<ドイツ観光>治安がヤバイ?危険な5エリアと、旅行時の11の心得まとめ

【ドイツ観光】治安がヤバイ?危険な5エリアと、旅行時の11の心得まとめ

こんにちは。
年に5回は必ず「海外旅行」に行くアキラです。

 

ドイツに限らず、海外旅行へ出かける前には、必ず

 

  • 現地の治安
  • 注意すべき点(日本人の常識と違う点・日本との違い)

 

をチェックしておきましょう。

 

オクトーバーフェストや強豪サッカーチームがあるなど、日本からも人気の観光地として知られているドイツ。

 

そんなドイツにも、もちろん「治安の悪いエリア」は存在します。

 

このページでは、「治安の悪いエリア」だけでなく「旅行時に気をつけるべきポイント」もあわせて説明しています。

 

ぜひドイツ旅行前に目を通して頂ければと思います。

 

 

 

 

 

 

現在のエリア別の治安と、過去の事件!

ドイツはヨーロッパの中でも「比較的安全な国」と言われていますが、ドイツは「移民の受け入れ」を推進しているため、中東などから多くの移民を受けて入れている背景があります。

 

その影響で治安の悪化も心配されていますが、ドイツの各主要都市の治安はどうなのでしょうか?

 

エリア別に説明しましょう。

 

 

1.ベルリン

ドイツの首都であり東部に位置するベルリンは、ドイツで1番大きい都市になります。

 

かつて東西に分断していた歴史を持つ町ですが、現在は美大生やアーティスト、様々な人種の人が多く住んでいます。

 

国際色豊かなベルリンは、「おしゃれなカフェ」や「ナイトクラブ」が発達し、アートやカルチャー最先端のエリアでもあります。

 

ベルリンの治安は比較的安全ですが、東ベルリンと西ベルリンは少し雰囲気が変わります。

 

 

西ベルリン

西ベルリンには富裕層の人が多く住んでおり、移民も少ないため安全でゆったりとした雰囲気が流れています。

 

 

東ベルリン

東ベルリンには有名なナイトクラブが集まることや、家賃が安いため多くの移民や不法滞在者が住んでいるのが現状。

 

東に行くにつれて町の雰囲気も変わり始め軽犯罪も起きやすくなりますので、夜に一人で長い時間で歩くなどは避けるようにしましょう。

 

 

 

 

2.ハンブルグ

ハンブルグは北ドイツに位置し、ベルリンに次ぐ2番目の都市になります。

 

ドイツで最大の港町ということもあり、水も豊富で景色も美しく「移住先」としても人気の場所。

 

ハンブルグの治安としてはドイツの中でも特に安全で、ハンブルグの西側には移民が少なく、日本人や富裕層が多く住んでいるため女性の一人歩きも問題なく出来ます。

 

 

「レーパーバーン」エリアにご注意を!

ハンブルグには有名な歓楽街である「レーパーバーン」というエリアがあり、風俗店や麻薬常習者、アルコール中毒、浮浪者が多く見られます。

 

現在は観光地として観光客も多く昼間は賑わいますが、一歩裏通りに入ると異様な雰囲気が漂っています。

 

過去には女性への性的嫌がらせ・窃盗などの事件がありますので、絶対に一人では歩かないようにしましょう。

 

 

 

 

3.ミュンヘン

ドイツの南に位置するバイエルン州のミュンヘンは、ベルリンやハンブルグに続いて3番目に大きな都市になります。

 

緑が多く穏やかな雰囲気が流れるミュンヘンは、「世界で最も移住に適した都市」の上位にも選ばれるほど。

 

過去には有名な「ミュンヘンオリンピックテロ事件」や最近では「ショッピングモールでの銃乱射事件」が記憶に新しいですが、普段のミュンヘンはとても穏やかで、治安が悪いという雰囲気はありません。

 

その理由としてミュンヘンは失業率が低く、富裕層も多いためであり、ドイツの中でも治安がいいとされています

 

 

「ミュンヘン駅」「マリエン広場」には注意

しかし、観光客や現地の人など多くの人が集まる「ミュンヘン中央駅」では、麻薬やアルコール中毒者や物乞いの人が多くトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、一人で歩く際には注意が必要です。

 

また強豪サッカーチームがある事から、試合の日などは「マリエン広場」にサポーターが集まり、一部のサポーターが暴動化し敵チームと乱闘になることも多いです。

 

