ダニ退治で本当に効果的な9つの駆除法と、実は効果が薄い9つの対策!

ダニ退治で本当に効果的な9つの駆除法と、実は効果が薄い9つの対策!

 

 

こんにちは。
「ペットが持ち込むダニ」に何度も悩まされてきたアキラです。

 

「ダニを退治したいけど、どの対策もイマイチ効かない・・・」とお悩みの方も多いかと思います。

 

私も多くの方法を実際に試してきましたが、「全然効いてない!」と思えるものが多々ありました。

 

そこでこのページでは、ダニにお悩みのあなたへ

 

  • ダニ退治で本当に効果がある方法
  • 多少の効果はあるが、それだけでは不完全な方法
  • 予防効果(繁殖させない効果)はある方法

 

を分かりやすく解説します。

 

また「どうすればより効果があがるのか?」についても、あわせて説明していきます。

 

巷で「効果がある」と言われている手法も全て説明していますので、ダニにお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

 

 

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あなたの「ダニ退治」の目的はどれ?

このページでは、「生きたダニを駆除する方法」だけでなく「予防になる方法」「死んだダニを捕る方法」なども紹介しています。

 

あなたがどのような結果を求めているのか?によっても、オススメの方法は変わりますので、以下の「効果欄」を参考にしてチョイスして下さい。

 

 

 

ダニ退治で「本当に効果がある」9つの方法

以下の9つは、明確に「効果がある」と言える方法です。

 

なおオススメの方法を結論から言うと、「洗濯乾燥機」「ダニ捕りシート」のどちらかを使えばOKです。

 

なぜならどちらも薬剤を一切使わないにも関わらず、しっかりと駆除出来るからです。

 

我が家では「ダニ捕りシート」によって、「布団・ソファ・カーペットにおけるダニの悩み」が完全に解消されたため、特にオススメしています。

 

 

項目

方法

効果

薬剤

洗濯乾燥機

殺虫

ダニ捕りシート

捕獲・殺虫・予防

市販布団乾燥機

殺虫・予防

くん煙剤

殺虫

エアゾール剤

殺虫・予防

スプレー剤

殺虫・予防

パウダー剤

殺虫・予防

熱湯をかける

殺虫

スチームアイロン

殺虫

 

 

 

多少の効果はあるが、それだけでは不完全な方法5つ!

以下の5つは、「多少の効果は見込めるが完全とは言えない」方法です。

 

項目

方法

効果

薬剤

洗濯

殺虫(一部)・アレルゲン除去

掃除機・布団クリーナー

捕獲(一部)・アレルゲン除去

天日干し

殺虫

ドライヤー

殺虫

高温の車内

殺虫

 

 

 

駆除効果はないが、繁殖予防にはなる4つの方法!

以下は「駆除」は見込めませんが、予防には使える方法です。

 

※ファブリーズは除く

 

項目

方法

効果

薬剤

除湿機

繁殖の予防

アロマスプレー・シート

忌避・予防

レモンアルコール

忌避・予防

ファブリーズ

アレルゲンの飛散防止

 

 

 

ダニ退治で本当に効果があるの9つの駆除方法!

「生きているダニ」を退治するには、極論

 

  • 熱処理を施す(50℃以上で1時間、60℃以上で瞬時と言われている)
  • 乾燥させる
  • 殺虫成分をダイレクトにかける
  • 捕獲してそのまま捨てる

 

の4つのうち、いずれかに当てはまる方法を試せばOKです。

 

ここではこれらのいずれかの条件に当てはまり、「生きているダニを退治できる」と言えるものを紹介していきます。

 

 

 

コインランドリーの洗濯乾燥機を使う

 

オススメの方法の1つです。

 

コインランドリーの乾燥機に衣類や布団をかけ、「熱」と「乾燥」でダニを駆除する方法であり、乾燥機に入る大きさであれば何でもOKです。

 

コインランドリーの乾燥機は70℃程度まで上がるため、「熱にも乾燥にも弱いダニ」を一気に駆除することが可能。

 

ただし家庭用の乾燥機では、「ガス式」でないと温度が上がらず熱による駆除が難しい場合もありますので、温度の確認が必要です。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

駆除時のポイント
  • ガス式の洗濯乾燥機もしくは布団乾燥機を使用すること
  • 乾燥温度は60℃以上であること
  • 使用後は必ず掃除機で内部の死骸を吸い出すこと

