【ベトナム観光】治安が悪い6エリアと、旅行時の13の注意点まとめ
こんにちは。
ベトナムに長期滞在していたアキラです。
ベトナムに限らず、海外旅行へ出かける前には必ず
- 現地の治安
- 注意すべき点(日本人の常識と違う点・日本との違い)
をチェックしておきましょう。
特にベトナムに関しては、注意すべき点が数多く存在します。
このページでは、ベトナム長期滞在していた筆者が、
- 主要観光地の治安
- 旅行時に注意すべき点
を分かりやすくまとめてみました。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
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ベトナムはかなり安全な国である!
外務省が発表している各国の「危険レベル」について、ベトナムは2020年現在各地「レベル0」です。
たとえば、隣国の状況をみると…
- カンボジア
⇒全土が「レベル1」
- ラオス
⇒ほとんどが「レベル1」であり、一部「レベル2」もあり
という状況になっているため、全土が「レベル0」のベトナムは、周辺国と比べれば安全と言えるでしょう。
ただし、もちろん地域によっては治安の良し悪しは変わりますので、これから「ベトナムの主要地の治安」について一つずつ説明してきます。
ベトナムの主要観光地の治安と、注意すべき6エリアについて!
ベトナムへの観光は、ほぼほぼ
- 北の「ハノイ」
- 中ほどの「ダナン」
- 南の「ホーチミン」
の3箇所に集中しますが、それぞれの土地ごとに異なる雰囲気を楽しめるのが魅力の一つ。
そんなベトナムの治安は、上で説明のとおり「全体的に安全」と言われています。
大きな犯罪はそこまで多くは無いため、軽犯罪に注意しておけば問題ありません。
まずは、ベトナムの主要観光それぞれの治安について説明します。
これから旅行に行かれる際は、ぜひ参考にしてくださいね。
@:「ハノイ」の治安
ベトナムの北部に位置しており、ベトナムの「首都」であるハノイ。
多くの日系企業も参入している活気のある街であり、街の中心部は常に賑やか。
夜には、至る所にあるローカルな居酒屋に現地の人が集まっています。
観光地としては、後に紹介する
- ダナン
- ホーチミン
と比べると、まだまだ整ってはいません。
とは言え、
- 現地の人の生活を間近に感じたい人
- 観光客がそこまで多くない歴史的な場所を訪れたい人
にはぴったりの場所です。
そんなハノイの治安は、アジアの所要都市の中でも良い方です。
むしろ、油断をしなければ安全に過ごすことができる「治安の良い街」と言えるでしょう。
夜も観光名所である「ホアンキエム湖」周辺は、多くの観光客でにぎわいを見せています。
ハノイは昼だけでなく、夜も楽しめる安全な街なのです。
軽犯罪には注意!
ただしそんな安全なハノイでも報告されているのが、
- スリやひったくりなどの盗難
- ぼったくり
などの軽犯罪。
殺人などに巻き込まれることは、よっぽどのことがない限りありません。
しかし、軽犯罪はちょっとした隙に起こるもの。常に注意を怠ってはいけません。
治安が良いと言われるハノイでも、以下の場所はやや治安に注意です。
ホアンキエム湖周辺
人混みを利用したスリ・ひったくりが多く報告されています。
ロンビエン橋周辺
日中は観光地としても賑わうロンビエン橋ですが、夜にガラッと雰囲気が変わるため注意が必要です。
夜は地元の人でもあまり近づかないほど治安が悪くなりますので、要注意。
A:「ダナン」の治安
ベトナム国内だけでなく、海外からも多くの人が訪れる人気リゾート地「ダナン」。
ベトナムの中部に位置しており、美しい自然やのどかな町並みを楽しむことができます。
見どころの多い場所であり、かつアクセスも良いため、年々観光客は増えています。
そんなダナンも、ベトナムの中でもかなり安全なエリア。
リゾートホテルが多く、その周辺は観光客の為に整備されていますし、観光地も管理が行き届いています。
海外旅行初心者でも、安全に旅行を楽しめる平和な町です。
ぼったくりが多いと言われている
ただし平和とは言っても、ここは外国。
日本と同じように過ごしていると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ベトナム全体で起きている「スリ・ひったくり」への注意については、ダナンにいても心がけて下さい。
ちなみにダナンで報告されている犯罪の多くは、ぼったくり。
悪質なタクシードライバーに「不当な料金」を請求され、トラブルになることが多いです。
そのため、タクシーを利用する際はなるべくホテルに手配してもらいましょう。
路上で捕まえる際は、主要なタクシー会社を利用して下さいね。
- ビナサンタクシー
⇒白い車体が目印。ホテルの周辺に待機してくれていることが多いです。
- マイリンタクシー
⇒派手な緑の車体。町中でよく見かける、主要なタクシーです。
