【ラスベガス観光】治安がヤバいエリアと、旅行時の10の注意点まとめ
こんにちは。
年に5回は必ず「海外旅行」に行くアキラです。
ラスベガスに限らず、海外旅行へ出かける前には、必ず
- 現地の治安
- 注意すべき点(日本人の常識と違う点・日本との違い)
をチェックしておきましょう。
特にラスベガスは「比較的安全」と言われますが、それはエリアによっても変わってきます。
そのため、観光時には注意すべき点が数多く存在します。
このページでは、アメリカをこよなく愛している筆者が、ラスベガスの治安・危険性を分かりやすくまとめてみました。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
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ラスベガスのエリア別の治安を知ろう!
ラスベガスは均等に様々な人種がいる、アメリカでは珍しい街。
アジア人、ロシア人、白人、黒人、ヒスパニック、ヨーロッパ人と、均等にいます。
その理由の1つは、観光業で成り立っている街である為、世界中から働き手が集まるためです。
「住んでいる人でもあまり行かない」といういくつかの地域を省けば、ラスベガスは比較的治安が良い街です。
ここでは以下の5エリアに分けて説明します。
- ストリップエリア
- ダウンタウンエリア
- 北ラスベガス
- ウェストレイクミード・ジョーンズ通り
- ネバダ大学(ラスベガス校)周辺
1.ストリップエリア
「ラスベガス=ストリップ大通り」をイメージされる方が多いと思います。
「ラスベガス・マッカラン国際空港」から、車で約20分の場所に位置しているストリップ大通り。
ストリップ大通りは、約7キロにも及び、左右に20の大きなホテルがずらりと並びます。
実は、『ラスベガスで一番安全な場所は?』と地元の人に聞くと、みなさん口を揃えて「ストリップ大通り」と言います。
それくらい、ラスベガスは他の都市以上に治安の向上に力をいれています。
アメリカでは異例ですが、「警察官が自転車で巡回している異様な光景」が見れるのも、ラスベガスならでは。
犯罪の種類は?
安全と言われているストリップ大通りでも、ここはアメリカ。
まったく犯罪がないわけではありません。
観光客を狙った犯罪、特に日本人が被害に遭ったケースで最も多いのが、スリと置き引きです。
犯罪の起こりやすい場所は?
主に多いのは、空港、レストラン、ショッピングセンター。
空港では、長いフライトでようやく現地に着き、疲れと安心感で油断している隙に、置き引きに遭う被害が多発しています。
時間・曜日別に見ると?
ラスベガスのカジノは、24時間営業の年中無休。
カジノやレストランは、ホテルの1階にあるのが通常です。
月〜木曜日の朝、昼は比較的カジノは空いています。
よってスリ・置き引きの注意が必要なのは、週末の18時〜22時のディナータイムです。
ホテル内は防犯カメラの設置などから、こういった犯罪は少ないと言われていますが、ゼロではありません。
ホテルによっては、カジノをプレイ中、いろんな銘柄のお酒が無料で飲めるため(21歳以上)ついつい長居してしまい、注意散漫にもなります。
貴重品は常に肌身離さず、決して、リュックなどに貴重品を入れるのは止めましょう。
シーズン別に見ると?
アメリカ独立記念日、夏休み(5月下旬〜8月中旬)、ハロウィン、クリスマスといった、ホリデー時期が混みます。
スリや置き引きが多いのもこの時期です。
特にクリスマスは、街中(ホテル内含め)のデコレーションに見とれる観光客が多く、『写真を撮るのに夢中になっている隙にスリに遭った』という報告があります。
2.ダウンタウンエリア
「住んでいる人」でも行かないと言われるのが、ダウンタウンエリア。
(住民はオールドタウンと言います。)
これはアメリカに住んでいる方であればお分かり頂けますが、どの州のダウンタウンも基本的に危険がいっぱいです。
ホームレスも多く、ドラッグ、娼婦、ギャングなどのたまり場としても知られています。
(2009年以降、売春も違法になりましたので、売春も罰せられます。)
夜間移動時の注意点
昼間にダウンタウンを訪れる観光客はあまりいません。
なぜなら、ダウンタウンの観光は夜が有名だからです。
夜景が楽しめる人気スポットが『ストラトスフィアタワー』。
そして電飾アーケードのショーが人気な『フリーモントストリート』。
この2つの距離は歩いても10分〜15分なのですが、この中間には
- 窓ガラスが割れたモーテルがある
- 壁の落書きが一面にある
- ホームレスが多い
場所とも言われています。
物乞いや、つきまとわれたと言ったケースや、若者たちの喧嘩に遭遇したと言ったケースもあります。
実際に、事件、事故に遭わなくても、近寄らないことが身を守る最大の手段です。
そのため、移動時は「バス・タクシー・ウーバーを使っての移動」をおススメします。
多い犯罪は?