    ⇒吸い出さなければ、ダニアレルゲンとなり内部に溜まり続けてしまいます

 

 

メリット
  • 洗濯乾燥機にかけるだけでムラなく確実に駆除できる

 

 

デメリット
  • 使用料金が必要
  • 乾燥機に入るサイズのものしか駆除できない
  • コインランドリーを利用するための持ち運びの手間がかかる

 

 

なお「布団のダニ」にお困りで近くにコインランドリーが無い方や、持って行くのが面倒な方には、宅配クリーニングの「ふとんLenet 」がオススメ。

 

申し込むと「布団を入れる袋」が届きますので、あとはそこに布団をいれ、集荷に来てもらうだけです。

 

プロの技術でしっかりと洗濯・乾燥してくれるため、コインランドリーとは比べ物にならないくらいフワッフワになりますよ。

 

 

 

 

ダニ取りシート

オススメの方法の1つ。

 

布団だけでなく、洗濯できないソファなどなど、ダニが潜む場所の全般に使えます。

 

ダニ取りシートは、敷いておくだけでダニを捕獲してくれる大変便利なアイテム。

 

駆除剤などとは違って、シートの中の「捕獲したダニ」を目で見て確かめることもできます。

 

これにより、体に出る発疹やカユミが「ダニによるものかどうか」が確認でき、「体調不良はダニが原因だ」と思い込む「ダニノイローゼ」を防ぐこともできるのです。

 

実際、安物の「スマホ顕微鏡」を使ったところ…

 

 

 

残念ながら倍率が低すぎて全く見えなかったため、ダニ捕りシート販売元にシートを持ち込んで、「高倍率の顕微鏡」で確認したところ…

 

 

 

 

うぎゃー。キモイのが大量に捕獲できていました…

 

と、このように捕獲されたダニを確認できるのは、数ある駆除方法の中でもダニ取りシートだけ。

 

ダニに悩まされているなら、1か月間だけでも試す価値のある駆除方法です。

 

ちなみに我が家はダニシートを使いはじめてから、一切ダニに悩まされることがなくなりました。

 

カーペットの下や…

 

 

 

冬場の布団はもちろんこと、夏場の「通気性の良いマットレス」の場合も、念のため敷いています。

 

 

 

その他、ソファーでも「背もたれと座面の隙間」に入れて使っています。

 

 

効果
  • 捕獲
  • 殺虫
  • 予防

 

 

メリット
  • 置くだけで良いので簡単に使える
  • 駆除・予防が行える
  • 捕れたダニの数が分かる(メーカーによっては、ダニの捕獲数を数えて教えてくれるサービス有)
  • 本当にダニがいるのか目で確認できるので、ダニノイローゼを予防できる
  • 布団・カーペット・ソファ・畳などなど、どこにでも設置できる
  • 子どもやペットがいる環境でも安心して設置できる

 

 

デメリット
  • シートを交換する必要がある(3〜4か月に一度交換が必要)
  • 徐々にダニを捕獲するため即効性はない(予防効果はバツグン)

 

 

「ダニに刺されなくなった」という理由以外にも、上でも説明のとおり、数ある「ダニ退治法」の中でも

 

  • 薬剤を使わない
  • 駆除と予防が出来る

 

という観点からかなりオススメ。

 

なおダニ取りシートは色々試してきましたが、「ダニピタ君」が優秀かつコスパが高くてオススメです。

 

シート交換の手間はありますが、布団やカーペット、ソファに一枚しのばせるだけで、以来一度もダニ刺されがなくなりました。

 

そのため、手軽さ・快適さを考えるとメリットのほうが断然大きいと思い使っています。

 

さらにダニピタ君は30日の返金保証が付いており、かなり良心的。

 

 

 

「お試しシート」として1枚多めに送られてくるのですが、それを30日使ってみて、もし「微妙かな」と思った場合は残りをそのまま返品出来ます。

 

「とりあえず使ってみたい」という方も多いと思いますが、失敗することが無いので気軽に試してみると良いでしょう。

 

私と同様に、布団やカーペット、ソファなどのダニお悩みの方には、ぜひお使い頂きたいと思える商品です。

 

クリックすると公式ページへ飛びます

 

 

 

 

布団乾燥機

「市販の布団乾燥機」を使用してダニを駆除する方法です。

 

ダニを駆除する目的で昔から使われてきた家電ですが、現在では様々なものが販売されています。

 