ドイツならではのトラブルですが、巻き込まれないように注意して下さい。

 

 

 

 

4.ケルン

ケルンはドイツで4番目に大きい都市であり、古代ローマ時代から続く歴史古い町になります。

 

町にはドイツで一番有名な教会「ケルン大聖堂」があり、日本人観光客からも人気のエリアです。

 

ケルンは全体的に治安が良く町の雰囲気も穏やかですが、『ケルン・ドイツ』という「ケルン大聖堂の反対側に位置する地域」は、家賃が安いことから移民が多くあまり安全とは言えません。

 

2015年の大晦日には、移民による集団強盗や性的暴行の被害を受けた多くの女性が、被害届けを出すという事件もありました。

 

この地域付近では特に夜の女性の一人歩きは避けるようにしましょう。

 

 

 

エリアごとに治安や雰囲気についてお伝えしましたが、この中でも特に要注意すべき場所をまとめてみます。

 

 

特に注意すべき5つの場所
  1. 東ベルリン

    ⇒移民や不法滞在者が多く、軽犯罪が起こりやすい

  2. レーパーバーン(ハンブルグ)

    ⇒風俗店や麻薬常習犯なども見られるため、賑わいのない裏通りには要注意

  3. ミュンヘン中央駅(ミュンヘン)

    ⇒麻薬・アルコール中毒者などが多いため、一人歩きに注意

  4. マリエン広場(ミュンヘン)

    ⇒サッカーのサポーターが暴動化し、乱闘騒ぎを起こすこともあるため注意

  5. ケルン大聖堂の反対側に位置する地域(ケルン)

    ⇒移民が多く過去には集団強盗なども発生していることから注意

 

 

 

ドイツで多い犯罪の種類と、ドイツ特有の危険について!

ヨーロッパの中でも比較的安全と言われるドイツですが、治安の問題になる多くが

 

  • 軽犯罪
  • テロ

 

によるものになります。

 

スリ・ひったくり・強盗などの軽犯罪は、東京に比べると10倍の犯罪が発生しており、特に電車の中や人混みでの被害が多いです。

 

人混みに行く際には荷物に気をつける、不審な人に声をかけられても対応しないなど、常に注意するようにしましょう。

 

テロについてはドイツだけでなくヨーロッパ全体の大きな問題ですが、特に大きなお祭りやイベントなどの「人込みが出来る場所」は、テロに合う確率が高くなります。

 

テロを避けることはなかなか難しいことですが、

 

  • 注意喚起が出ている場所には行かない
  • 出来れば人混みは避ける

 

など自分で気をつけましょう。

 

 

 

ドイツ特有の問題にも注意しよう!

ドイツにはテロや移民の問題の他にも、極右の「ネオナチ」という団体が存在し、過去にはデモや暴動も起きています。

 

ネオナチの人達は民族主義で「移民を排除しよう」という強い考えを持っており、それはイスラム系だけではなくアジア人の私たちにも向けられるものです

 

ネオナチの特徴としては、『スキンヘッドにドクターマーチンを履き、黒っぽい服装』というのが定番でしたが、今では変わってきて、私たちからは判断しにくいのが現状です

 

町でデモが起きても決して近づかないようにしましょう。

 

 

 

ドイツ観光で注意すべき11つ心得!

比較的安全な国ですが、ドイツ観光では注意すべき点がいくつかあります。

 

トラブルを避けるためにも旅行の際の参考にして下さい。

 

 

1.チップ文化に気をつける

ドイツはアメリカやカナダ程ではありませんが、チップ制度があります。

 

レストランで食事した際にウエイトレスがテーブルに食事を運んでくれるような場合には、基本的にチップを払うことを頭に入れておきましょう。

 

一人あたり「+1〜2ユーロ」を払うのがベターです。

 

もちろん良いサービスをしてくれた場合は、それ以上のチップを払ってもOK。

 

 

 

 

2.クレジットカードは持参しよう!