この地域の多い犯罪は「傷害事件」が一番多く、次いで
- 破壊
- 泥棒
- 強盗
です。観光客への犯罪と言うよりは、住民同士の犯罪が主になります。
よって「ダウンタウンの観光地」と呼ばれる場所以外は、歩き回らないのが懸命です。
巻き込まれる可能性もあります。
3.北ラスベガス
北ラスベガスは、ここ数年で人口が2倍に増えるなど、観光都市の反映を受けている地区です。
「白人が多く、アジア系が少ないエリア」と言われています。
この地区には、アメリカ空軍の基地があります。
そしてどの国でも、基本的に「基地の周辺は危険」と言われています。
理由としては、もともと何もなかった場所に基地を作っているケースが多く、住民が住めるような環境に整っておらず、騒音や立地の問題で、比較的住宅費が安いと言われています。
そのためそれ相応の人々が住みやすく、この地区でおきる犯罪の多くは、強盗や泥棒といった金銭目当ての事件です。
しかしここは、観光スポットである「ストリップ大通り」や「ダウンタウン」からは離れているため、観光目的で行く人はあまりいません。
基本的な情報として、『基地の周辺は気をつけましょう』ということくらいです。
4.ウェストレイクミード・ジョーンズ通り
ここは、5日間に1回のペースで傷害、窃盗、レイプ、強盗などが起きていると言われています。
これを、多いと思うか、少ないと思うかは個人的な問題になりますが、アメリカでは普通です。
この地区が特別「危険」というわけではありません。
しかし、数年前までは事件が多かった地区であるため、危険な地域といまだに言われることがあります。
5.ネバダ大学(ラスベガス校)周辺
「ネバダ大学リノ校」は、日本人に大変人気がありますが、田舎過ぎて「ラスベガス校」に編入する方も多いです。
ラスベガス校は、ストリップ大通りから車で約10分くらいの場所にあります。
大学の周りは、レストラン、カフェ、古着屋さん、雑貨屋さんと学生街特有の街。
学生が3万人近くいるため、交通量も多く、交通事故が多いと言われています。
アメリカの田舎は何もないので、大学周辺であれば「良い観光スポット」として利用する方もいますが、ラスベガスの場合は、わざわざここに観光する方は少ないです。
しかし、日本からも留学の下見などで見学に来られる親御さんや学生は多いです。
事件の頻度で言えば、特筆すべきようなことはありません。
観光時に注意すべき10のポイント!
眠らない街の代名詞とも言えるラスベガス。
ここ数年で、法律・条例が大きく変わって来ましたので、昔の情報で観光に行くと痛い目に遭う可能性も。
しっかりとした情報を持って、観光しましょう。
1.ナイトクラブに関する注意点!
全米のクラブ売上げランキング上位は、ほぼラスベガス。
世界的有名なDJが生で見れるため、観光客だけでなく、「LAの若者が週末だけラスベガスに来て遊ぶ」というのはおなじみの光景です。
そんなナイトクラブで注意すべきは2点。
すべてのクラブにドレスコードが付いています。
日本よりもかなり厳しいので、男性は、ドレスシャツ、チノパン、靴はドレスシューズ。
女性はワンピース、靴はヒールで行きましょう。
実は、足下のチェックが一番厳しいと言われています。
時間がある人は良いですが、ラスベガスのクラブは基本的に待ちます。
平均で2時間〜3時間、お店の外で待ちます。
これは、人気のクラブという理由がありますが、お店の戦略でもあります。
外でたくさんの人が並んでいる事ほど、良い宣伝はありません。
それでも比較的優先して入れるのは、(セクシーな格好の)女性グループです。
または、クラブは基本的にホテルにあるので、ホテルのコンシェルジュにチップをはずんで頼むと、優先的に入れることも。
(私はMGMに泊まった際に、この方法を使いました。30分で入れました。)
2.「ガラス容器に入った飲料」の持ち歩き
開封したガラス容器に入った飲料の持ち歩きを禁止する条例があります。
お酒はもちろん、ジュースや水なども含まれます。
理由は、「ガラスの瓶を使用した事件」や「歩道にガラスの破片などがあると危険」といったことからです。
コンビニなどで買っても、開封しないでホテルまで持って帰りましょう。
プラスチック、紙、缶に入ったお酒、他の飲み物は、飲み歩きができます。
なお警官に見つかった場合は、没収され、場合により罰金が科せられますので注意しましょう。
3.お酒に関する注意!