それが自分の環境に適しているのかどうか見極めて購入しましょう。

 

 

効果
  • 殺虫
  • 予防

 

 

布団乾燥機は3種類

布団乾燥機にも様々な種類がありますので、どれを選ぶかで効果が変わってきます。

 

@ホースタイプ
ホースを差し込んで布団の中に温風を送り込んで使用。

ホースの向きや布団の大きさによっては隅々まで行き渡らない場合もあり

ホースの角度を変えて洗濯物を乾かせるものも販売されています。

 

■向いているサイズ■
⇒シングルサイズ、座布団、まくら

 

 

 

 

A乾燥マットタイプ
マットが温風で膨らんで広がり、その上に布団を乗せて使用。

マットの範囲であればまんべんなく温風が広がりますので、隅々まで行き渡りダニの除去率は高くなります。

もっともオススメのタイプです。

 

■向いているサイズ■
⇒マットサイズと同じ大きさまで(ダブルサイズも有り)

 

 

 

 

B温風タイプ
布団乾燥機本体から温風を出し、直接布団の中に入れて使用。

布団にダイレクトに風を送り込むため、隅々に行き渡りにくく、ダニ駆除効果は低いとされます。

しかし準備の手間は少なく、角度を変えて頻繁に使用するのであれば、ダニの少ない状態を維持できるでしょう。

 

■向いているサイズ■
⇒シングルサイズ、座布団、まくら

 

 

 

駆除のポイント
  • 表面と裏面両方を連続でおこなう

    ⇒ダニは高温にさらされるとすぐに裏側に逃げてしまうため、連続で行うことで駆除率が格段にあがります。

  • 「朝と夜の2回」を「3日連続」でおこなう

    ⇒布団乾燥機の使用を「1日2回×3日間」で行うことで確実にダニを駆除できます。

 

 

メリット
  • タイマー付きのものは、出がけに仕掛けていけば自動的に駆除が行える
  • ダニ駆除と乾燥が行えて、フカフカの布団で気持ち良く寝ることができる
  • 天気に関係なくいつでも使用できる

 

 

デメリット
  • メーカーやタイプによって価格に幅がある(5000円台から2万円台まで)
  • タイプによって駆除率が大きく違う
  • 定期的に行わなければ予防にはならない

 

 

 

 

くん煙剤・くん蒸剤

 

くん煙剤と言えば、「バルサン」が有名。

 

「煙」や「霧」を発生させ、部屋を丸ごと殺虫成分で満たす方法です。

 

簡単に使えるようにできており、薬剤も人体に安全なものが使われています。

 

この方法では一部屋ずつ駆除を行うことになりますが、各部屋に缶を一個ずつ配置し、すべてを一斉に使用することで家を丸ごと殺虫することも可能。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

メリット
  • 火を使用しないので安心して使える
  • 安価で手に入りやすい
  • 1時間で駆除が完了する「短時間タイプ」もある
  • 「霧タイプ」は火災報知器に反応しにくい
  • 「和室用」や「寝室用」など、場所によって適したタイプを選べる

 

 

デメリット
  • 「煙」のタイプは火災報知器が反応する可能性あり
  • パソコンなどの電子機器類に影響が出る可能性がある

    ⇒カバーをするか箱にしまうなどして薬剤に触れないようにすること

  • 準備や使用後の掃除が必要となる
  • 布団の中や畳の中など、薬剤が届かない範囲には効果がない
  • ダニの「卵」には効果がない

    ⇒卵が孵化する「3週間後」にもう一度使用することで、孵化したダニの駆除もでき、効果をより高めることが可能

 

 

なおくん煙剤・くん蒸剤では、直接「布団のダニ」を駆除することは出来ません。

 

あくまでもカーペットやソファなどの「表面」にいるダニのみを退治することになります。

 

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エアゾール剤

 

「直接吹きかける」と「ノズルを差し込んで内部に注入する」の2つの使い方があります。

 

ノズルを挿し込めば、畳やカーペット、じゅうたんなどの中に潜むダニを駆除することが可能。

 

また、板間やフローリング表面にも使用できます。

 

 

効果
  • 殺虫
  • 予防

 

 

メリット
  • 駆除したい部分だけに薬剤をまくことができる
  • 手軽で何度も行うことができる
  • 内部にも薬剤を撒くことができる

 

 

デメリット
  • 家の中を丸ごと駆除できるわけではないので、ダニを逃がしてしまう場合がある

 

