安産祈願は戌の日以外でも良い!3割は「そもそも行かない」という時代

安産祈願は戌の日以外でも良い!3割は「そもそも行かない」という時代

『安産祈願は戌の日に行かなければならない』、なんてお考えではないでしょうか?

 

実は安産祈願は「戌の日」以外でも全く問題ありませんし、「そもそも3割の人は安産祈願に行っていない」という事実もあります。

 

このページでは、『戌の日以外で良いのかな…』と悩めるあなたへ

 

  • なぜ「戌の日に行く」と言われているのか?
  • 戌の日以外に行くことに問題ないのか?
  • アンケートで見えた、世間の「安産祈願への意識」

 

をまとめました。

 

ぜひ最後までお読みになり、安産祈願を「気楽なもの」として捉えて頂ければと思います。

 

 

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安産祈願はなぜ「戌の日に行くもの」とされているのか?

そもそも、なぜ「安産祈願は戌の日にいくもの」とされているのか?

 

犬は一度に多くの赤ちゃんを産み、かつ「お産も軽い」と言われることから、古くから「安産の守り神」として親しまれてきました。

 

そのため日本では、12日に一度回ってくる「戌の日」が、「安産を願う日」として定着したとされています。

 

愛知県の「伊奴神社(いぬじんじゃ)」も安産の神社として有名ですね。

 

 

 

ちなみに、安産祈願として最も相応しいとされているのが、妊娠5ヶ月目の「最初の戌の日」です。

 

なお、中には「六曜」を気にして『大安に行きたい』と拘る方もいらっしゃいますが、六曜はそもそも「神道(神社)や仏教の教え」ではありませんので、基本的には気にしなくて良いとされています。

 

※後に紹介するアンケート結果でも、六曜までを気にして日程調整する方は2割程度でした

 

 

 

戌の日以外に行くことに問題は無いのか?

結論から言うと、戌の日以外に行くことは全く問題ありません

 

つわりが酷い妊婦さんもいますし、仕事の都合などにより戌の日に合わせるのが難しい方も大勢いらっしゃいます。

 

そもそもで、「戌の日でなければならない」という厳密なルールはありません。

 

たとえば「初詣」に関しては、一般的には「正月三が日」にする参拝を言うのですが、「1月中の参拝」も初詣とするという考え方もあります。

 

さらに参拝の回数や規定などもなく、厳密に決まっているものではありません。

 

「安産祈願」も同じであり、一般的には「妊娠5ヶ月目の最初の戌の日」と言われていますが、

 

  • 「5月の他の戌の日」に行く人
  • 「5月の戌の日以外」に行く人
  • 「6月以降の他の戌の日」に行く人
  • 「6月以降の戌の日以外」に行く人

 

と多岐に渡っており、正式なルールはありません。

 

また神社やお寺での「御祓い・祈祷」に関しても、ほとんどの場所はいつでも受け付けています。

 

安産祈願は、文字通り『安産で無事産まれますように』と祈ることであり、それで体調を崩すようなことがあれば本末転倒。

 

体調や予定を第一に考え、無理せずに日程調整すれば良いのです。

 

さらにこの後説明するとおり、

 

  • 『体調が悪くて行かなかった』
  • 『そもそも行く習慣もない』

 

という方も3割以上いるため、あまり神経質に考える必要もありませんよ。

 

 

 

150人アンケート!「そもそも行かない人も多い」という現実!

『戌の日以外で大丈夫…』と言っても、実際みんなは戌の日に行ってるんじゃないの?

 

なんて疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで当サイトでは、150人に対して以下のとおりアンケートを取ってみました。

 

結論から言うと、

 

  • 戌の日以外に行った人:25%
  • 行ってない(行けなかった)人:27%

 

ということで、50%の人は「戌の日」に縛られていないということが分かりました。

 

もしも『皆が戌の日に行ってそうだから…』とお考えであれば、もう少し気楽に考えてみても良いのではないでしょうか。

 

 

アンケート内容
  1. 安産祈願には行ったか?
  2. 戌の日に行ったか?
  3. なぜ「上記の日程」で行くことにしたのか?
  4. 大安・仏滅など「六曜」も気にしたか?
  5. 腹帯は持参したのか?神社で買ったのか?
  6. 御礼参りは行ったか?

 

■回答者の分布■
webにて女性150人に対して投票を募った結果、以下の方より回答頂きました。

・20代:16人
・30代:72人
・40代:42人
・50代:16人
・60代:4人

 

 

 

1.安産祈願には行きましたか?