日本と違って、アメリカでは21歳以上の飲酒を許可しております。
20歳では「お酒を買う事、飲酒、クラブ、マリファナを利用すること」はできませんので要注意。
アメリカにおいて「公共の場所(レストラン、ホテル、公園、路上など)」で飲める地域は、
- ラスベガス
- ニューオリンズ
- カンザスシティ
くらいです。
なお路上で飲酒することも可能ですが、ガラス容器では飲めませんので、その点は注意しましょう。
4.ドラッグの使用に要注意!
嗜好品目的として使うマリファナが合法とされたラスベガス。
では、実際に日本人観光客は買う事が出来るのか?
結論から言いますと、購入することはできます。(現金のみ使えます。)
しかし観光中、海外であったとしても日本の「大麻取締法」が適用されるため、罰せられることがあります。
また、ホテルでの使用は禁止されているため、観光客が使用することは難しいです。
なおホテル内で隠れて吸った場合、マリファナは「公共の場所」での使用は禁止されているため、約$600の罰金になります。
絶対にやめましょう。
5.服装に気をつけよう!
ラスベガスは、1年間のうち320日は晴天なので暑いです。
ラスベガスで家にプールがあるお宅が多いのも、それが理由。
よって、ホテルやレストラン、観光施設では冷房が恐ろしいほど効いています。
夏であっても薄着の上着は持って行く事をおススメします。
ちなみに、ラスベガスは砂漠にあります。体調管理には気をつけましょう。
6.チップ文化がある!
アメリカはチップの文化がありますが、『チップ=気持ち』であり、『チップ=強制』ではありません。
しかし、日本と違い、チップだけが収入になる人たちもいます。
主なチップの相場を紹介します。
- 一般的なレストラン・タクシー・サロン(ネイル、ヘアー、スパなど)
⇒15%〜20%
- ツアーガイド・ビュッフェレストラン
⇒10%
- カウンターバー(1杯)・ホテル清掃員(ベッドメイキング)
⇒$1〜$2
- ベルボーイ(主に玄関から客室まで、利用客の荷物運搬などの接待をする人)
⇒$2/鞄1つにつき
私の経験ですが、あるレストランでまったく愛想もなく、サービスも悪いウェイターがいました。
「日本人」というだけで、差別的な接客をするウェイターがいることも事実。
普段、食事をした際は20%払っていますが、この時は5%だけ払いました。
上記の金額は相場であり、自分が受けたサービスに対して支払うものです。
自身が良いサービスを受けていないのに、相場を支払う必要はありません。
7.電圧に注意!
プラグは日本と同じなので、準備する必要はありません。
しかし「電圧」は違います。
日本が100Vで周波数50〜60Hzに対して、アメリカは120Vの60Hz。
もしも製品の表示が『AC100V〜240V』であれば使用可能です。
昔、私は長期の旅行の時には、必ず小さい炊飯器を持って行きました。
ある日、変圧器を使い忘れ、炊飯器が爆発して火災報知器を鳴らす騒ぎに…。
この時はホテルのマネージャーにひどく怒られたものの、金銭を支払う問題にはなりませんでした。
しかしアメリカは裁判大国でもありますので、このような事故には要注意。
なお、変圧器・変換プラグは買っておいても損は無いと思います。
私が実際に使っているオススメ商品は、以下のもの。
この商品が優れている点は、
- 5個のプラグが付いており、世界240ヶ国で使える。
- 入力電圧は260Vまで耐えれるため、電圧の高いオーストラリア(240V)であっても耐えられる。
- USBポートも付いており、わざわざスマホの充電器が必要ない。
という3点であり、これを購入してから海外で困ったことはありません。最強です。
8.公共トイレはない!