 

 

 

 

 

スプレー剤

 

上記のエアゾール剤は、床や畳といった場所に使うもの。

 

こちらは液状の薬剤であり、布団やクッション、まくら、ソファなど、内部にダニが入り込みやすい布類に直接スプレーします。

 

 

効果
  • 殺虫
  • 予防

 

 

メリット
  • 薬剤がベタつかず布の表面に影響がない
  • 速乾性がある
  • 乾燥後はペットや子供がなめても問題はなく安全
  • 駆除の他、1か月程度は効果が持続するため予防効果もある

 

 

デメリット
  • 低刺激性だが、肌に直接触れるため体質によっては刺激となる
  • 奥深くのダニは駆除できない

 

 

 

 

 

 

パウダー剤

 

粉末タイプの駆除剤。

 

スプレー剤では行き渡りにくい、毛足の長いカーペットやじゅうたんのダニ対策に向いています。

 

カーペットやじゅうたんに直接粉末を撒き、掃除機で吸い取ります。

 

粉末と一緒にダニを吸引することができますので、完全に吸いきったところで完了。

 

また、カーペットの下や畳の下にまいておけば、ダニを寄せ付けなくすることもできます。

 

 

効果
  • 殺虫
  • 予防

 

 

メリット
  • 粉末はほとんどが芒硝(入浴剤など含まれる硫酸ナトリウムのこと)でできており、人体に害が少ない
  • 駆除と予防両方に効果を発揮する
  • 効果が1〜2か月程度持続する

 

 

デメリット
  • 粉末を掃除機でしっかり吸いきらないと白く残ってしまう
  • ペットや子供が粉末を舐めないよう注意する必要あり

 

 

 

 

 

 

熱湯をかける

 

ダニの死滅条件は

 

  1. 50℃以上では10分程度
  2. 60℃では瞬時

 

と言われているため、熱に弱いダニを熱湯で駆除する方法。

 

しかしどんな物にも適用できる方法ではないため、熱湯による殺虫が可能な物を選んで行いましょう。

 

 

駆除のポイント
  • 分厚いマットレスや布団の場合は、内部が高温をキープできるように何度もかけること

 

 

メリット
  • 瞬時にそして確実に殺虫することができる
  • ダニアレルゲンも一緒に流すことができる

 

 

デメリット
  • 熱湯に弱い性質のものには使えない(物によっては熱湯により変質する可能性がある)
  • 布団類は水分を含ませることで「綿の寄り」が出る場合がある
  • 行う場所が風呂場などに限られ、部屋の中ではできない

 

 

熱湯駆除が不可能な素材
変質の恐れがあるため、以下の素材にはお湯はNGです。

 

  • レーヨン
  • シルク
  • 羽毛
  • ウール
  • そば殻
  • ラテックス
  • ウレタン
  • 高反発ファイバー
  • ビーズ
  • 獣毛

 

 

 

 

スチームアイロン

 

熱湯の使用と同じように、ダニの「熱に弱い性質」を利用して行う駆除方法。

 

アイロンから出るスチームの温度は「100℃前後」であるため、ダニに当たれば確実に殺虫することができます。

 

ただし「スチームの熱が届く範囲の駆除」なので、色々な角度から当てて、毎日行うとより効果的。

 

なお「スチーム機能」のないアイロンを使用すると、駆除できないばかりか、当てた布を焦がしてしまう場合もありますので要注意です。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

駆除のポイント
  1. スチーム機能を強めに設定すること
  2. 夜行性のダニを「スチームが届く表面」に集めるために、布団や毛布などは「暗い場所」に保管しておく
  3. 当てた部分を変質させないように、当て布をすること
  4. 一か所に「3秒以上」しっかりと当てること
  5. 除去率を高めるために、ダニが多いとされる枕周辺を先に行い、徐々に足元の位置に向かってスチームを当てていく
  6. 湿気が残るとダニが繁殖しやすくなるため、当て終わったらスチームの湿気をしっかり乾燥させる

 

 

メリット
  • スチームの熱で確実に駆除できる
  • 毎日簡単に行える
  • ある程度奥深くまで熱を浸透させられる

 

 

デメリット
  • アイロンで変質するものには使用できない
  • しっかりと乾燥させなければ、ダニが集まるため逆効果となる

 

 

 

 

 

 

多少の効果はあるが、それだけでは不完全な方法5つ!

