認のための書類も2部必要で、
- 免許証
- 健康保険証
などを同時に無くしてしまったら本当に悲惨です。
紛失してしまった時のために!
万が一の紛失にそなえて、パスポートの「顔写真のページ」を
- スマートフォン
- デジカメ
にそれぞれ撮っておきましょう。
この時に、「パスポート番号」もしっかり見える写真を撮っておいてください。
もし、パスポートを紛失してしまっても、再発行の手続きや照合などがスムーズになります。
紛失を避けるために!
パスポート、財布、身分証明書、クレジットカードなどは、肌身離さず持ち歩くのがベスト。
パスポートは「首から下げて、服の下に隠してしまうタイプ」の入れ物で管理することをお勧めします。
中でも「スキミング対策」がされているものが特にオススメ。
最近では「クレジットカードの磁気情報」を抜き出す犯罪があり、これを「スキミング」といいます。
スキミング防止対策がされているパスポートケースがあれば、クレジットカードも安心して管理することができますよ。
また、2人以上で旅行する場合はお互いの貴重品を交換して持ち合うのも一つの手です。
すると「一度に2つ以上の身分証明を紛失すること」を避けることが出来るため、何かあった場合の手続きが楽になりますよ。
番外:チップは基本は不要!
気になる「チップ制度」の有無についてですが、マレーシアでは基本的にチップの習慣はありませんので、気にしなくてOKです。
ただチェックイン時に、係りの人が重い荷物を客室まで運んでくれた場合などは、5リンギ(日本円で150円ほど)を渡してあげると喜びます。
日本人はチップ制度に慣れていませんので、分からない場合は特に考える必要はないでしょう。
まとめ!
マレーシアの治安や、観光時に注意すべきポイントについてまとめてみました。
テロの標的にされた過去もあるため、「100%安全な国」とは言えませんが、平常時の治安は必要以上に神経質になる必要はありません。
しかし、スリやボッタクリは起きますので、日本にいる時よりも「気を付ける意識をもつこと」が大切です。
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