選択肢

回答数

回答割合

行った

91

61%

行った時もあれば、行かなかった時もある
(複数回経験者)

18

12%

行っていない

41

27%

 

この答えから分かるのは、4割の方は「必ずしも行っていない」ということです。

 

ただしこの後説明のとおり、中には「行けなかった」という方もいらっしゃいます。

 

 

 

2.いつ行きましたか?

選択肢

回答数

回答割合

5ヶ月目(最初の戌の日)

18

12%

5ヶ月目(最初以外の戌の日)

47

31%

5ヶ月目(戌の日以外)

28

19%

6ヶ月目以降(戌の日)

7

5%

6ヶ月目以降(戌の日以外)

9

6%

そもそも行っていない

41

27%

 

この答えを見ると、一般的に言われている「5ヶ月目の最初の戌の日」に行く人は、12%とかなりの少数派です。

 

ただし、厳密ではないにせよ「戌の日」に調整して行っている人は、計48%と約半数いらっしゃることも分かりました。

 

 

 

3.なぜ上記のような日程となったのか?

人それぞれ理由がありますので、一部をご紹介します。

 

行った人(戌の日)
  • そういう行事は大事にするほうだから、きっちりと行った。
  • 縁起ものなので、行くといいとされている日に行きたかったから。
  • 仕事も辞めて時間に余裕があったので戌の日に行ってきました。
  • 最初の子は戌の日で夫婦で行ける日に行った。
  • 日本の伝統的な行事なので、最初の戌の日に行こうと思った。
  • どうせ行くなら戌の日に行きたいと思った為。
  • 忘れましたが、義母の言うとおりに行きました。
  • 体調と相談し、6か月以降になりましたが戌の日に行きました。

 

 

行った人(戌の日以外)
  • どの日に行っても変わらないと思ったので。
  • 仕事の都合で戌の日に行けなかったため。
  • あまりこだわらなかった為。
  • 旦那の休みに合わせたため。
  • 戌の日は混雑していそうだったから。
  • 戌の日にこだわらず、5ヶ月の家族が揃う週末にしたので。
  • 家族の厄払いと一緒にするため、戌の日関係なく家族の都合のいい日に行ったため。

 

 

行かなかった人
  • 特に行く必要を感じなかった。
  • 行かないほうが安心。
  • つわりで行けず、親に祈願に行ってもらいました。
  • 安産祈願に行く元気がありませんでした。
  • 行くものだと思わなかったから。
  • すっかり忘れていたから。
  • 興味がなかった。
  • 神頼みはしないから。
  • 面倒である。
  • 厄年などもそうですが、そのようなことをしない習慣だから。
  • 宗教上の理由で。

 

「行かなかった」人の中にも、「行けなかった人」「行こうと思わなかった人」がいることが分かります。

 

安産祈願に限らず、『そもそも神などを信仰しない』という方も大勢いらっしゃいますので、特別な結果でも無いと言えますね。

 

 

 

4.大安・仏滅など「六曜」は気にしましたか?

選択肢

回答数

回答割合

気にした

21

19%

気になったが、行ける日を優先した

11

10%

気にしなかった

77

71%

※「安産祈願に行かなかった」を省く109人が対象

 

六曜まで気になる方も3割いらっしゃいましたが、多くの方は「気にしない」「戌の日であれば十分」という考えでした。

 

 

 

5.腹帯は持参しましたか?

『腹帯はどうしたら良いの…』と気になる方も多いと思いますので、あわせて質問してみました。

 

選択肢

回答数

回答割合

持参して祈祷してもらった

28

26%

お腹に巻いて行った

18

17%

神社・寺で買った(貰った)

40

37%

その他(忘れたなど)

23

20%

※「安産祈願に行かなかった」を省く109人が対象

 

 

 

6.お礼参りは行きましたか?

「御礼参りは行くべき?」という疑問も多いので、念のため聞いてみました。

 

選択肢

回答数

回答割合

行った

33

30%

お宮参りも合わせて行った

40

37%

行っていない

36

33%

※「安産祈願に行かなかった」を省く109人が対象

 

出産後も体調が優れない人や、バタバタと忙しい毎日を送る中で、「御礼参りには行かなかった」という人が3割いらっしゃいました。

 

お礼参りは 「生後100日を祝う“お食い初め”」 の時期に行くのも良いですし、無理せず行ける日を調整すれば良いでしょう。

 

 

 

まとめ!

「戌の日以外の安産祈願」について説明しました!

 

「戌の日以外に行く人」は25%、そして「そもそも行かない(行けない)人」も27%ほどと、半数は「戌の日の安産祈願」をしていません

 

神社・寺においても、戌の日以外でも祈祷の受付をしていますので、あくまでも「体調第一」の考えで、無理せず行ける日に調整しましょう。

 

 

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