続いては「多少の効果はありながらも、ほかの方法と組み合わせるべき方法」を5種類紹介します。

 

世間で「効果がある」と言われていても、「これだけで安心できる」とは言えませんので要注意。

 

生きたダニの駆除目的であれば、基本的にはダニ退治で本当に効果があるの9つの駆除方法!を参考にして下さい。

 

 

 

洗濯をする

 

「洗剤の入った水の中に入れれば、ダニを駆除できる」と思っていませんか?

 

実は、水流に当てたり洗剤に短時間さらすだけでは、ダニは簡単には死にません。

 

さらにダニは流されまいとツメを繊維に引っかけるため、なかなか流れません。

 

そのためこの方法では「死滅するダニ」も「流されるダニ」もごく一部のもの。

 

乾燥機で死滅させたあとに、洗濯機で洗い流すのが王道パターンです。

 

「ダニさされ」が確認された場合は、まずは乾燥機で死滅させることを考えましょう。

 

なお、ダニアレルゲンとなる「死骸」や「フン」は水に溶けて流れ出るため、アレルギー対策としては有効です。

 

 

効果
  • 殺虫(ごく一部)
  • アレルゲン除去

 

 

ポイント
  • 洗濯機の水流でダニを流すため、水流に当たりやすいよう洗濯ものを詰め込み過ぎないようにする
  • タオルケットや毛布などの厚めのものは、洗う時間を10分以上にセットする
  • ダニは「50℃以上の環境」で死滅するため、お湯を利用して洗濯するとより効果が高ままる

 

 

可能なもの
  • 洗濯機に入るものであれば可能であり、より薄手のものの方が効果は高くなる

 

 

メリット
  • 洗濯頻度が高ければ、ほとんどダニのいない状態を維持できる
  • ダニアレルゲン(フン、死骸、抜け殻)は水溶性であるため、ほとんどを除去できる

 

 

デメリット
  • 分厚い座布団や布団類、クッション、ぬいぐるみは、洗っても中まで水流が当たらず内部にダニが残ってしまう
  • いずにせよ、生きているダニを全滅させることは出来ない

 

 

 

 

掃除機・布団クリーナー

 

家庭用の掃除機で吸い取って駆除する方法です。

 

近年、吸引力をウリにする掃除機が増え、布団クリーナーとしても活躍するものが増えました。

 

しかし結論から言えば、掃除機は「ダニ駆除効果は低い」のです。

 

特に布団やソファは、表面のごくわずかなダニしか吸引できません。

 

掃除機での吸引は、「生きたダニを除去する」のではなく「ダニの死骸やフンを除去する」方法です。

 

メインの駆除方法ではなく、あくまで他の方法と併用することを前提として行います。

 

 

効果
  • ごく一部のダニの捕獲
  • アレルゲン除去

 

 

掃除機を使用する際のポイント
  • 「100W以上」のパワーの強いもののほうが、吸引力が強いため捕獲数は高くなる
  • 軽いものを選ぶことで高い頻度で気軽に使用することができる
  • 「布団専用のヘッド」があるものを使用することで、まんべんなく吸引できる
  • 生きているダニは吸引に対して抵抗するため、先に他の方法で殺虫してから掃除機で吸引すると、死骸が効率的に除去できる

 

 

 

なお、布団クリーナーの中には

 

  • 温風機能
  • UVランプ機能
  • 布団たたき機能

 

のあるものがありますが、これらは「ダニを駆除する」というよりも「除菌・ハウスダスト除去」が目的であるため、駆除するための機能ではありません。

 

「生きたダニ」の除去が目的であれば、掃除機ではない別の方法を試しましょう。

 

 

メリット
  • ハウスダストや花粉、ダニアレルゲンを大幅に除去できる

 

 

デメリット
  • 表面にいる一部のダニしか除去できない(ほとんどのダニは布団の中や布地の毛につかまり吸引されない)

 

 

 

 

 

 

天日干し

 

布団やまくらなどを太陽光に当てて駆除する方法。

 

太陽光の熱で乾燥もできるため、昔から行われている駆除法です。

 

しかし効果があるのは、あくまでも「ダニを殺すほどの熱」であり、太陽光の「紫外線の殺菌力」ではありません。

 

ある程度の温度でなければダニの駆除は難しく、夏季だけの季節限定の駆除方法となります。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

