カナヘビの捕まえ方と3つのコツ!罠で捕まえるよりもスピーディ!
こんにちは。
山奥の実家で20年、多くの虫や爬虫類と暮らしてきたアキラです。
「カナヘビを捕まえたいけど、なかなか捕まえられない!」と言う方に、
捕まえる際の3つのポイント
をご紹介します!
また、あわせて「カナヘビの罠」についても説明しています。
カナヘビを捕まえるときの3つのポイント!
では早速、カナヘビを捕まえる時のポイントをご紹介します!
カナヘビは寒さに弱く、体温が低下すると動きが鈍くなるという特徴があります。
これを逆手にとると、「寒い時間帯」や「涼しい時期」だと捕獲できる可能性がアップします。
時間的には「朝方」が気温が下がるのでオススメです。
しかも「暖かい日光」を求めて、草むらや水辺から出現する可能性も期待出来るのです。
なお、カナヘビは「冬眠する生き物」ですので真冬に捕まえるのは難しいです。
採取するのであれば春〜秋口を狙いましょう!
カナヘビを見つけたら、まずは逃げられないように網などで覆い被せるのが良いです。
その後網の上から「胴体」をそっと掴み、虫かごなどに入れてあげましょう。
なお、カナヘビを見つけたからと急いで手で捕獲しようとして、「尻尾」を力強く触ってしまうのはNG。
なぜなら、カナヘビは尻尾に触れられると「尻尾を自ら切って逃げようとする反応(防御反応)」を見せるからです。
尻尾は1度は再生しますが、それ以降は再生しません。
今後大事に育てていこう!と思うのなら、あまりカナヘビの身体に傷がつくようなことは避けましょう。
尻尾切りについて説明しています
>>カナヘビの生態が3分でわかる!種類や寿命,トカゲ・ヤモリとの違い,尻尾切り!
カナヘビも生き物なので、目を瞑ります。
余談ですが、カナヘビは「目の中心でまぶたを閉じる」のではなく、「下まぶたが上に上がって閉じる」ので、人間とは逆の動きをしています。
さてそんなカナヘビですが、よくみるとリラックスしている時に目をスッと閉じることがあります。
その瞬間は捕まえる大チャンスです。
手元に網が無ければ、とりあえず両手でパッとカナヘビを覆い被せましょう。
個体によっては全然警戒せずに、普通に手のひらに乗ってくるカナヘビもいます。
カナヘビを手のひらに乗せるには、片手で進行方向をふさぎ、もう一方の手でお尻をチョンチョンと触れてあげれば良いです。
上手くいけば、ふさいでいた手にスルスルッと登ってくれますよ!
理想の捕まえ方は?
個人的に考える、カナヘビの理想の捕まえ方についてです。
用意するものは
- 網
- 半分に切ったペットボトル(底側)
の2つです。
まずは網でカナヘビを完全に覆い被せましょう。
その後、半分に切ったペットボトルを「ちりとり」のような形で地面に添え、その中へ誘導するようにお尻をポンポンと刺激してあげます。
この時、強く尻尾を触ったりすると尻尾を切ってしまう可能性があるので注意しましょう。
この方法であれば、逃げられる心配も少なく、スムーズに捕まえられます。
カナヘビに罠を仕掛けると捕れる?!
カナヘビの罠と言えば、「ペットボトルにバッタやコオロギなどを入れて捕獲する!」という物があると思いますが、あれで捕まえるのは結構難しいと思います。
カナヘビが多く生息する場所は「草むらや水辺」などです。
その辺りにセッティングするということは、必然的に他の生物が誤って罠に引っかかることが多くなります。
また、ペットボトルで作る場合は地面に横向きに置きますが、ペットボトルを横向きに置くと、入り口までの高さが出てしまいます。
そのため、ペットボトルの入り口を地面に沿わすためには、ペットボトルの半分を地面に埋めないと難しいのです。
となると都会のアスファルトの上では難しく、やはり水辺や草むらなど「土」の上でしか罠を仕掛けられないのです。
なので、
- 仕掛ける場所が土の上である
- ほかの生物がひっかかってしまう
ということを考えると、カナヘビの「罠づくり」をするよりも、上で紹介した方法でサッと捕まえる方がスピーディで簡単だと言えます。
さいごに!
カナヘビの捕まえ方を紹介しました。
くれぐれも「尻尾の自切り」には気をつけて、丁寧に捕獲してあげましょう。
さて、カナヘビを捕まえたら次は『飼育』です!
カナヘビに関して色々紹介していますので、以下のページも参考にしてみて下さい!
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