また乗った後も油断せず、メーターや金額に気を払うことも大切です。
ダナンにおいては、以下の場所はやや注意が必要です。
ビーチ全般
ビーチでのんびりしていると、現地の人に話しかけられることがあります。
ただのコミュニケーションの場合もありますが、ぼったくりの可能性も。
決して油断することなく、現地の人との交流を楽しみましょう。
「ハン市場」「コン市場」
ダナンの「二大市場」と言われる
- ハン市場
- コン市場
では、スリやひったくりの被害が報告されています。
手荷物にさえ注意を払っておけば、トラブルなく買い物を楽しむことができる場所ですので、身の回りの物はしっかり管理して観光しましょう。
B:「ホーチミン」の治安
ベトナムの南部にある最大の観光地「ホーチミン」。
日本からも多くの人が訪れているため、日本人への対応が親切な場所が多いです。
ベトナムへ行くなら絶対に訪れたい、人気の観光地。
そんなホーチミンの治安も、比較的良好です。
日本語で話しかけてくる人には要注意
ホーチミンでも、人混みが多く、やはりそれを利用した「スリ」や「ひったくり」は度々報告されています。
そのため、どこに行くにしても自分の持ち物に細心の注意を払いましょう。
また日本人が多く訪れる観光地のため、「日本人をターゲットにした犯罪」も起きています。
その多くが、やはり「ぼったくり」。
親しげに日本語で話しかけ、油断した観光客からお金をだまし取ろうという手口です。
外国で日本語を聞くとつい安心してしまいますが、気を緩めないようにして下さいね。
ホーチミンには多くの観光客向けのエリアがあり、その周辺は整備された場所ばかり。
注意してほしいのは、現地の人やバックパッカーが多く訪れるエリアです。
フォングーラオ
ベトナム1の「バックパッカー街」です。
多国籍の人々が常に行きかい、非常に楽しい場所ですが違法行為に巻き込まれる可能性が高いエリアです。
特に夜になると、賭博や麻薬の誘いをしてくる人が増えるため、より一層の注意が必要です。
「4区」「8区」
ホーチミンの下町エリアです。
ローカルな雰囲気を強く感じられる分、トラブルも多い場所。
万が一被害に遭っても、人がまばらで助けを求められない可能性が高いため、近づかないことをお勧めします。
ベトナム観光時に注意すべき13のポイント!
続いては、ベトナム各地を旅行する際に気をつけるべきポイントをお伝えします。
@:ベトナムにタダのものはない!
ベトナムの市街を歩いていると、
- 「プレゼントだよ!」
- 「無料で(バイク)に乗せてあげるよ!」
などと声をかけられることがあります。
ここでつい油断して、物を受け取ったりバイクに乗ってしまうと、後で不当な料金を請求されることも…。
「ベトナムにはタダという言葉は無い!」位に割り切って行動した方が、トラブルなく旅を楽しむことができますよ。
A:バイクが行き交う道路を渡るコツ
ベトナムの大通りには、常に大量のバイクが行きかっています。
信号がない場所も多いため、自分でタイミングを掴んで渡る必要があります。
現地の人のマネをすれば上手く渡ることができますが、自分で渡る際は
- 一定のスピードで歩く
⇒歩く速度を変えるとバイクの運転手が対応しづらい
- 戻ったり、迷ってうろうろしない
⇒イレギュラーな動きがバイク側を混乱させ、事故の原因になる
- 走って渡らない
⇒歩いた方がバイクの運転手はこちらの動きを予想しやすくなる
この3つを守るようにしてください。
「途中で引き返す」などの予想外の行動が事故の原因になるため、気をつけましょう。
B:カトラリーを使う前に綺麗にする
現地のローカルなレストランや食堂では、カトラリー(ナイフ・スプーン・フォーク)を使用前にティッシュで拭きましょう。
現地の人も行っている行為のため、気にせずに堂々と行ってください。
衛生面が更に気になる場合は、赤ちゃん用のウエットティッシュなどを持参することをお勧めします。
また、明らかに衛生面で問題がありそうなお店は避けるのが無難です。
C:ベトナムのチップ文化は観光客限定
基本的にベトナムでチップを払う文化はありません。
しかし、観光客は別です。
強く求められることは稀ですが、チップを払うことが当たり前になっています。
諸外国のように料金の10%などの規定はなく、基本的には日本円で100〜200円程度で事足ります。
ただし
- タクシー
- 現地ツアー
- 高級レストラン
などでは料金にチップが含まれているなどの理由から、支払う必要がないので注意してください。
D:お年寄りには常に優しく
ベトナムは仏教大国。
儒教の考えが根付いているため、「お年寄りを尊重する文化」が日本に比べて強いです。
日本ではついついやりがちな「優先座席を譲らない」という行動は、ベトナムでは御法度。
周りから冷たい目で見られてしまいます。
席を譲ると、なんだか自分もいい気持になるものです。
勇気を出して、自分からお年寄りに親切な対応をしていきましょう。
E:変圧器が必要である!