駆除のポイント
  • 「50℃以上」になるよう、温度が上がらない場合は干している物を「黒い布」や「黒いシーツ」で覆い、中に熱がこもるようにする
  • ベランダや物干し竿に干しても温度が上がらない場合は、車のボンネットなどに置いて干す
  • 「黒い布」は使用可能だが、湿気がこもるような「黒いビニール」は使用できない
  • ダニを殺虫した後は必ず掃除機などで吸い取り、中に死骸を残さないようにする(アレルゲンとして残ってしまう)
  • 布団やクッション、まくらなどを叩くと、ダニの死骸が細かくくだけて中に入り込んでしまうため、強く叩かない

 

 

メリット
  • 天気が良ければ毎日でも行うことができる
  • お金がかからない
  • 頻度が高ければそれだけ防ダニ効果が得られる

 

 

デメリット
  • 50℃以上にならない状況では、ダニを駆除する効果はない
  • 死んだダニは別の方法で取る必要がある

 

 

 

 

 

 

ドライヤー

 

ドライヤーの熱を用いてダニを殺虫する方法です。

 

熱風は近くで当てれば「100℃近く」になるため、熱に弱いダニには効果てき面。

 

しかしこれはあくまで「直接当てた場合」であり、「表面にいるダニ」にしか効果はありません。

 

布団をドライヤーで熱し続ければ奥まで届くかもしれませんが、「発火する恐れ」も十分にありますので、現実的な方法とは言えないでしょう。

 

ダニ予防のために布団やぬいぐるみを乾燥させたいのなら、慎重に使用する必要があります。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

駆除のポイント
  • 温風を当てた部分が60℃以上になるように当てること
  • 殺虫を終えたら掃除機で死骸をしっかり吸い出すこと

 

 

メリット
  • 殺虫と乾燥が同時にできる
  • 手軽に毎日できる

 

 

デメリット
  • 発火の恐れがある
  • ドライヤーの風で死骸やフンなどの「ダニアレルゲン」が飛び散る可能性がある
  • 内部まで確実に殺虫できない

 

 

 

 

高温の車内を利用

 

夏場の「高温となった車内」を利用してダニを駆除する方法。

 

夏場に熱中症を起こすほど、車内は異常な温度となりますので、車内での駆除は条件としては悪くありません。

 

しかし結論から言えば「現実的ではない方法」です。

 

以下に挙げる条件をすべて満たさなければ駆除は難しいでしょう。

 

 

効果
  • 殺虫

 

 

駆除のポイント
  • 車内の温度が60℃以上であること
  • 布団や衣類など、駆除したいものを黒い袋に入れること
  • 天気が晴れて日差しが強いこと
  • 車内のダニ駆除を事前におこなっておくこと(車内のダニが持ち込んだ布団類に移ってしまう可能性あり)

 

 

メリット
  • 費用がかからない
  • 自宅でできる

 

 

デメリット
  • 条件が整わないと駆除できない
  • 駆除している間は車が使えない

 

 

 

 

駆除効果はないが、繁殖予防にはなる4つの方法!

では最後に、「駆除効果はないが繁殖予防には使える」という方法を4つ紹介します。

 

 

 

除湿器

 

残念ながら、除湿機では「布団や分厚いマットレス、畳の内部などに入り込んでいるダニ」に対しては何の影響もありません。

 

駆除だけでなく、予防の効果もあまり期待できないのです。

 

ですが、長く除湿し続けることで「繁殖を抑える」ことはできます。

 

これはダニ全般が「湿度60%以下の環境では繁殖できなくなる」からです。

 

理論上は「湿度50%程度を維持」し、「除湿し続ける」ことができれば、徐々にダニの数を減らすことができます。

 

 

効果
  • 繁殖の予防

 

 

駆除のポイント

室内だけでなく、布団類や畳の中の湿度も下げなければ、ダニはその中で繁殖し続けてしまいます。

そのため、ダニの生息してる場所もしっかりと除湿することが求められます。

 

 

メリット
  • 除湿し続けることでダニに嫌われる環境を作り、繁殖を抑制することができる

 

 

デメリット
  • 乾燥させにくい物の中のダニには効果はない
  • 年間を通して除湿し続けなければならない

 

 

 

 

アロマスプレー・アロマシート

様々なハーブの香りでダニを駆除する方法です。

 

「殺虫」目的ではなく、あくまで香りによる「忌避効果(遠ざける効果)」を期待するもので、殺虫後にスプレーしておくと予防ができます。

 