ドイツに限らずですが、両替では必ず手数料が掛かってきます。

 

そのため、1枚はクレジットカードを持って行きましょう。

 

VISAであればほとんどの国で使えますし、そもそもクレジットカードがなければ

 

  • レンタカーなど、モノを借りるサービスが受けられない
  • ホテルで高額なデポジット(保証金のようなもの)が必要となる

 

という不便さもあります。

 

※デポジットとは「何かあったときのためのお金を預ける」ことであり、滞在中に何も問題がなければ、チェックアウト時に戻ってくるお金

 

また、クレジットカードには「海外旅行保険」が無料で付いてくるカードがあり、絶対に持っておくべきカードとしてエポスカードをオススメしています。

 

海外でケガや病気をした場合、「日本の健康保険」がきかないため高額な医療費を請求されます

 

ドイツは日本とほぼ同じ水準ですが、10割負担なのでちょっとしたケガでも数万円は飛びますし、病気では300万円を超すことも…

 

「海外旅行保険」に毎度入るのでもかまいませんが、エポスカードは「入会費・年会費ともに無料」なので、持っておくだけで今後も間違いなく活躍するカードです。

 

数々のクレジットカードの中でも、海外旅行時に最もオススメのカードです。

 

また2019年8月より、2000円分のポイントがプレゼントされるキャンペーンも実施されているので、この点を見てもかなりおトクかと思います。


このキャンペーンは前触れなく終了することが多いため、検討されている方はお急ぎ下さい。

 

公式HP:エポスカード

 

 

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3.電車の改札が無い

ドイツの電車には基本的に改札がありません。

 

チケットを打刻する機械はありますが、確認するスタッフなどもいないため、無賃乗車が出来てしまうのが現状です。

 

しかし、定期的に電車の車内で突然チケットの確認をされることがあります。

 

もしも無賃乗車をしていた場合には、観光客でも有無を言わさず60ユーロ(日本円にて¥7800ほど)の罰金が科せられます。

 

車内では私服でチケットの確認をしている「覆面スタッフ」もいるため、いつどこで確認されるかわかりません。

 

不正はせずしっかりチケットを買って乗車しましょう。

 

またドイツの電車の扉は手動になりますので、乗り降りする際は自分でレバーを押して開くようにして下さい。

 

 

 

 

4.自転車専用レーンに気を付けよう

ドイツは自転車文化がとても発達しています。

 

必ず道には

 

  • 歩行者専用のレーン
  • 自転車専用のレーン

 

があり、歩行者は自転車専用のレーンを歩いてはいけません

 

特にドイツの自転車は日本のものより大きく、乗っている方もスピードを出している為、ぶつかってしまうと大きな事故になってしまいます。

 

事故を防ぐためにも、常に「自転車専用レーン」を意識して周りを気にしながら歩くようにしましょう。

 

 

 

5.ハチに注意しよう

ドイツには町の至る所に蜂がいます。

 

初めてドイツに行く方はその蜂の多さに驚くと思います。

 

どれも日本のスズメバチの様に大きいものではありませんが、ベーカリーやレストランのテラス席に集まってくることが多いです。

 

基本はこちらが何もしなければ攻撃はしてきませんが、刺激してしまうと、もちろん攻撃してくる危険性もあります。

 

もし、蜂に刺されてしまったらApotheke(アポステーケ)と呼ばれる薬局で薬を買い、患部に塗って様子を見ましょう。

 

体調が悪くなるようでしたら病院に行くようにして下さい。

 

 

 

 

6.トイレは有料の所がほとんど

ドイツでは、日本の様にどこにでもキレイなトイレがあり、無料で使えるわけではありません。

 

ドイツの公共のトイレは料金制の場所がほとんどで、だいたい1回につき40セント〜1ユーロほど払う必要があります

 

トイレの数も多いわけではないので、行った先のレストランで用を足しておくなど、計画的に行くようにしましょう。

 

ドイツのトイレはきちんと清掃されていて綺麗なので安心してください。

 

 

 

 

7.スリに注意しよう

スリの中では、親切なフリをしてスリを働くケースも増えています。

 

電車の切符売り場で話しかけられ、『切符の買い方を教えてくれたと思ったら財布がスられていた!』なんて悪質なケースも多く報告されています。

 

ドイツ人は普段、他人にそこまでフレンドリーではありません。

 

そのため、むやみやたらに声をかけてきて来る人には注意しましょう。

 

常に自分の荷物には気をくばり、席にカバンやスマートフォンを置きっぱなしにしないようにして下さい。

 

 

 

 

8.日曜日と祝日はお店がお休み

ドイツは法律で日曜日・祝日の営業を禁止しているため、いくつかの飲食店を除いて、ほとんどのお店が閉まります。

 

なので「スーパーマーケットでの買い物」や「お土産屋さんを見てまわる」ことも、日曜日には出来ません。

 

計画的に買い物をすることをおススメします。

 

レストランは営業しているところもありますが、他の観光施設はほとんど閉まっています。

 

『観光にいって何もできなかった』なんてことにならないように、日程には要注意です。

 

また、ドイツでは日本のような24時間営業の店もほとんどなく、大体夜の20時頃には多くの店が閉まってしまいます

 

 

 

9.レストランのお水は有料!