ベトナムのコンセントのタイプは「A型」ですので、日本と同じ。
そのため、日本の電化製品のコンセントをそのまま使用することができます。
ただしベトナムの電圧は220Vであり、日本の電圧は100V。
旅行に持って行く電子機器の対応電圧は、事前に調べておきましょう。
たとえばスマホやノートPCは、「100〜240V」などと書かれていることが多く、各国で使えるようになっています。
仮に「非対応の電子機器」を接続してしまうと、故障や火事が起こる可能性がありますので、必ず変圧器を使用して下さい。
なお筆者が実際に使っているオススメ商品は、以下のもの。
この商品が優れている点は、
- 5個のプラグが付いており、世界240ヶ国で使える。
- 入力電圧は260Vまで耐えれるため、たとえ電圧の高いオーストラリア(240V)であっても耐えられる。
- USBポートも付いており、わざわざスマホの充電器が必要ない。
という3点であり、これを購入してから海外で困ったことはありません。最強です。
F:両替時に小銭も混ぜてもらうこと
ベトナムでは、少額紙幣が大活躍します。
むしろ高額紙幣は場合によっては使えないことも。
そのため両替時に小額紙幣を混ぜてもらうことで、現地での生活がしやすいように準備してください。
また、両替時に手数料を多くとられたり計算が合わない場合があるため、必ず両替後は自分で計算して確かめましょう。
G:ラッシュに注意。ベトナムの朝は早い
日本では多くの企業で始業時間を9時に設定しています。
しかし、ベトナムでは8時が一般的です。
そのため日本のラッシュの時間とはズレているため、注意が必要です。
ベトナムの道路の混雑状況は凄まじいものがあります。
朝早くの飛行機に乗るなど、予定がある場合は時間に余裕をもって行動してください。
ラッシュの時間を外して行動するのもオススメです。
H:トイレ用にティッシュを持ちあるこう
ホテルやレストランはともかく、町中のトイレには備え付けの紙がないことも多いです。
いざという時に困らないように、ティッシュは常に持ち歩きましょう。
なお、女性は衛生面が気になる人も多いはず。
ベトナムのトイレの多くは、正直「清潔」とは言い難いです。
郷に入れば郷に従えの精神で乗り切りましょう。
I:ローカル居酒屋「ビアホイ」でお酒を楽しもう
ベトナム人はお酒、とりわけビールが大好き。
夜には多くのローカル居酒屋で、「お酒を楽しむ現地の人の姿」を見かけることができます。
値段も良心的なため、お酒を飲むのであれば「ホテルのレストラン」より「ローカル居酒屋」がお勧め。
現地では「ビアホイ」の愛称で親しまれています。
なおメニューが現地語表記のみの場所が多いため、ベトナム語のガイドブックがあると安心。
現地の雰囲気を存分に感じながら、ベトナムの夜を楽しんでくださいね。
J:ホーチミンの郊外や田舎では「野犬」に注意
都市部ではあまり見かけませんが、郊外や田舎には野犬がいます。
基本的にはおとなしいですが、むやみに近づくことは控えて下さい。
また、不可抗力で触ってしまった場合はなるべく早く手を洗うようにしましょう。
除菌用のウエットティッシュを持っておけば、衛生的に◎
K:ベトナムでのスキミング事情
ナイトクラブなどのお店や、都心から離れた場所にあるコンビニでの「スキミング被害」が報告されています。
そのため、
- 怪しいお店ではクレジットカードを使用しない
- コンビニのATMではなく、銀行のATMを利用する
- カードの使用履歴をマメにチェックしておく
など、出来る対策は積極的に行ってください。
L:値段交渉はマナーを大切に
アジアの市場では値段交渉も醍醐味ですよね。
お店の人とのやり取りで、納得できる値段で商品を購入できた時は「やった!」と思うことも。
そしてついつい調子に乗って、値段交渉したくなります。
しかし、値段交渉はお互いが納得できる妥協点を探すためのもの。
一方的に自分の言い分を伝えていくだけでは、相手の怒りを買うことになります。
最悪の場合トラブルに発展する事もあるため、マナーを大切にして下さい。
礼儀正しい人には、親切にしたくなるものです。
相手に良い印象を与えながら、交渉するのがベストです。
まとめ!
ベトナムの主要観光地の治安や、旅行時に気をつけるべき注意点・マナーを説明しました。
上でも説明のとおり、決して「治安の悪い国」ではありませんが、スリ・ぼったくりなどの軽犯罪は十分に起こり得ますので、貴重品の管理はしっかりしましょう。
なお、カンボジアやラオスといった「近隣の国」へ旅行される方は、以下もあわせてご確認下さい!
- 海外旅行にオススメのクレジットカード5種を徹底解説!【比較まとめ】
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