 

効果
  • 忌避・予防

 

 

メリット
  • 忌避ついでに良い香りを楽しめる

 

 

デメリット
  • 忌避効果のみであり、殺虫はできない
  • スプレーで湿度をもつと、逆に繁殖させる可能性がある

 

 

 

 

 

レモンアルコール

レモンの皮を用いて作る「レモンアルコールスプレー」もダニ予防になると言われています。

 

これはレモンに含まれる「シトラール」という成分が、「ダニが殺された時に発する成分」に似ていることから、これを「忌避剤」として利用するものです。

 

この成分をダニが感知すると「仲間が殺された」と勘違いをし、危険を察知して一斉に逃げ出します。

 

それにより「ダニがいなくなる」のですが、あくまで「いなくなる=忌避」であって、殺す効果はありません。

 

駆除後のダニ予防のためのスプレーとして使用しましょう。

 

 

効果
  • 忌避
  • 予防

 

 

レモンアルコールの作り方

用意するもの

  • 消毒用エタノール(濃度80%以上のもの)
  • レモン2個
  • スプレーボトル(アルコール使用可のもの)

 

 

作り方

  1. レモンの皮をむき、皮の表面にたくさんの切り込みを入れていきます。これは「成分がより出やすくするため」で、細かく刻んでも可能です。
  2. 皮をスプレーボトルに入れ、果肉を絞ったレモン汁も加えます。(果肉は入れないでください)
  3. アルコールを注ぎ入れ、良く振って混ぜます。
  4. 10分ほど待って成分が出てきたら完成です。

 

 

駆除のポイント

「忌避効果」は香りにありますので、香りを長続きさせるように定期的にスプレーしましょう。

 

 

メリット
  • 予防効果を得られる
  • ドラッグストアなどで安価に手に入る
  • レモンアルコールは香りが良い
  • 殺菌効果があるので、除菌や消毒にも使える

 

 

デメリット
  • アルコールの影響で触れたものが変質する可能性あり
  • 布団や衣類は、触れるとアルコールアレルギーが出る場合がある
  • レモンアルコールは、レモンの果汁が日光に当たると変色することがある
  • 香りがなくなれば忌避効果もなくなる

 

 

 

 

ファブリーズ

ファブリーズには「殺虫効果」も「忌避効果」もありません。

 

ダニ対策のためのスプレーではありませんので、ダニには効果がないのです。

 

しかし「アレルゲンが飛散すること」は防止できます。

 

 

効果
  • ダニアレルゲンの飛散防止

 

 

メリット
  • 「ダニアレルゲン」の舞い上がりを防ぐことで、アレルギー抑制になる

 

 

デメリット
  • 生きているダニは駆除も忌避もできない
  • かけすぎて湿度をもつと、繁殖の原因となる

 

 

 

 

オススメの方法まとめ!

一気に18種類の方法を紹介しました。

 

すでに説明のとおり、「生きているダニ」を退治するには、

 

  • 熱処理を施す(50℃以上で1時間、60℃以上で瞬時と言われている)
  • 乾燥させる
  • 殺虫成分をダイレクトにかける

 

の3つのうち、いずれかに当てはまる方法を試せばOKです。

 

ただし極力「殺虫成分」は使いたくありませんよね。

 

そのため、安全性も考慮すると「コインランドリーの乾燥機」がもっとも手っ取り早くダニを退治できます。

 

もし乾燥機に入れられないソファーなどのダニにお困りであれば、ダニ捕りシートを使って下さい。

 

我が家では布団やカーペット、ソファなど、すべての場所にダニ捕りシートを使っていますが、設置以来、ダニに悩まされることがなくなりました。

 

何度対策しても、ネコや犬が外からダニを連れて入るため本当に困っていましたので、これには救われました。

 

なお「ダニ捕りシート」は色々使ってきましたが、「ダニピタ君」が優秀かつコスパが高くてオススメです。

 

「ダニ取りシート」はどれも「3ヶ月ごとに新しいシートに替えなければならない」のが唯一のデメリット。

 

しかし布団の下に一枚しのばせるだけで、以来一度もダニに悩まされることがなくなりましたので、手軽さ・快適さを考えるとメリットのほうが断然大きいと思い使っています。

 

私と同様に、布団やカーペット、ソファのダニにお悩みの方には、ぜひお使い頂きたいと思える商品です。

 

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