日本ではレストランで出てくるお水は無料ですが、ドイツでは有料です。

 

『無料だと思って頼んだら料金がかかっていた!』とビックリしないように知っておきましょう。

 

お水にも種類があり、水道水やミネラルウォーター、ガス入りのスパークリングウォーターなどが一般的。

 

水道水は英語で「タップ オブ ウォーター」と言えば通じますよ。

 

 

 

 

10.水は硬水である!

ヨーロッパのほとんどの水道水が「硬水」。

 

日本は軟水でとても飲みやすいですが、ドイツの水は硬水なので少しクセがあります。

 

またシャワーなどの水も硬水になり、硬水は肌や髪にあまり良くないと言われています。

 

普段のシャンプーでも髪がバサバサに感じたりするかもしれませんので、気になる方はヘアケアグッズなど用意しておくといいでしょう。

 

 

 

 

11.ドイツの電圧に注意しよう!

日本とドイツでは電圧が違い、コンセントの形状も違います。

 

日本からドライヤーなどの電化製品を持参しても使うことが出来ないため、変圧器を持っていく必要があります。

 

またドイツのプラグの形状は「Cタイプ」で、丸い穴が二つ空いているタイプ。

 

 

そのため、変圧器の他に変換プラグも必要です。

 

現在は多くの国に対応している「軽めの変圧器+変換プラグ」が一緒になったものも販売していますので、海外旅行を多くする方は1つ持っておくと便利ですね。

 

私が実際に使っているオススメ商品は、以下のもの。

 

 

この商品が優れている点は、

 

  • 5個のプラグが付いており、世界240ヶ国で使える。
  • 入力電圧は260Vまで耐えれるため、電圧の高いオーストラリア(240V)であっても耐えられる。
  • USBポートも付いており、わざわざスマホの充電器が必要ない。

 

という3点であり、これを購入してから海外で困ったことはありません。最強です。

 

 

 

ドイツで起きた過去の事件について

最後に、過去にドイツで起きた大きな事件について、簡単に紹介します。

 

ドイツは「安全な国」とは言われていますが、このような事件が起きる可能性もありますよ、という意味で、知っておくと良いでしょう。

 

 

ミュンヘンショッピングモール銃乱射事件

2016年7月22日

 

ミュンヘンの中央駅から地下鉄で10分ほどの場所にある、バイエルン州最大のショッピングモール「オリンピアショッピングモール」内で発生した銃乱射事件です。

 

犯行は単独犯によるものでイスラム過激派のテロでは無いことがわかりましたが、犠牲者は9人負傷者が21人という大惨事になりモール内は逃げ惑う人で大パニックになりました。

 

 

 

ベルリンクリスマスマーケットにトラックが突っ込む

2016年12月19日

 

ベルリンの中心部にある「ブライトシャイト広場」で開催されていたクリスマスマーケットに、40トントラックが突っ込み死者12人、45人以上が負傷した事件。

 

犯行はIS(イスラム過激派組織)と接点があった24歳のチュニジア人によるものであり、犯行の数日後にミラノで警官と銃撃戦の末、射殺されました。

 

 

 

上記のミュンヘン・ベルリンともに、どちらもドイツを代表する都市であり、現在も人気の観光地として賑わっています。

 

移民や難民の人達も多く住んでいるため、このようなテロの可能性が0ではありません。

 

とは言え、年々テロ対策は強化され治安も良くなっていますので、あまり不安になり過ぎずに観光を楽しみましょう。

 

 

 

 

まとめ!

ドイツの治安や過去の事件、観光時の注意点を説明しました。

 

総合的にみれば「治安の良い国」ですので過度な心配は必要ありませんが、『観光客=お金を持っている』という印象から、スリのターゲットになりやすいです。

 

ここで挙げた注意点に留意し、楽しいドイツ旅行にしましょう!