ラスベガスには、公共トイレはありません。
観光客がよく利用するのが、ホテルのトイレです。
ラスベガスのホテルは1階がカジノですので、トイレも正面玄関入ってすぐに大体あります。
ホテル側も「トイレのみ利用者が多いこと」も承知しているため、トイレにも工夫がされています。
トイレの洗面台にホテルのロゴを入れていたり、テレビが置かれていたりと、印象を付ける工夫をしています。
そのため、トイレに行きたい場合はホテルに向かうと良いでしょう。
9.スキミングに気をつけよう
ニューヨークだけに限ったことではなく、全米で言われていることですが、外に設置されているATMの使用はなるべく避けましょう。
スキミング用カメラが巧妙に取り付けられていることがあります。
場合によっては、1台のATMに2カ所のカメラがついている場合も。
一般の人では、そのカメラに気づく事ができません。
暗証番号をタイプする際には、必ず後ろに誰かいないかを確認し、手で覆いタイプしましょう。
10.銃の所持がある事を認識しておこう!
全米でも銃規制が非常に緩い州が、ラスベガスのある「ネバダ州」。
銃の購入では「届け出」を出さなくても簡単に買う事ができるうえに、何丁でも買えます。
そして驚く事に、銃を携帯することも禁じてはいません。
隠して持ち歩く場合には許可証が必要となるのですが、堂々と持ち歩くのであれば許可は不要です。
※ネバダ州にすむ知人は銃ケースを腰につけておりますが、ネバダ州では罰せられません。
いつ巻き込まれてもおかしくはない
2017年10月1日に起きた「ラスベガス銃乱射事件」は記憶に新しいと思いますが、犯人が所持していた銃の数も40丁を超えていました。
この事件をきっかけに「銃規制が進む」と言われていましたが、蓋をあけてみると真逆に進行しているのが現状。
アメリカは各州ごとに法律、条例が定められます。
ネバダ州の住民は、その半数が「銃規制をすることに反対」との結論を出しているのです。
「いつ銃乱射事件に巻き込まれてもおかしくはない状況である」という認識は持っておきましょう。
最近起きたアメリカでの乱射事件について!
ここ10年ほどで起きた「大きな乱射事件」を簡単に紹介します。
- 2018年:サンタフェ高校乱射事件(テキサス州)
⇒高校内で、生徒が乱射し10人が負傷、10人が死亡。
- 2017年:ラスベガス銃撃事件(ネバダ州)
⇒マンダレイホテルからの乱射により、ストリップ大通り沿いのコンサート会場で546人が負傷、58人が死亡する事件が発生。
- 2016年:ゲイ・ナイトクラブ乱射事件(フロリダ州)
⇒ナイトクラブ『パルス』では、53人が負傷、49人が死亡。
- 2012年:サンディフック小学校乱射事件(コネチカット州)
⇒小学校内にて1人が負傷、26名が死亡(20名は児童)
- 2007年:バージニア工科大学乱射事件(バージニア州)
⇒韓国人生徒が乱射し、32人が死亡。
観光目的で訪れていたとしても、事件に巻き込まれる事はあります。
我が身を守るために、危険と言われる行動、地域に行かないことです。
もし不安があるようでしたら、『SpotCrim』という、全米の毎月の犯罪が、どこでどのように起きたかを表す地図があります。
SpotCrimeでは、「○月○日 ○○でこのような事件がおきた」というのが、1ヶ月単位で見れるため、最新の情報が常に分かります。
その他、渡航前には外務省の「海外安全ホームページ」で最新の治安情報を見ておくと良いでしょう。
まとめ!
ラスベガスの各エリアの治安情報や、旅行時の注意点についてまとめました。
「ストリップエリア」のようなザ・観光名所はまだ治安が良いですが、「銃の所持も認められている州」ですので、あまり一通りの無い路地に入るような事は避けましょう。
あとは人混みの多い場所での「スリ・置き引き」にも十分注意して下さい。
なお近隣のロサンゼルスやサンフランシスコに行かれる方は、以下の記事も参考にしてみて下さい!
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